MINIクロスオーバー・クーパーDの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
2011年1月にMINIから発売された「MINIクロスオーバー」、オリジナルのMINIと比較すると大幅にサイズをアップしてきた現在のMINIは使い勝手が向上して新しい層のファンも増えていると聞いています。
さらに近年では国内にもディーゼルモデルが導入されたことにより、国内での「MINIクロスオーバー」のキャラクター性を際立てています。
現行の「MINIクロスオーバー」は2016年に発表されたモデルでサイズアップやホイールベースの延長などサイズがさらに大きくなっており、様々賛否はあるようです。
私はあまりMINIという車を知りませんでしたので、勉強を兼ねて現車を見てみたいと思い、MINIのディーラーに行ってきました。
試乗車はMINIクロスオーバー・クーパーD
今回試乗したのは「MINIクロスオーバー」の「クーパーD」というグレードの車です。
「MINIクロスオーバー」にはガソリン車とディーゼル車がありますが、「クーパーD」のDはディーゼルの頭文字のDです。
エンジンは4気筒DOHCの2000㏄で最高出力は150ps/4000rpmで最大トルクは330Nm/1,750-2,750です。
トランスミッションは8速ATとなっています。
ガソリン車では6速ATを採用しているので、ディーゼルの方がトランスミッションの性能はリードしています。
気になる「MINIクロスオーバー」のサイズですが、全長は4,315mm、全幅1,820mm、全高1,595mm、車両重量1,490kgと国産のコンパクトカー並みかそれ以上のサイズになっています。
イメージとして軽自動車並みと思っていたので、以外と大きいと感じました。
オリジナルは国産の軽自動車並みのサイズになっていたことから比べると、かなりサイズアップしている印象です。
そのため、実用性がかなり良くなっていることもあり、最近では街中を走行するMINIを多く見かけます。
今回試乗させていただいた「MINIクロスオーバー」のボディーカラーは「アイランドブルーメタリック」という綺麗なメタリックの濃い青です。
もう1台展示されていたのは「メルティング・シルバー・メタリック」という薄いガンメタリックといった色です。
「MINIクロスオーバー」には全8色ありますが、どのカラーもMINIに良く似合うカラーになっており、正直目移りしてしまいます。
クーパーDはディーゼルエンジンのグレードではベースグレードとなりますが、ガソリン車グレードと合わせて比べると金額的には丁度中間のグレードとなります。価格は¥4,110,000です。
ほかのグレードの価格も参考までに載せておきます。
グレード別価格表
グレード | 価格(円) | |
---|---|---|
ONE | ガソリン3気筒 | 345万 |
BUCKINGHAM | ガソリン3気筒 | 364万 |
COOPER | ガソリン3気筒 | 392万 |
COOPER D | ディーゼル4気筒 | 411万 |
COOPER D ALL4 | ディーゼル4気筒 | 439万 |
COOPER S | ガソリン4気筒 | 459万 |
COOPER SD ALL4 | ディーゼル4気筒 | 509万 |
MINIクロスオーバーの外観
MINIクロスオーバー・クーパーDの外観はこれまでのデザインエレメントを採用しつつ、ショルダーラインやヘッドラインは従来のMINIの力強さを表現されているのが特徴です。
フロントマスクは大きく開いたフロントグリルが3本のブラックバーになっていることで、実際のサイズよりも車幅が大きくどっしりした印象を与えています。
ヘッドライトはMINIらしい丸い円らな目がかわいらしいです。
デイライトがヘッドライトを1周しているので、光るとさらにかわいらしいです。
フォグライトは全車標準装備になっておりグレードによってはLEDフォグライトになりますが、クーパーDはハロゲンです。
「MINIクロスオーバー」の足回りは17インチのアルミホイールをはいています。
インプリント・スポーク シルバーで目立ちすぎないデザインがMINIのサイドラインを引き立ています。
アルミホイールが主張しすぎているとMINIのサイドのデザインがぼやけてしまうので、程よいデザインです。
クロスオーバーの象徴でもあるルーフレールやリアフォグランプは全車標準装備になっています。
リアのマフラーは1本出し、円形のデザインがMINIらしさを残しています。
ターンシグナルライトはホワイトになっており、真っ赤なテールランプにワンポイントでおしゃれを演出しています。
ウィンドーラインやドアハンドルにクロームを多用していますが、メタリック色の多いMINIにはとても相性がよく、エクステリアでも先代と比べて上質感を押し出していますね。
「MINIクロスオーバー」の外観は確実に進化していながらも、MINIらしさが残っているので、誰がどこから見ても一目でMINIとわかる様なデザインとなっています。
今までのMINIが好きな方でも、いままでMINIを知らなかった方でも気に入ることができると思います。
MINIクロスオーバーの内装
MINIクロスオーバーの内装色はブラックを基調とした落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
スピードメーターやステアリング、ナビゲーションのパネル、スイッチ類に至るまで円形デザインに特化しており、MINIらしい内装のつくりが徹底されています。
ステアリングはスポーツレザーステアリングでレザーは柔らかめの握り心地の良いステアリングです。
ステアリングのセンターについているMINIのエンブレムがMINIに乗っていることを改めて確信させてくれます。
スピードメーターは超アナログです。
最近はディスプレイにしてアナログメーターを表示する車が増えていますが、MINIは正統派のアナログメーターです。
しかも少しレトロな感じがしてマニアにはたまりませんね。
「MINIクロスオーバー」のナビゲーションは、8.8インチのワイドカラーディスプレイを採用しています。
見た目は円形のレトロな感じですが、中身はMINIコネクティッドアプリでスマートフォンや各種スマートフォンアプリをシームレスに統合する最新のナビです。
センターディスプレイを円で囲むように光るLEDリングもおしゃれです。
「MINIクロスオーバー」のエアコンのスイッチは立体的な円形のジョグダイアルになっており、ダイアルに左右の温度設定が表示されています。
左右独立式のオートエアコンなので、運転席と助手席それぞれで好みの設定に変えることができます。
エアコンスイッチの下には安全装置のスイッチが並んでいます。
これもかなりレトロなデザインで個性的です。
スイッチ1つを見てもMINIのインテリアへの遊び心やこだわりを感じることができます。
センターコンソールはシフトノブと電動式パーキングブレーキ、ナビ操作系のスイッチがまとめられています。
「MINIクロスオーバー」の運転席の座り心地はシートがスポーツ仕様のせいか、若干お尻がきついです。
中肉中背の方ならば問題ないと思います。シートはかなりしっかりとホールドされています。
シートのスライド域が広いので、足元にはゆとりを持たせることができます。
「MINIクロスオーバー」の後部座席はコンパクトながら横方向が広いので乗り込みやすかったです。
座った時の頭上のスペースも全高1595mmの割には余裕がありますね。
座った時に窮屈に感じやすい膝回りも、若干の余裕があるのでそこまで窮屈な感じは受けません。
後席のシートもリクライニングでき、背もたれを一段階倒すことができるので、くつろげることで乗り心地は向上しています。
後席に座る人の快適性もかなり考えられており、エアコンのダクトやアームレストが備え付けられています。
MINIの中でも文句なしの広さと上質感を味わうことができます。
「MINIクロスオーバー」のラゲッジスペース(荷室)も使いやすいです。
ハッチバックはキーを手元に持っていれば、足をアンダーにかざすだけで扉が開くので、両手が荷物でふさがっていても楽々開くことができます。
床下はパネルを上げると十分なスペースが隠れています。
荷物が多いときは後席シートは40:20:40の3分割式で倒せるので荷物の量や長さによって自在にアレンジすることができます。
限りあるサイズの中でここまで居住性を確保するのはかなり難しい事だと思いますが、「MINIクロスオーバー」はしっかりと実現しています。
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