トヨタ

新型アルファード・S“Cパッケージ”(外観・内装の評価)2列目は贅沢すぎる乗り心地、3列目も広い

アルファードS“Cパッケージ”の全体画像

アルファードS“Cパッケージ”の内装画像はこちら

2018年1月にマイナーチェンジをしたばかりの新型アルファードは、「トヨタセーフティーセンス」を標準装備にしたほか、フロントフェイスデザインやリアバックドアガーニッシュ、コンビネーションランプに変更を加え、新しくなりました。

トヨタの最高級ミニバンとして、ヴェルファイアと共にその磨き上げられた走りと洗練された内外装のデザインに注目が集まっています。

今回は新しく生まれ変わった新型アルファードをじっくり見ていきたいと思います。

アルファードの試乗記(走り・加速性能)はこちら

試乗車はアルファード『S“Cパッケージ”』

S“Cパッケージ”は2.5Lの最上位グレード

アルファードS“Cパッケージ”の横後方画像

試乗させて頂いたのはアルファードのS“Cパッケージ”です。

scパッケージは2.5Lエンジンを搭載したおり、このエンジンを搭載したアルファードでは最上位グレードとなっています。

ゆったりとしたエグゼクティブパワーシートを採用しており、最高級ミニバンの名に相応しい確かな座り心地です。

安全性能面ではトヨタセーフティーセンスを全車標準装備にしており、「レーントレーシングアシスト」や「プリクラッシュセーフティー」をトヨタブランド初で導入するなど、最先端の技術を搭載しています。

アルファードS“Cパッケージ”のインパネ周り

2.5Lは最高出力182馬力

走行面では2.5Lのガソリンエンジンでありながら最高出力は182ps/6000rpmで最大トルクは24.0kgf・m/4100rpmとパワーはそれなりにあります。

今回試乗した新型アルファードscパッケージ2.5Lのガソリン車の他にも、パワートレインは2種類あり、燃費を最重視する方には2.5L+モーターを搭載したハイブリッド、パワーを重視する方は3.5Lガソリンエンジンと選択の幅が広がります。

ハイブリッドはシステム出力197馬力

ハイブリッドは2モーターになっておりシステム最高出力は197ps、2.5Lガソリン車よりもパワーアップしただけでなく、走り出しがモーターなので高いトルク感を走り出しから得ることができます。

3.5Lは最高出力301馬力

新型アルファード3.5Lガソリンエンジンは最高出力が301ps、最大トルクが36.8kgf・m/4600~4700rpmとかなりのハイパワーです。

3.5Lガソリン車は、トヨタブランド国内初のデュアルVVT-iエンジンとトヨタ国内初のダイレクトシフト8ATを採用しているので、ドライバーの思い通りに反応するダイレクト感あふれる走りを追求しています。

人気色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」

今回試乗した詩型アルファード『scパッケージ』のボディーカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」とメーカーオプションのカラーで、ホワイト系で人気のあるカラーです。

アルファードには他にも6色のカラーがあり、アグジュアリーなイメージを壊さない落ち着いたカラーラインナップです。

私が試乗した『scパッケージ』の車両本体価格は436万円でしたが、新型アルファードのグレード設定はかなり豊富で、他にも様々なグレードがあります。

アルファードにはどんなグレードがあるのかを紹介しておきます。

エンジングレード駆動乗車定員 価格(税込)
ハイブリッドエグゼクティブラウンジSE-Four7750万円
エグゼクティブラウンジE-Four7735万円
G“Fパッケージ”E-Four7552万円
GE-Four7497万円
SR“Cパッケージ”E-Four7567万円
SRE-Four7512万円
SE-Four7461万円
XE-Four7440万円
E-Four8436万円
3.5LエグゼクティブラウンジSFF7718万万
4WD7737万円
エグゼクティブラウンジFF7703万円
4WD7722万円
GFFF7520万円
4WD7540万円
SCFF7494万円
4WD7514万円
2.5LGFF7418万円
4WD7443万円
S“Cパッケージ”FF7436万円
4WD7461万円
S“Aパッケージ”FF7390万円
4WD7415万円
SFF7373万円
8369万円
4WD7398万円
8394万円
XFF8335万円
4WD8360万円

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アルファードS“Cパッケージ”のエクステリア(外観)

新型アルファードのエクステリア(外観)をみていきます。

まず新型アルファードのエクステリアは2タイプあり、私が今回試乗したエアロタイプと、ノーマルタイプがあります。

エアロタイプでシルバー加飾を多く採用

エアロタイプは外観の随所にシルバー加飾を多く採用しており、サイドやリアのアンダー部の張り出しも大きく、スポーティーな仕上がりになっています。

アルファードS“Cパッケージ”の正面画像

縦のラインが強調されたグリル

フロントデザインは、新型アルファードの特徴でもある大きくて縦ラインが強調されたグリルで、かなりの存在感を現しています。

兄弟車のヴェルファイアの場合は、横ラインのグリルが特徴的となり、グリルの好みでどちらを選択するか大きく分かれるポイントです。

縦ラインのグリルはラグジュアリー感が強く、横ラインのグリルはよりスポーティーでアクティブな印象を与えます。

横ラインが良い方はヴェルファイアですね。

2眼→3眼LEDヘッドライトにグレードアップ

アルファードS“Cパッケージ”の3眼ヘッドライト

新型アルファードscパッケージのヘッドライトは2眼LEDヘッドライトが付いているのですが、今回試乗した新型アルファードはオプションで3眼LEDヘッドライトにグレードアップしていました。

2眼より3眼の方がヘッドライトのデザインが鋭く見える効果があります。

ライトの機能性で見ても、3眼の方がより明るさが増します。

スポーティーな18インチアルミホイール

アルファードS“Cパッケージ”の18インチアルミホイール

新型アルファード『scパッケージ』のアルミホイールは切削光輝+ブラック塗装の18インチアルミを採用しており、光沢が強い素材なのでよりスポーティーに見えます。

新型アルファードのサイドデザイン

アルファードS“Cパッケージ”の横画像

サイドにはエアロ専用のサイドマッドガードが付いています。

新型アルファードのリア

アルファードS“Cパッケージ”のリア画像

リアもエアロ専用バンパーがついているので、アンダー部の張り出しが大きく格好いいです。

リアのコンビネーションランプにはLEDを採用しており、ブレーキランプを踏むとLEDの赤い光が鮮やかに浮かび出ます。

エアロタイプのアルファードなので、全てにおいてスポーティーなデザインになっているので、アクティブな印象が強く感じられます。

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アルファードS“Cパッケージ”の内装

アルファードscパッケージの内装を見ていきます。

アルファードscパッケージは、2.5Lエンジンの最上級クラスだけあって、高級感はかなり滲み出ています。

アルファードS“Cパッケージ”の室内の画像

本革と錯覚するほどレベルの高いシート

アルファードS“Cパッケージ”の運転席画像

シートは合成皮革シートを採用しており、本革にも劣らない質感でした。

実際に座った感じや触り心地も本革と錯覚してしまうほどのレベルの高い仕上がりです。

これならば本革じゃなくてもいいのでは?と思ってしまいます。

前席は包み込まれるような座り心地で居住性は抜群

アルファードS“Cパッケージ”の助手席側画像

アルファードscパッケージの座面はかなり肉厚になっており、肩部の張り出しも大きいので、包み込まれるような座り心地でした。

助手席にはパワーオットマンが付いており、運転席は8ウェイ、助手席は4ウェイのパワーシートになっています。前席の居住性も抜群です。

羨ましい程贅沢な2列目シート

アルファードS“Cパッケージ”の2列目シート

アルファードscパッケージの2列目シートはエグゼクティブパワーシートになっており、最大500mmの前後スライドが手動でできます。

さらに電動オットマンと大型アームレストや角度調整式大型ヘッドレストも付いています。

アルファードS“Cパッケージ”の電動シートのスイッチ

2列目シートの座り心地は上役の椅子よりも座り心地が良いかもしれません。

一緒に試乗に行ってくれた妻も2列目シートの座り心地を体感すると「アルファードが欲しい」何て言いだしていました。

運転席にしか乗らない私にとっては2列目シートの贅沢さは羨ましいです。

アルファードS“Cパッケージ”のオットマン画像

試乗時は妻にも運転させて、私が2列目シートに座りましたが、1人で乗っていると広すぎて寂しくなってしまうほどです。

アルファードS“Cパッケージ”の2列目に座った足元スペース

車に近づいただけでスライドドアがオープン

後部座席に乗る際は、パワースライドドアなので開閉がラクなだけではなく、スマートキーで予め予約操作をしておけば、鍵を思って車に近づいただけでパワースライドドアがオープンします。

アルファードS“Cパッケージ”のロールサンシェード

3列目でも窮屈さは感じない広さ

アルファードscパッケージの3列目シートはエグゼクティブとはいきませんが、ミニバンにしてはかなり足元がゆったりしており、居住空間は狭くありません。

3人で乗ったとしても窮屈さは感じないくらいの広さが確保されています。

本革巻のステアリングでクールな仕上がり

アルファードS“Cパッケージ”のハンドル

ハンドルは本革巻きステアリングを採用しており、4本スポークでメタルウッドを採用したクールな仕上がりになっています。

メーターはオーソドックスなデザイン

アルファードS“Cパッケージ”のメーター

新型アルファードscパッケージのメーターは丸型のアナログメーターが2つと、センターにインフォメーションディスプレイが配置されたオーソドックスなデザインになっています。

センターパネルはシルバーパネルになっており、シフトレバーにはステアリングと同様にメタルウッドが採用されています。

アルファードS“Cパッケージ”のシフトレバー

シフトレバーの横にはパワーパーキングブレーキスイッチや走行モードの切り替えスイッチがまとめて配置されていることで、操作系のボタンが集約されており使い勝手が良いです。

荷室は7人乗車だと若干狭いかも

アルファードS“Cパッケージ”の荷室スペース

新型アルファードscパッケージのラゲッジルーム(荷室)は7人乗車時には居住スペースを広くとっているので若干狭い印象を受けます。

しかし、4人乗車時などでは3列目シートを左右両サイドに跳ね上げて使用できるので、スペースアップします。

アルファードscパッケージの内装を一言でまとめると、贅沢その物でした。

 

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