スバル・新型フォレスターの外観と内装を見てきたので、写真付きでたっぷりご紹介します。
1年に1回のフルorマイナーチェンジを忠実に行い、進化することを留めないスバルがフォレスターの4回目フルモデルチェンジをしました。
1997年から20年以上親しまれているフォレスターは「森をはぐくむ物」という名前の由来の様に、毎年モデルチェンジをしてフォレスターをはぐくんでいます。
スバル・フォレスターは、シンメトリカルAWDが採用されたクロスオーバーSUVですが、車高が低く重心も低いうえに高出力なエンジンとの組み合わせで、オフロードでもオンロードでも高い走破性を確保した見どころの多い車の1つです。
今回はモデルチェンジ直後の5代目フォレスターの展示車と試乗車で2グレードを拝見させて頂きました。
試乗車はフォレスターTouring
今回試乗させて頂いたのはフォレスターのツーリングというグレードです。展示車にはオレンジのラインが特徴的で人気のあるX-ブレ-クもありましたので一緒に見せて頂きました。
フォレスター・Touring(ツーリング)は、2.5L水平対向4気筒DOHC16バルブデュアルAVCS直噴エンジン搭載のAWD(常時前輪駆動)で、最高出力は184ps/5,800rpm、最大トルクは24.4kgf・m/4,400rpmです。
水平対向エンジンと左右対称のパワートレーンで構成されたAWDシステムで重心位置が低く、前後左右の重量バランスに優れた構造が様々な道で安定した走りと深い安心感がフォレスターの走りの最大の魅力ともいえます。
今回試乗したツーリングはフォレスターの中ではベースグレードという位置づけとなっており、標準装備としてX-MODE、LEDハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ、電動パーキングブレーキ、ステアリングヒーター、シートヒーター、アイサイト、サイドビューモニター、アクティブ・トルク・ベクタリングなどが装着されています。
展示されていたX-ブレークにはLEDフォグランプ、本革ステアリング、ルーフレールなどの装備が加わる他にオレンジの加飾が様々な部位に施されていました。
とにかくオレンジのアクセントが特徴的で、好みが分かれるグレードではありますね。
試乗車ツーリングのボディーカラーはジャスパーグリーンメタリックという深い緑の落ち着いたカラーでした。
展示車のX-ブレークはクリスタルホワイトパールでオーソドックスな安定のホワイトです。フォレスターのカラーは豊富な全9色のラインナップとなっています。
フォレスターのグレードは全4グレードの構成となっており、他にプレミアムとハイブリッドのアドバンスいうグレードがあります。
フォレスターの価格帯は2,808,000円からとなっており、一番高いハイブリドのアドバンスでも3,099,600円と価格帯が詰まっています。
各グレードの詳細な価格は以下で見ておきましょう。
フォレスターのグレード別価格表(円)
グレード | 価格 |
---|---|
ツーリング | 280万 |
プレミアム | 302万 |
X-ブレーク | 291万 |
アドバンス | 309万 |
フォレスターX-BREAKの外観(エクステリア)
フルモデルチェンジした5代目のフォレスターは、プラットフォームが新型になっており、ボディーサイズも全長4625mm、全幅1815mm、全高1715(1730)mm、ホイールベース2,670mmと旧型より全長15mm、全幅20mmホイールベース30mm拡大しています。( )はXブレーク
モデルチェンジしても先代との違いが一見では分かりにくく、キープコンセプトな感じが強いですが、今回のモデルチェンジを一言でいうと「筋肉質に肉体改造」と言った感じです。
その一因になっているのはフロントグリルとフォグランプ周りの違いですね。
グリルは先代フォレスターよりも大きくデザインしていることと、フォグランプ周辺をブラックにしていることで、バンパーのカラード部分が少なくなっていることで、締まった様に見えるのです。
ヘッドライトも若干高さを縮めているので、シャープな目つきになっただけでなく、ポジションランプもコの字状のヘッドライトを縁取った様なデザインで流行に乗った感じになっています。
シルバーの加飾の使用も増えており、大きな違いは無いけども好印象です。
フォレスターX-BREAKのサイドは直線的であった先代のプレスラインから、フェンダーの張り出しが強調される曲線的なデザインに進化しており、お尻が締まった躍動感のあるデザインになっています。
フォレスターX-BREAKのリアデザインは、リアコンビネーションランプのデザインが正方形に違いコンパクトなデザインから長方形デザインの存在感のあるサイズに変更されており、アウトバックなどのデザインに似せています。
リアデザインの印象は今までのボテッとした重そうな印象から、締まって速そうな印象に大きく変わっています。
X-BREAKの17インチホイール
X-BREAKのアルミホイールは、17インチのダークメタリック塗装+切削光輝で雪の結晶の様なデザイン性の高いホイールを採用しています。
フォレスターのホイールはグレードによって全てデザインが違い、どれもデザインは良さがあって甲乙付け難いです。
X-BREAKのルーフレール
試乗車にはついていませんが、展示車のX-BREAKにはルーフレールが標準装備でついています。
フォレスターはSUVなのでルーフレールが付いていると格好良くなりますね。
外観はフロントから見ると大きな違いが分かりにくいですが、細かく見てみると進化している点が多く、スバルの細かいこだわりが伝わってきます。
フォレスターTouringの内装(インテリア)
今回のフォレスターのインテリアは今までのフォレスターのデザインから一変して直線的で近未来的なデザインに進化しています。
内装はブラック基調でトリムレザーによる加飾やベゼルによる加飾で上質な印象を強めています。
シートはツーリング用のファブリック/トリコット+合成皮革シートとなっており、このグレードにはパワーシートはメーカーオプションになっています。
座った感じはお尻がしっかりと沈み込んで安心感があります。
ワインディングやオフロードでも流れることがなく安定感がありそうなシートです。
フォレスターTouringのハンドル
フォレスターのステアリングは3本スポークの本革巻きステアリングホイールで、シフトレバーも本革巻きとなっています。
ステアリングヒーターが標準装備になっているので、冬のヒヤッとしたハンドルの感覚も我慢しなくて大丈夫です。
パドルシフトなので、ステアリングから手を離さずにマニュアル感覚のシフト操作が楽しめます。
電動パーキングブレーキなので、スイッチ一つで作動・解除ができるだけでなく、発進時はアクセル操作で解除になる便利な機能です。
センターコンソールにはシフトノブ、電動パーキングブレーキスイッチと並んでX-MODEの切り替えスイッチが付いています。
4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで悪路からのスムーズな脱出を実現するX-MODEに新たに2モードタイプを採用しています。
通常のオンロードではノーマルを選択しますが、雪道や砂砂利などの滑りやすい道の走行では「SNOW・DIRT」モード、深雪やぬかるみなどのタイヤが埋まってしまうような道では「DEEP SNOW・MUD」モードに設定します。
フォレスターTouringのメーター
フォレスターTouringのメーターは、丸2連メーターで中央にインフォメーションディスプレイを配置したオーソドックスなデザインです。
このインフォメーションディスプレイにはウエルカム演出やデジタルスピードメーター、車線逸脱警報、燃費が表示されます。
センターパネルにはマルチファンクションディスプレイが装備されているので、インフォメーションディスプレイには走行に関係する表示のみに留めています。
マルチファンクションディスプレイはスバルの車には多用されており、ヘッドランプや先進安全機能の作動状況、各種燃費情報など車両の様々な情報を6.3インチの大型ディスプレイに表示しています。
Touringの後部座席
フォレスターの後席空間は高さがあるのでゆったりとしています。
足元も大柄な私が座っても窮屈な感じはありません。前のシートは最大で後ろに下げていても大丈夫です。
乗る時もフォレスターはドア上方が大きく開くので、頭や体が通り易く自然な姿勢で乗り降り出来るほか、広い開口部でチャイルドシートや大きな荷物の出し入れにも便利です。
後部座席は、空間だけに留まらず装備も充実しています。
後席にUSB電源を標準装備しており充電できるだけでなく、フロントシートの背面にポケットがあるのでスマートフォンやタブレッドを収納することができます。
Touringの荷室(ラゲッジルーム)
フォレスターの荷室スペースは520Lという大容量を確保しています。
開口部最大幅1300mで幅広なので大きな荷物も傾けることなく積み下ろしができます。
ゴルフバックが横置きにできてしまう程のスペースはSUVであっても中々ありません。
フォレスターのシートアレンジは、後部座席が6:4分割可倒式になっているので荷室を自在に広げることができます。
後部座席はラゲッジルーム側からもスイッチ操作で簡単に前に倒すことが出来るので女性でも楽々操作できます。
【5人乗り】フォレスター燃費16.0km/L、価格241万~
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