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アクアGRスポーツの試乗記(走り・加速性能)実燃費は20km/L程度

トヨタ「アクアGRスポーツ」を実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。

アクアGRスポーツの運転席画像

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アクアGRスポーツの走行性能

アクアGRスポーツを早速試乗させて頂きました!まず乗ってみて感じることは、インテリアがスポーティーに作り込まれているので、ワクワク感が凄くこみ上げてきます。

運転する時の気持ちって凄く大事ですよね。決して高いスポーツカーではありませんが、チープな感じもないので、作り込みがしっかりされていると感じました。

GRスポーツと言ってもアクアなので、走り出しはモーターが稼働して大人しく静かに加速します。この走り出しはスポーティーな出で立ちとのギャップを感じます。

ディーラーを出ると市街地道路なので、40km/h~50km/h位での走行なのでストレスなく快適で静かな走行を楽しむことができます。

大きな国道に入り、集団の先頭を走行するシーンでは、アクアのシステム最高出力100PSの非力さを若干感じることとなり、少し物足りないと思います。おそらくですが、このパワーでは急坂の登坂走行やのぼりのワインディングでは難があるかもしれません。

実際に跨線橋を超える時に上り坂になりましたが、アクセルを踏み込んでエンジンをしっかり回さないと加速しませんでした。アクアGRスポーツはノーマルのアクアよりも車重が20㎏くらい重くなっているので、それも若干影響しているのだと思います。

アクアGRスポーツのメリットでもある高剛性ボディーの旨みはしっかり感じられます。それはハンドリングです。剛性がしっかりしているので、ハンドリングが意のままにレスポンスよく反応してくれます。

また専用サスペンションチューニングなので、足回りも丁度良い固さになっているのでヤンチャな走りをする時でもしっかり地面に食いついてくれる足回りのコンディションになっています。

ハンドリングと足回りが良いので、パワーが非力な面は相殺できるくらい、乗っていて楽しい車でした。GRスポーツの中でも17インチパッケージになるとFrが20mmダウンするので、さらに面白い走りができると思いますよ。

ノーマルのアクアにも乗ったことがありますが、同じパワートレインを積んでいながらも、全く別物の車と考えた方が良いくらい、乗り心地ははっきりと違いが出ていました。

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アクアGRスポーツの安全性能

アクアGRスポーツの安全性能は「トヨタセーフティーセンスC」が搭載されており、レーザーレーダーと単眼カメラの2種類の目で、事故の回避や被害軽減を支援しています。

どの様な機能が付いているかというと、主には「プリクラッシュセーフティーシステム」や「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」「ドライブスタートコントロール」などがあります。

「プリクラッシュセーフティーシステム」はレーザーレーダーと単眼カメラによって低速から高速までの幅広い速度域で車両などの障害物を検知します。

障害物と衝突の可能性があると判断した場合、警報を発して回避操作を促します。警報ブザーが作動している時にブレーキ操作を行うと、強力なブレーキアシストが作動します。

ブレーキを踏めなかった場合でも10km/h~80km/hの幅広い速度域で作動して衝突回避・被害軽減を支援するのです。

「レーンディパーチャーアラート」は道路の線をセンサーで認識します。ウィンカー操作をしないで車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示で警告します。居眠りやわき見運転をした際に効果的に機能します。

「オートマチックハイビーム」はハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートします。切り替え忘れを防ぐほか、手動操作の煩わしさも軽減します。

「ドライブコントロール」は踏み間違い防止機能で、シフト操作時における急発進を抑制し、衝突時の被害軽減に貢献します。

トヨタセーフティーセンスCの様々な機能により、万が一のシーンでも衝突回避や被害軽減に役立っています。

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アクアの燃費・実燃費

今回試乗したアクアGRスポーツの試乗時の燃費は、約7kmの走行距離で18.6km/Lでした。私以外のオーナーさんが普段乗っている平均燃費なども気になる所ですね。

今回はカタログ燃費と比較しながら以下で見ていきたいと思います。

(km/L)LG“GRスポーツG“GRスポーツ17インチパッケージ
2WDJC0838.034.434.434.434.4
実燃費21.020.620.620.020.0

アクアは全グレードでパワートレインが同じなので実燃費も大きな差がなく、20~21km/Lです。若干の燃費差は車両重量によるもので、一番軽いLが一番燃費が良くなっています。

今回私が試乗した際は18.6km/Lでしたが、同グレードのアクアGRスポーツは20.0km/Lです。

カタログ上のJC08モード燃費では34.4km/Lとなっていますが、大きく下回る結果となっています。

燃費を重視して乗るのであれば、モードスイッチを常に「エコモード」にすることで、燃費優先の走りに制御してくれます。アクセル操作に対する駆動力とエアコンの消費電力などを省エネ化することで、燃費を向上させることもできるのです。

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アクアGRスポーツの試乗記まとめ

アクアのトヨタGRスポーツは価格以上にエクステリアとインテリア装備の造りこみのレベルが高く、足回りにも文句の付け様がないくらい良い車でした。ただパワー不足に関しては様々なシーンでストレスに感じることはありそうです。

コンパクトハイブリッドカーという元々手を出しやすい価格帯のアクアなので、チューニングしているGRスポーツも、ノーマルアクアを購入する際には候補に入りやすいグレードなのではないかなと思います。

スポーツカー好きの男性にはおススメ、コンパクトなので女性でも安心して運転することができると思います。今回アクアGRスポーツに興味を持った方は是非トヨタのお店に足を運んでみて下さい。

*アクアGRスポーツの展示・試乗しているディーラーが少ないので、事前に確認をしてから見に行くことをおススメします。

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