ホンダ

クラリティPHEVの試乗記(走り・加速性能)つなぎ目のない滑らかな加速!

クラリティPHEVの前席画像

ホンダ・クラリティPHEVを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。

クラリティPHEVの外観・内装レポへ

クラリティPHEVの走行性能

クラリティPHEVのスタートボタン

早速試乗させて頂きました。クラリティPHEVはスタートボタンを押してもエンジンの回転はありません、なのでとっても静かでナビゲーションシステムが起動する音しか聞こえてきません。

クラリティPHEVのシフトボタン

慣れないシフトボタンと押してアクセルを踏むと前に走り出します。

パーキングブレーキはアクセルを踏むと解除されるそうです、とても便利ですね。

走り出しはモーター走行なのでかなり滑らかです。

クラリティPHEVのハンドル画像

つなぎ目のない滑らかな加速なので、静かな電車に乗っている様な加速です。

モーターでトルクが32kgf・m以上あるので、少しアクセルを踏み込むだけで体が持っていかれるくらい加速します。

後部座席に妻を乗せていましたので、ガソリン車の様なアクセルの踏み方をすると加速しすぎてしまい、怒られます・・・

クラリティPHEVのインパネ周り

例えて言えば、このパワーとトルクの強さは3,000㏄の高級セダンに乗っている様な印象を受けます。

このクラリティPHEVはスポーティーな要素もあるので、ワインディングでの性能が気になるところです。

カーブでわざと大きくハンドルを切ってみましたが、ボディー剛性がしっかりしていることに加えストロークも十分なので、乗っている乗員には揺れはあるものの、嫌な揺れや振動には感じません。

クラリティPHEVの後方画像

どちらかと言うと国産車と言うよりはBMWの3シリーズとかベンツのCクラスにも匹敵するくらいの乗り心地の良さです。さすが600万円する車ですね。

下り坂では若干車の重みを感じますね。車重が1,900kg近くあるので下り坂ではその重みで重力により加速が強いです。

坂道ではステアリングについている減速セレクターを多用してエンブレをかけた方が良いですね。

クラリティPHEVの新古車を探す

クラリティPHEVの安全性能

クラリティPHEVの正面画像

ホンダクライティPHEVの安全性能はホンダセンシングが搭載されています。

これはレーダーとカメラを融合した先進の安全運転支援システムで次に紹介する8つの機能を軸としています。

「衝突軽減ブレーキ」は車両や歩行者を検知し、衝突の危険がある場合に音とメーターの表示で警告します。

緊急時には自動で強いブレーキをかけ、衝突回避・被害軽減をはかります。

「誤発進抑制機能」は前方に障害物があるにも関わらずアクセルペダルを踏み込んだ時にパワーシステムの出力を抑制し急発進を防止します。

クラリティPHEVのハンドル画像

「歩行者事故低減ステアリング」10~40km/hで走行中に車線を外れて路側帯の歩行者と衝突しそうな時にメーター内の表示と警告音で警告します。

ステアリングも制御して衝突回避操作を支援します。

「路外逸脱抑制機能」は車線を外れそうな際にメーター表示とステアリング振動で警告してくれます。

さらに車を元に戻そうとステアリングを制御します。

「渋滞追従機能ACC」は前走車がいない場合は設定した車速を自動で維持し、前走車がある場合は自動で加減速して適切な車間距離を維持します。

前走車が停車した場合は、合わせて停車する渋滞追従機能もついています。

今回の試乗ではこの機能を使用させて頂きました。アクセルブレーキは自動運転です。

前の車に合わせて加減速をばっちり行っていました。ある程度流れがある幹線道路でも十分効果がありますね。

「LKAS」は高速道路など中高速走行時に単眼カメラで車線を捉えて車線の中央で走れるようにステアリングをアシストします。

車線を外れそうな時は表示とステアリング振動で注意喚起します。

「先行車発進お知らせ機能」は前の車が発進した際に音とメーター表示で知らせてくれます。

「標識認識機能」は走行中に道路標識を認識してメーターに表示し、安全運転を支援します。

見落としがちな速度標識や一方通行の標識もこれで確認することができます。私は良く見落とすことがあるので、この機能はたすかります。

クラリティPHEVの新古車を探す

クラリティPHEVの燃費

クラリティPHEVの運転席まわり

今回試乗したクラリティPHEVはプラグインハイブリッドなので、燃費の他にEV走行距離も説明しておきます。

まずモーターでのEV走行距離はJC08モードで114.6km/L、WLTCモードで101.0km/Lとなっています。

これは充電を満タンにしてこれだけの距離を走行できるということです。

まだ販売台数が少ないので、実際の走行距離はどうなるかは不明ですが、他のPHEV車では大体カタログの75~85%くらいの距離は走っているので、85km~97kmくらい走行できるのではないでしょうか。

充電にかかる時間は200V充電では約6時間で満充電、急速充電では約30分程度で80%充電することができます。

普通充電スタンドは家庭に設置することができるので、深夜の電気料金が安い時間帯に充電しておけば経済的です。

さらに急速充電スポットは全国に6200箇所あり、今もなお増え続けているので、出先でも充電切れの心配はありませんし、万が一充電が無くなってもPHEVなのでガソリンで走行することができます。

続いてハイブリッド走行をした時の燃費です。

JC08モードでは28.0km/LでWLTCモードでは24.2km/Lです。

こちらも実燃費については不明で、試乗の時もEV走行でしたので実燃費はわかりません。

しかしながら今回WLTCモード燃費が表示されており、市街地モードでも23.km/Lとなっていますので、最低でも20km/L以上の走行は期待できるのでないでしょうか。

クラリティPHEVの新古車を探す

クラリティPHEVの試乗記まとめ

クラリティPHEVの全体画像その2

今回はホンダ初のプラグインハイブリッド「クラリティPHEV」をみてきました。

ゆったりとした空間にスポーティーで麗流なボディーデザインは国内で既に販売されているアウトランダーPHEVやプリウスPHVとは一線を画す路線を走っている車だと思います。

実際に試乗して感じたのは、この車は家庭用として楽しむ車というよりはゲストを乗せて走るハイヤーや重役や政治家の送迎車に向いているのではないかと思います。

価格帯でみても自家用として楽しむ車としてはかなり値が張りますが、乗り心地は抜群、EV走行で音は静かな上に、充電すれば100km近くはモーター走行ができるので、毎日使用する方には経済的です。

今回の売れ行きによってこのクラリティPHEVの今後の方向性が定まってくるのではないでしょうか。

今回クラリティPHEVに興味を持たれた方は、是非ホンダのお店に足を運んで見て下さい。

ただ、試乗車を置いているディーラーが少ないので、事前に問い合わせてをされることをおススメします。

クラリティPHEVの外観・内装レポへ

 

※ガリバーで非公開在庫が探せます。

メーカー別・試乗レポート一覧へ移動します。
トヨタホンダ日産スズキダイハツスバルマツダ三菱

ピックアップ記事

  1. 新型ジムニーXC(外観・内装の評価)乗り心地は良くなったけど後部座席は狭い
  2. カローラスポーツ・ハイブリッドG“Z”(外観・内装の評価)後部座席は狭い
  3. トコットX“SAⅢ”(外観・内装の評価)死角が少なく視界良好で運転しやすい
  4. スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様
  5. N-VAN+スタイルFUN(外観・内装の評価)フルフラットな荷室で車中泊にも◎

関連記事

  1. N-VAN黄色の全体画像

    ホンダ

    N-VAN+スタイルFUN(外観・内装の評価)フルフラットな荷室で車中泊にも◎

    ホンダ・N-VAN+スタイルFUNの外観と内装を見てきたので画像つきで…

  2. シビックタイプRの運転席画像

    ホンダ

    シビックタイプRの試乗記(走り・加速性能)高速道路や峠の走行などでは最適

    ホンダ・シビックタイプRを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思いま…

  3. CR-V・EXの運転席画像
  4. クラリティPHEVの全体画像

    ホンダ

    クラリティPHEV(外観・内装の評価)運転席の座り心地抜群!後部座席も広々

    ホンダ・クラリティPHEVの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介し…

  5. 新型N-BOXの全体画像

    ホンダ

    新型N-BOXカスタムG・Lターボ(外観・内装の評価)4人乗車でも広い荷室

    ホンダ「N-BOXカスタムG・Lターボ」の外観と内装を見てきたので画像…

  6. ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの外観画像

    ホンダ

    ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EX(外観・内装の評価)後部座席は窮屈さなし!

    ホンダ「ステップワゴンスパーダ ハイブリッドG・EX」の外観と内装を見…

最近の記事

  1. ザ・ビートル「デザインマイスター」試乗記、スムーズな加速でキ…
  2. VWビートル(外観・内装の評価)後部座席は窮屈、荷室は難あり…
  3. RAV4アドベンチャー2.0L試乗記(走り・加速性能)静かで…
  4. RAV4(外観・内装の評価)後部座席、荷室ともにゆったり広々…
  5. スペーシアギア試乗記(走り・加速性能)ターボとパドルシフトで…

最新!試乗レポ

  1. ワーゲン・ビートルの全体画像
  2. 新型RAV4の全体画像
  3. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像
  4. ホンダ「インサイト」EXの全体画像
  5. MINIクロスオーバー・クーパーDの全体画像
  1. 「ゴルフトゥーラン」TSI Rラインの外観

    輸入車

    VW「ゴルフトゥーラン」(外観・内装の評価)2列目後部座席はかなり広い
  2. フォレスターX-BREAKの外観

    スバル

    新型フォレスター(外観・内装の評価)ゴルフバックが横置きできる広い荷室
  3. クラリティPHEVの全体画像

    ホンダ

    クラリティPHEV(外観・内装の評価)運転席の座り心地抜群!後部座席も広々
  4. ソリオハイブリッドの画像

    スズキ

    ソリオハイブリッドSZ(外観・内装の評価)後部座席は足元広々
  5. アクセラの画像

    マツダ

    アクセラ1.5XDディーゼル(外観・内装の評価)後部座席はリクライニングできず窮…
PAGE TOP