ホンダ「インサイトEX」の外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
2年9か月振りの復活で新しく生まれ変わった3代目「インサイト」の全容をホンダのディーラーに行ってしっかりチェックしてきました。
インサイトEXの外観
今まではコンパクトカーやハッチバックの印象が強かったインサイトですが、新しくなった3代目からはサイズもデザインも大きく変革を遂げました。
まずサイズは全長が約280mm、全幅が125mmとかなりサイズアップを図っています。
インサイトは「低く、速く、広く」をコンセプトにグローバルで開発されたシビックのプラットフォームをベースにしています。
このサイズアップにより、よりワイドで存在感のある4ドアセダンになっており、「優れた直進安定性」「安心できるハンドリング」「ワイド&ローの美しいスタイル」「ゆったりとしたくつろぎをもたらす広さ」を高いレベルで兼ね備える骨格を実現しています。
だから3代目インサイトはホンダの中でもレジェンドやアコードに次ぐ高い位置づけになったのです。
フロントマスクは最近のホンダ車の主流である「フライングウィンググリル」がインサイトでも採用されています。
グリルは刀身の美しさを連想させるデザインで金属質が上手く取り込まれています。
ヘッドライトにまで及んでいることでワイド感が推しだされています。
あまり意識しないとのぞき込むこともないフロントグリルにも、1本1本に金属の美しい質感を感じることができ、品格を感じ取ることができます。
ボンネットフードの優美にラインが走っており、造形の美しさから高級感が漂っています。
ヘッドライトとポジションランプ、ウィンカーはすべてLEDになっています。
インサイトは、EX以上のグレードでフォグライトも装備されています。
リアデザインも今までのインサイトからはいい意味でかけ離れたデザインになっています。
リアコンビネーションランプはフリードのデザインに似た外側から内側にかけて絞っているゆるやかなL字ラインとなっています。
また、EX以上のグレードにはトランクスポイラーが標準で装備されており、よりスポーティーないで立ちとなっています。
インサイトのサイドデザインは、トップからエンドにかけての流れるようなラインが特徴的です。
今までのインサイトの卵のような形から大きく印象を変えていますね。
アルミホイールは17インチ切削光輝
インサイトのアルミホイールは、17インチを採用しておりマットグレーの切削光輝で質感が高いホイールが装着されています。
サイドのデザインとうまくマッチしており、よりスポーティーな印象を増しています。
インサイトEXの内装
インサイトEXの内装は、ブラックベースで落ち着いたつくりになっており、価格帯相応かそれ以上の質感です。
まずシートはプライムスムースとファブリックのコンビシートで、プライムスムースが本革の様な質感をもっているので、座ると馴染みやすく心地良かったです。
インサイトの運転席は8ウェイパワーシートで助手席は4ウェイパワーシートを採用しています。
シートの質感に加え、左右にエアコンも独立温度コントロール式のフルエアコンを採用し、ヒートシーターも装備されているので、前席の居住空間に申し分ありません。
運転席周辺の装備ではステアリングがスムースレザーの本革巻きステアリングです。
スムースレザーの手に馴染みやすい柔らかな質感が個人的にとても好きです。
インサイトのメーター類は、マルチインフォメーションディスプレイと合わさり大型のディスプレイになっています。
ハイブリッドシステムのエネルギーフローや、安全支援情報など様々な情報を提供します。
インサイトのセンターコンソールには『エレクトリックギアセレクター』と『電子制御パーキングブレーキ』が配置されています。
『エレクトリックギアセレクター』はあまり見慣れませんし、ボタン式でDやRやPなどの操作をすることにあまり慣れていないので戸惑うかもしれません。
エンジンブレーキ(シフトダウン)はハンドル横のパドルシフトで行うようになっています。
合わせてパーキングブレーキも電子制御ですから今までの車のイメージから大きく進化した形ですね。
その他、センターコンソールにはドリンクホルダー2つ分と5.5インチのスマートフォンを置けるくらいの広さがある小物置き場、そして大容量のセンターコンソールボックスがあります。
USBジャックもあるのでスマートフォンの充電にも便利です。
全幅が広くなった分、コンソールの幅も大きくなったように感じます。
ナビとETC2.0はインサイトに標準で装備されているので、オプションで付ける必要はありません。
ナビは8インチディスプレイで、リアワイドビューカメラや通信料無料で利用できる「リンクアップフリー」にも対応しています。
後部座席は意外に広い
後部座席はインサイトのローなスタイルからは想像できないくらいのスペースが確保されています。
大柄な私が座った運転席のシートポジションでも、後部座席の足回りには十分なスペースがあり、膝回りも余裕があります。
しかしながら、180㎝超の私が後部座席に座ると、頭回りだけは若干窮屈さを感じました。
全高がかなり低い車なので仕方ないとは思いますが、あと2㎝くらい高いと文句なしです。
後部座席スペースにはエアコンのダクトやシート中央に収納式の肘置きもついており、居住空間としては申し分なく、2代目のインサイトと比較すると格段に広くなっています。
荷室はゴルフバック4個分519L
トランクルーム(荷室)はゴルフバックが4個積める519Lの大容量です。
後部座席が6:4分割の可倒式なので、トランクスルーになっており、自転車も積載可能です。
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