ホンダ「ステップワゴンスパーダ ハイブリッドG・EX」の外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
2017年9月にマイナーチェンジで新しくなったステップワゴン、1996年に初代ステップワゴンが発売されて以来20年以上も愛され続けているミニバンです。
いま販売されている現行版は5代目で様々な進化を遂げています。
このステップワゴンは従来の2,000ccのエンジンからダウンサイジングをはかり1,500ccのVTECターボエンジンを搭載したモデルに生まれ変わっています。
さらに追加で2,000ccのハイブリッドモデルが投入されています。
エクステリアではテールゲートに横開き式サブドアを組み合わせた「わくわくゲート」など新しい機能が追加されており、ファミリー層の注目も高いです。
安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全タイプで設定するなど安全面でも向上しています。
今回は、未だに根強いミニバン人気の中で生き抜いているステップワゴンをじっくり見てみたいと思いホンダのお店に足を運んできました。
試乗車はステップワゴンスパーダハイブリッドG・EX
今回試乗させて頂いたステップワゴンは「ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EX」です。
ステップワゴンにはパワートレインが2つあり、1つは1,500ccのVTECターボエンジンと2,000ccのハイブリッドです。
1,500ccのYTECターボエンジンは最高出力150ps/5,500rpmで最大トルクは20.7㎏m・f/1,600-5,000rpmとなっており、低回転からターボによって高いトルクを発生させることができます。
一方、2,000ccのハイブリッドはモーターの最高出力は184ps/5,000-6,000rpmで最大トルクは32.1kgf・m/0-2,000rpmです。
モーターでの走行では走り出しと同時に最大トルクを発生させるので、気持ちいい加速が味わえます。
今回試乗したステップワゴンのボディーカラーは「オブシダンブルー・パール」という黒曜石の様な深みと透明感を合わせ持つダークブルーですが、ステップワゴンには他にも10色のカラーがラインナップされています。
中でもハイブリッド専用色の「フォレストグリーン・パール」は精悍で深みがあり上質で艶やかなグリーンでキレイですし、ガソリン車専用色の「プレミアムスパイスパープル・パール」はクリスタルガラスのような硬く精悍で気高いアメジストカラーでおススメです。
今回試乗したのは「スパーダハイブリッドG・EX」というグレードですが、ステップワゴンは豊富なグレードラインナップになっています。他のグレードと価格もみていきましょう。
ステップワゴングレード別価格表
価格 | ガソリン車 | ||||
---|---|---|---|---|---|
Bホンダセンシング | Gホンダセンシング | G・EXホンダセンシング | スパーダホンダセンシング | スパーダ・クールスピリットホンダセンシング | |
FF | 245万 | 266万 | 286万 | 285万 | 305万 |
4WD | 271万 | 289万 | 307万 | 308万 | 324万 |
価格 | スパーダハイブリッド | ||
---|---|---|---|
Bホンダセンシング | Gホンダセンシング | G・EXホンダセンシング | |
FF | 330万 | 335万 | 355万 |
ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの外観
今回試乗したのはスパーダで、力強く洗練されたスタイリッシュなエクステリアデザインのモデルでした。
まずフロントデザインですが、グリルがスパーダ専用のフロントグリルでクロームメッキ加飾になっています。インラインタイプのLEDヘッドライトとの相性も抜群で、上質感漂いながらもスタイリッシュな仕上がりになっています。
横置きのLEDフォグランプもバンパー下部にアクセントで付いており、バンパーもエアロ調の角ばったつくりになっているので格好いいです。
リアのデザインは縦長のLEDコンビネーションランプがクリアタイプになっているところが好きです。スパーダ専用のテールゲートスポイラーやスモークタイプのハイマウントストップランプもオシャレです。
テールゲートに横開き式サブドアを組み合わせた「わくわくゲート」も他のミニバンには無い機能で部屋に入るかの様に歩行したまま車に乗り込むことができる所が面白いですね。
アルミホイールはスパーダハイブリッド専用の16インチアルミホイールを採用しており、5本スポークのオーソドックスなデザインのホイールです。
その他、LEDドアミラーウィンカーやクロームメッキのリアライセンスガーニッシュ、ハイブリッドエンブレムなどが付いており、デザインを重視するスパーダならではの装備が充実しています。
ステップワゴンスパーダハイブリッドG・EXの内装
インテリアカラーはボディーカラーとグレードによって組あわせが決まっています。今回はスパーダハイブリッドのオブシダンブルー・パールなのでブラック×シルバーのコンビシートになっていました。
シートのサイドはプライムスムースで白色のステッチが入っています。シートの見た目は硬そうに見えますが、座ってみると適度に柔らかさもあり乗り心地は悪くなさそうです。
ステアリングは本革巻きで握ってみるとフット感が良いです。ステアリングスイッチも控えめなので、ゴチャゴチャしていなくていいですね。
メーターはデジタルメーターを採用しており、横広に設置しているので視界を遮らない様なデザインになっています。
最近はミニバンや高級セダンでもアナログメーターを採用する車種が多くなっており、私も個人的にはアナログ派なので少し残念です。
センターパネルはナビを最上段に配置して、下段にセレクトレバーとエアコンの操作盤を配置しています。
エアコンの操作盤はシンプルな作りになっており、操作し易そうです。シートヒーターも前席両側についているのは嬉しいですね。
センターコンソール部には電子制御パーキングブレーキがあり、スイッチ操作でパーキングブレーキをオン/オフすることができます。
ブレーキペダルから足を離しても停車状態を保持する「オートブレーキホールド機能」もついています。
後部座席は乗り込む時に両側のスライドドアがパワースライドドアになっているので開閉楽です。
ステップ高も390mmしかないので乗り降りも手間取りません。
後部座席の室内高は1405mmあるので子供ならば立ったままで着替えさせることや、ベビーカーを畳まずに載せることもできてしまいます。
シートは2列目がキャプテンシートで2名掛け、3列目は3人掛けになっており計7人乗りになっています。
シートのスライド可動域が大きいので、体格に合わせてシートを自在に前後させることができます。
私も体格が良い方ですが、全く窮屈に感じることはありません。膝周り、頭周りも余裕があって快適です。
前席のシートバックには「シートバックテーブル」が付いているので長時間のドライブなどでは軽食を載せることもできるので重宝します。
センターコンソールに充電用USBジャックが備え付けられており、移動中のスマートフォンの充電や、ポータブルゲーム機の充電に役立ちます。
日差しが強い時などは「ロールサンシェイド」で遮ることが出来たり、オプションで「リアエンターテイメントシステム」が付けられているのでDVDの鑑賞が出来たりと、後部座席は快適にドライブを楽しむことが出来そうです。
ラゲージスペースはたっぷり積める荷室スペースが確保され、床も低いので重い荷物の積み下ろしが楽にできます。
開口部地上高は445mmで荷室開口部の高さは1270mm、荷室開口幅は最大1180mmとかなり大きな開口部になっています。
シートの3列目は床下に格納することができるので、フラットなラゲージスペースを作り出すことができます。
「わくわくゲート」を上手く使いこなせば、車の後ろにスペースが無い場所でも荷物の積み下ろしや乗り降りだって出来ちゃいます。
ステップワゴンのインテリアは使い勝手を最大限に考えて、快適な空間を創り出されています。
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