ホンダ

新型CR-V・EX(外観・内装の評価)5人乗り・2列目の後部座席は広々

ホンダ・新型CR-V・EXの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。

CR-V・EXの全体画像

2018年8月に5代目となるCR-Vが発表されました。

CR-Vはヴェゼルのヒットに吸収される形で2016年3月に発売を終了していたため、今回の新型発表は約2年5か月ぶりとなります。

今回の新型CR-Vは10代目のシビックで採用している新世代プラットフォームへ刷新しており、パワートレインではハイブリッドをCR-Vに初めて導入しています。

ホンダのSUVは人気車種のヴェゼルがありますが、CR-Vとの差別化もしっかり行われており、その差別化の1つとしてCR-Vのガソリンモデルには3列シート7人乗りの設定があります。

スクランブルで3列目を使用できる様になっている点はヴェゼルとの大きな差別化だと思います。

室内も後席の足元スペースの拡張や荷室の広さなど注目すべきポイントが目白押しです。

今回は2年5か月ぶりに販売するCR-Vの魅力を自分の目で確認したかったので、ホンダのお店に足を運んできました。

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試乗車はCR-V(EX)

CR-V・EXのインパネまわり

今回試乗させて頂いたCR-VはガソリンモデルのEXというグレードです。

このグレードはガソリンモデルのベースモデルとなっていますが、ベースモデルと言うのは名ばかりで十分すぎる装備が装着されています。

装備の一例を見てみると、7インチディスプレイのホンダインターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器、LEDヘッドライト、電子制御パーキングブレーキ、運転席8ウェイパワーシート、運転席4ウェイ電動ランバーサポート、シートヒーター、18インチアルミホイール、パドルシフトなど、普通は上級のグレードにしか付いていない装備が装着されています。

走行性能をみてみると、CR-Vのガソリンモデルはエンジンが1.5LでVTECターボを搭載しています。

CR-V・EXの後方画像

最高出力は190PS/5,600rpm、最大トルクは24.5kgf・m/2,000‐5,000rpmです。VTECターボを搭載しているので、低回転で太いトルクを発揮できる様になっています。

一方ハイブリッドモデルはエンジンが2.0Lでスポーツハイブリッドi-MMDを搭載しています。

走行用モーターの最高出力は184PS/5,000-6,000rpm、最大トルクは32.1kgf・m/0-2,000rpmです。

エンジンは最高出力147PS/6,200rpm、最大トルクは17.8kgf・m/4,000rpmで3.0L並みの加速と革新の燃費性能を実現したハイブリッドシステムです。

今回試乗したCR-Vのボディーカラーは、クリアな輝きの中に深みがある「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」でした。

CR-V・EXのヘッドライト

他にも5色のカラーがあり全6色となっています。

ホンダのSUVの中では上級車種という位置づけのCR-Vなので、ボディーカラーはどれも落ち着いたカラーになっています。

今回試乗されて頂いたガソリンモデルの「EX」の価格は5人乗り4WDで3,446,280円でした。

CR-Vはパワートレインや駆動方式、乗車人数によって価格が細か設定されているので見ておきましょう。

駆動乗車ガソリン(ターボ)ハイブリッド
EXEXマスターピースEXEXマスターピース
2WD5人323万359万378万414万
7人342万381万
4WD5人344万380万400万436万
7人363万403万

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CR-V(EX)の外観(エクステリア)

CR-V・EXの全体画像

CR-Vのエクステリアは今までのCR-VよりもさらにSUVらしいタフな雰囲気を前面に打ち出した力強いフォルムになっています。

フロントマスクはホンダらしいつり目のLEDヘッドライトにメッキグリルとハニカムグリルの2段式になっていることで、重心をより低く見せる効果を狙っているでしょう。

重心が低いことでCR-Vの印象もタフなだけではなく、スポーティーなエッセンスを加えられていますね。

CR-V・EXのボンネット

運転席から見ると、ボンネットが水平に近い形状になっているので、ノーズが長いCR-Vでも鼻先が分かりやすくなっており、運転が苦手な方でも前の車両感覚がつかみやすくする工夫をしているそうです。

CR-V・EXのリアデザイン

CR-V・EXの後方画像

リアデザインはガラスエリアを小さくすることで、スピード感を演出し、スポーティーな印象をより強く与えています。

CR-V・EXのリア、コンビネーションランプ

リアのコンビネーションランプはボディーラインに沿って3方向にシャープに延びたデザインでSUVの力強さをアピールするパーツになっています。

CR-V・EXのマフラーまわり

リアのテールゲートスポイラーとドアロアガーニッシュのシルバー加飾もスポーティーです。

CR-V・EXの横側画像

サイドはドアパネルの面積を大きくしており、対してガラス面積を小さくすることでスピード感を演出しているそうです。

後部窓がリアにいくにつれて小さくなっており、リアエンドは切り込みが入っているので風の流れ感じます。

CR-V・EXの18インチ・アルミホイール

CR-V・EXのアルミホイール

アルミホイールは18インチの切削加工を施した大径ホイールで、細部まで緻密に造りこまれています。

今回試乗したCR-VはグレードがEXなので、本来は電動パノラマサンルーフとハンズフリーアクセスパワーテールゲートは装備されていませんが、オプションセットでこの2つを付けていました。

このオプションどちらか1つを装備することはできず、両方セットで装備しなくてはいけないそうです。

電動パノラマサンルーフはスイッチ一つで天井が開放して、広大なサンルーフが出現します。

ハンズフリーアクセスパワーテールゲートもキーを携帯してリアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートを開閉可能にします。

両手が塞がっている時はとても便利ですね。

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CR-V(EX)の内装(インテリア)

CR-V・EXの運転席画像

内装色は基本ブラックとなっていますが、EXマスターピースのみブラウンの本革シートを選択することが可能です。

今回はEXでしたので、ブラックのファブリックシートになっています。

電動8ウェイパワーシートと4ウェイ電動ランバーサポートが付いているので、自分の姿勢にあったポジションを細かく調整でき、さらに繊細なフィット感で腰の疲労も軽減してくれます。

さらに寒い日にうれしい3段階調整付のシートヒーターも運転席と助手席に装備されています。

CR-V・EXのセンターパネル

センターパネルの配置は上部からホンダインターナビ、中段にエアコンのコントロールパネル、下段にシフトレバーと電子制御パーキングブレーキの順です。

CR-Vはナビゲーションシステムが標準装備で付いているので、後付けやオプションで付ける必要がありません。

スマートフォンの様な操作感で、多彩な情報を通信費無料で利用できる「リンクアップフリー」にも対応しています。

リアワイドカメラやETC2.0車載器も標準装備になっているので、あとはフロアマットだけ購入してあげたらスグにでも乗り出すことができますね。

CR-V・EXのハンドル

CR-V・EXのハンドル

ステアリングは本革巻きの3本スポークになっており、ソフトなレザーで手に馴染む、握りやすいグリップです。

CR-V・EXのメーター

メーターはデジタル表示で斬新なデザインのメーターです。

左サイドに水温計、右サイドに燃料計、センターには扇形のデザインのディスプレイになっており、デジタルスピードメーター、タコメーター、インフォメーションが表示されています。

CR-V・EXの後部座席

CR-V・EXの後部座席

続いて後部座席ですが、乗り込む瞬間から他のSUVとの違いを感じます。

リアドアはほぼ直角に開き、乗り降りしやすくなっており、シートから車外までの距離を短くしたことで裾の汚れにくさも配慮されています。

今回試乗したCR-Vは5人乗り仕様でしたが、リアシートは広々していました。

CR-V・EXの後部座席側のエアコン送風口

体が大きな私でも窮屈ではありません。

座面も背もたれもゆとりあるサイズを確保しており、サイドサポート部は厚みを持たせているのでホールド感もアップしています。

2列目を使用せず荷物をたくさん積む時も便利です。

2列目のシートを倒すのはワンアクションで操作できるので手軽です。

嬉しいのはラゲッジスペース側からでも同じくワンアクションで操作できることです。

リアゲートを開いて両サイドにノブがついています。

CR-V・EXの荷室(写真は7人乗り)

CR-V・EXの荷室画像(2列目使用時)

CR-V・EXの荷室(3列目 収納時)

ラゲッジスペースは2列目を使用した状態でも大きなトランクバック3つくらいは積むことが出来るスペースを確保しています。

CR-V・EXの荷室(3列目と後部座席の片側収納時)

CR-V・EXの荷室(後部座席 格納時)

開口部が低いので積み込みもスムーズにできそうです。

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