ホンダ

ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの試乗記(走り・加速性能)クルーズコントロールで停止もできる

ホンダ「ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EX」を実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。

ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの運転席画像

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ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの走行性能

早速ステップワゴンに乗ってみます。実は5代目がフルモデルチェンジをした時に1,500ccのVTECターボエンジンのステップワゴンには乗ったことがあり、好印象であったことを覚えています。

今回はその時の走行フィールと比較しながら試乗したいと思います。

ステップワゴンの1,500ccのVTECターボは走り出しが軽快な印象がありましたが、ハイブリッドはそれを上回る走り出しです。

ハイブリッドはEV走行が多くなるので、より高度な遮音性を求められますが、見事に静かな走りを実現してくれています。

今回試乗したハイブリッド「G・EX」は他のグレードには入っていないパフォーマンスダンパー入っているので、余計な振動をしっかり減衰して乗り味が上質に仕上がっています。

信号待ちからのスタートで静かに走り出してスムーズに加速する様は、まるで高級セダンに乗っているかのような、数ランク上の走行フィールを感じます。

アクセルを踏み込めばエンジンとモーターの併用で太いトルクを得られて気持ちいい加速を体感できるのもモーター走行の醍醐味ですね。

走行レンジは「D」レンジを主に使用しますが、「S」レンジに入れて走行すると更に力強い走りを得ることができます。

「S」で実際走ってみると、走り出しからエンジンが回り回転数を高めに持っていきながら力強く加速します。

アクセルをベタ踏みしなくても高い回転数で走行するので、加速はメチャクチャいいですね、ただ燃費はかなり悪くなります。

ステップワゴンは車高が高いのでカーブや右左折時のロールが多いと思う方もいると思いますが、重心がかなり低めになっているので、カーブでも路面に張り付くように踏ん張ってくれるので乗りやすいです。

今回は国道の走行であったのでACC(アダプティブクルーズコントロール)を使用することができました。

前車追従のクルーズコントロールは一般道でも十分使用できる性能です。信号で引っかかる時もきちんと前走車に合わせて停止してくれますので楽ですね。

走行してみた感想はとにかく静かで早い(加速が良い)という印象です。2,000ccのハイブリッドですが、実際に乗った感じは3,000ccのガソリン車にも対抗できる様な上質は走りを持ち合わせた車に仕上がっていると感じました。

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ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの安全性能

ステップワゴンにはホンダの安全運転支援システム「ホンダセンシング」が装備されており、先進の安全技術でより高い安心と快適をもたらせてくれます。

ホンダセンシングはミリ波レーダーと単眼カメラにより、車両や歩行者を検知し、衝突の危険がある場合にマルチインフォメーションディスプレイの表示やブザーで警告してくれる「衝突軽減ブレーキ」が付いています。

緊急時には警告のみならず、自動で強いブレーキをかけて衝突回避や被害軽減を図ります。

長時間の高速走行には「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール」(ACC)が最適です。前走車がない場合は設定速度で走行し、前走車がある場合は自動で加減速をし、適切な車間距離を保ってくれます。

前走車が渋滞などで停車した場合は、自車もそれに合わせて停車してくれるので、渋滞時の運転も楽になりますね。

「ホンダセンシング」には他にも「路外逸脱制御機能」や「車線維持支援システム」で走行路から外れない為のサポート機能や、「先行車お知らせ機能」や「標識認識機能」「誤発進抑制機能」などが付いています。

さらにオプションで、4つのカメラで走行と駐車を支援する「マルチビューカメラシステム」や、バック駐車や縦列駐車のハンドル操作を自動でアシストする「スマートパーキングシステム」を付けることもできます。

「スマートパーキングシステム」はハンドルが自動で回り、駐車時の運転操作をアシストしてスムーズな操作を実現してくれます。これならば駐車が苦手な方でも安心してドライブに出かけることができますね。

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ステップワゴンの燃費・実燃費

ここからはステップワゴンの燃費について見ていきましょう。ステップワゴンの1,500ccターボと2,000ccハイブリッドの燃費がどうなっているのか、気になりますよね。

気になるJC08モード燃費とインターネットの口コミやサービスマンの情報を元にして出した実燃費をここで見ていきましょう。

(km/L)ガソリン車
BホンダセンシングGホンダセンシングG・EX
ホンダセンシング
スパーダ
ホンダセンシング
スパーダ・クールスピリット
ホンダセンシング
FFJC0817.016.216.216.015.4
実燃費12.011.311.311.311.3
4WDJC0815.415.415.415.015.0
実燃費11.011.011.010.810.8
 燃費スパーダハイブリッド
BホンダセンシングGホンダセンシングG・EX
ホンダセンシング
FFJC0825.025.025.0
実燃費15.415.415.4

ステップワゴンは1,500ccターボでJC08モード燃費が15.4~17.0km/L(FF)で実燃費が11.3~12.0km/L位になっています。燃費達成率は70%以上あるのでガソリン車の割には燃費がいい印象です。

一方のハイブリッドはJC08モード燃費が25.0km/Lで実燃費が14.4km/Lです。燃費達成率は61.6%と若干低めです。

今回試乗した距離は約6kmで平坦な国道がメインの走行でしたが、「S」モードでエンジンをかなり回してしまったりして、平均燃費は12km/Lでした。ハイブリッドなのでもう少し頑張って欲しい所です。

ステップワゴンを実燃費で比較すると、ガソリン車は11.3~12.0km/Lでハイブリッドが14.4km/Lで、両車の差は2.4~3.1km/Lしかありません。

ハイブリッドとガソリン車の価格差は一概には言い切れませんが、ステップワゴンの場合は50万円くらい差があります。これだけの価格差があって、この燃費差だと「ハイブリッドじゃなくてもいいのでは?」と思ってしまいます。

ハイブリッドを燃費とコストで見ている方はステップワゴンを買う際には要注意ですね。モーターでの走行の気持ち良さや走行時の静粛性を求めている方はおススメできると思います。

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ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの試乗記まとめ

今回はステップワゴンハイブリッドに試乗させて頂きました。ミニバンでハイブリッドだとパワーがあっていいですね。走りだしからモーターが頑張ってくれるので、静かだけど凄く加速しているという何とも不思議な感覚です。

ハイブリッドは全てスパーダでエクステリアデザインに特化しているので、格好良いですし、インテリアも使い勝手に重点を置いた作りになっているので快適なドライブを楽しめると思います。

マイナーチェンジで新しくなったステップワゴンが気になった方は、是非ホンダのお店へ足を運んでみてください。

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