日産

日産GT-R2017(外観・内装の評価)後部座席は窮屈、運転席の乗り心地は最高

日産GT-Rの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。

今回試乗したのは2016年にマイナーチェンジをして2017年モデルとなった日産GT-Rです。

以前はスカイラインGT-Rとして販売されていましたが、2007年からはGT-Rとして販売されるようになり、1つ車種として独立しました。

GT-Rの全体画像

毎年新しいバージョンのモデルを出し続けていますが、2017年モデルはインテリアとエクステリアの改良が一番目立つモデルです。

価格も1000万円の大台に乗っているスーパーカーで、走行性能にこだわりを持った人達からは常に注目を集めている車なのです。

そんなGT-Rに35歳以上ならば試乗ができると言うことを聞きつけ、遥々横浜にある日産グローバル本社ギャラリーへ足を運んできました。

GT-Rの試乗運転レポへ

試乗車はGT-R・プレミアムエディション

今回試乗したのは、日産GT-R2017年モデルです。グレードは「GT-R プレミアムエディション」で価格は11,705,040円です。V6エンジンの4WDで3800cc、最高馬力は570PSと流石はスーパーカーと言ったところです。

他にもグレードは3種類あります。気になるグレードと価格は以下の表の通りです。

(万円)ピュアエディションブラックエディションプレミアムエディショントラックエディション
エンジニアbyニスモ
販売価格996万1186万1170万1369万

ピュアエディションのみが唯一1,000万円未満で買えるグレードですが、BOSEサウンドシステムやバックビューモニター、チタン合金マフラーなどがついておらず、シートもレカロで無かったり、シートヒーターが無かったりと装備面で無い物が多いです。

また、エンジニアbyニスモは1369万円と最高値です。このグレードはGT-Rが持っているポテンシャルを追求する為にニスモが手掛けた特別な車で、GT-Rのフォルムをそのままにしてニスモのボディ剛性と足回りを融合させています。

主な違いは・専用ポンディングボディ・専用サスペンション・専用レイズ製アルミ鍛造ホイール(20インチ)・専用拡幅フロントフェンダー・専用拡幅フロントプロテクター・専用タイヤ・専用スタビライザー・カーボン製フィニッシャーが付いています。

ある程度の装備が付いていれば、そこまでニスモには拘らないよという方は、今回試乗したプレミアムエディションがおススメです。

GT-Rを中古車検索

GT-R・プレミアムエディションの外観

エクステリアは文句のつけようがありません。フロントデザインは日産ではお馴染みのVモーショングリルが目立っています。このグリルのデザインにはきちんと役割があり、エンジン出力の向上に合わせて冷却性能を上げるための整流作用を伴っているのです。

GT-Rの正面画像

開口部の大きなグリルも従来の優れた空気抵抗とダウンフォースを維持しています。

2015年モデルと比較するとこの開口部が大きくなったのは一目瞭然ですが、これも冷却性能を上げるためです。

サイドシルが微妙にうねっていますが、これが下に入った空気がボディーを押し上げようとするので、上手く後ろまで押しだす効果を持っています。

サイドアウトレッドがリアバンパーについているのも今回の新しい形状になっています。

GT-Rの横画像

リアはスカイラインからのトレードマークでもある丸目の4灯が格好いいですねよね。

この4灯のスカイラインにいつかは乗りたいと子供のころから憧れていたのを思い出します。

GT-Rのリア画像

マフラーも太めの径で先端はチタン製です。

4本出しになっている所がスーパーカーらしさを感じますね。

2分割式のリアディフュ-ザ-も良いアクセントになっており、重厚感を与えています。

アルミホイールはレイズ製の20インチブラックコート+切削光輝を装着しています。

ゴツイフェンダーに20インチがしっかりマッチしていています。

GT-Rのタイヤ画像

GT-Rのエンブレムがサイドに2つとフロントに1つ、リアに1つ付いています。

エンブレムなんて無くてもGT-Rと一目みれば分かりますが、エンブレムが付いていることで改めてGT-Rの伝統の重さをヒシヒシと感じることができます。

GT-Rを中古車検索

GT-R・プレミアムエディションの内装

スーパーカーはロングドライブに耐えられない車も多いですが、GT-Rは快適さにも重きを置いています。

運転席はスポーツ走行でのサポート性も高いですが、快適な乗り心地も両立しています。

GT-Rの助手席画像

助手席はリラックス性をより重視しており、ホスピタリティに配慮してセンタークラスター側面に本革パットを付けています。これにより乗っている人が包まれていると感じる効果をもたらせています。

内装はとにかく革をふんだんに使っています。

今回試乗したGT-Rはボディーカラーと同系色「ダンZ」(オレンジ)で上手くまとめられています。

このオレンジが明るすぎず、淡いオレンジなので心地よい気持ちにしてくれます。

GT-Rの後部座席

コンソールベースには軽量でかつ剛性に優れたカーボンを用いているので、実用性のみに留まらず、走っている時の気分を上げてくれます。

パネルにはクロムメッキ処理が施されているので上質感もしっかり保持されており、プレミアムな空間になっています。

GT-Rのコンソールボックス

全体的に見て、本革とカーボンのマッチングが素晴らしい仕上がりになっていると思います。

ハンドルは手にしっくりくる大きさで、小さすぎ、軽すぎず扱いやすい仕上がりです。

ハイパワーマシンを運転するには軽いハンドルでは運転しにくいですが、このハンドルは微妙な調整がしっかり考えれています。

GT-Rのハンドル

メーターは真ん中にタコメーターを配置して、両サイドにスピードメーターとシフトポジションを表示しています。

メーター内はゴチャゴチャしていないので非常に視認性が高いです。

GT-Rのメーターまわり

本来メーターに設置すべき、ブースト計やエンジン油温計、水温計を全てセンターに付いているマルチファンクションメーターにまとめています。

様々な情報の中から、その時々の走行状況に応じて、必要な情報を選択しカスタマイズさせて表示することができます。

また、マルチファンクションディスプレイはCDやDVDの再生機能や、約2000曲分のミュージックボックス、ルート検索をすることだってできるのです。

GT-Rのモニターまわり

今回試乗したグレードにはBOSEサラウンドシステムを搭載しており、クリアで迫力のある低音が前方に伝わります。

ウーファーはリアセンターアームレストに前向きに配置し、トランクスペースをスピーカーエンクロージャーとして利用する画期的な構造になっています。

GT-Rの後部座席

リアは2名乗車可能ですが、大人4名で乗ることはかなり困難です。

また大柄な人が運転する場合は、シートを後ろまえ下げるので、リアシートに座っても足を床に付けるのは困難だと思います。

4人で乗るのは実用的ではありませんね。

↓運転した感想はこちら

 

※ガリバーで非公開在庫が探せます。

メーカー別・試乗レポート一覧へ移動します。
トヨタホンダ日産スズキダイハツスバルマツダ三菱

ピックアップ記事

  1. 新型ジムニーXC(外観・内装の評価)乗り心地は良くなったけど後部座席は狭い
  2. スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様
  3. N-VAN+スタイルFUN(外観・内装の評価)フルフラットな荷室で車中泊にも◎
  4. トコットX“SAⅢ”(外観・内装の評価)死角が少なく視界良好で運転しやすい
  5. カローラスポーツ・ハイブリッドG“Z”(外観・内装の評価)後部座席は狭い

関連記事

  1. エルグランドの運転席画像

    日産

    エルグランド350ハイウェイスターの試乗記(走り・加速性能)実燃費は6.8km/L程度

    日産エルグランド350ハイウェイスターを実際に試乗運転してきた感想を書…

  2. セレナe-POWERハイウェイスターVの外観画像

    日産

    セレナe-POWERハイウェイスターV(外観・内装の評価)3列目もゆったり広い

    日産e-POWERハイウェイスターVの外観と内装を見てきたので画像つき…

  3. エルグランドの全体画像

    日産

    エルグランド350ハイウェイスター(外観・内装の評価)3列目まで広くてゆったり

    日産エルグランド350ハイウェイスターの外観と内装を見てきたので画像つ…

  4. 日産リーフの全体画像

    日産

    旧型リーフSの外観・内装レポ(写真あり)長時間走行でも疲れが少ないシート

    日産・旧型リーフSの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。…

  5. 新型リーフのの運転席

    日産

    新型リーフGの試乗記(走り・加速性能)アクセルON/OFFだけで運転

    新型日産リーフGを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。…

  6. セレナの画像

    日産

    新型セレナ・ハイウェイスター(外観・内装の評価)広さ、乗り心地は?2列目ゆったり

    日産セレナハイウェイスターGの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介…

最近の記事

  1. ザ・ビートル「デザインマイスター」試乗記、スムーズな加速でキ…
  2. VWビートル(外観・内装の評価)後部座席は窮屈、荷室は難あり…
  3. RAV4アドベンチャー2.0L試乗記(走り・加速性能)静かで…
  4. RAV4(外観・内装の評価)後部座席、荷室ともにゆったり広々…
  5. スペーシアギア試乗記(走り・加速性能)ターボとパドルシフトで…

最新!試乗レポ

  1. ワーゲン・ビートルの全体画像
  2. 新型RAV4の全体画像
  3. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像
  4. ホンダ「インサイト」EXの全体画像
  5. MINIクロスオーバー・クーパーDの全体画像
  1. カムリ・ハイブリッドの画像

    トヨタ

    カムリ・ハイブリッドG(外観・内装の評価)後部座席は大人3人でも広い
  2. ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの外観画像

    ホンダ

    ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EX(外観・内装の評価)後部座席は窮屈さな…
  3. CX-5の全体画像

    マツダ

    新型CX-5・XDプロアクティブ(外観・内装の評価)5人フル乗車でもゴルフバック…
  4. 86

    トヨタ

    トヨタ86・GTリミテッド(外観・内装の評価)後部座席は何とか2人座れる広さ
  5. レガシィーアウトバック・リミテッドの全体画像

    スバル

    アウトバック・リミテッド(外観・内装の評価)後部座席は広く、横幅もゆったり
PAGE TOP