ホンダ

オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージ(外観・内装の評価)3列目もゆったり広い

ホンダ「オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージ」の外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。

もともと乗用車ベースのミニバンとして、セダンと同等の走行性能を持つ車として非常に重宝されていたオデッセイは「クリエイティブ・ムーバー」として発売開始から今日までヒットを続けています。

オデッセイハイブリッド・アブソルートEXの全体画像

5代目モデルからはホンダの最上級ミニバンの「エリシオン」と統合したこともあり、更なる低重心化と車高アップを遂げました。

さらに、後部ドアは両側スライドドアを採用するようになり、よりミニバンの要素を強くしています。

2017年11月にはマイナーチェンジを行い、安全性能の機能向上やフロントバンパー、グリル、アルミホイールのデザイン変更などの進化を遂げています。

そんな新しくなったオデッセイを見てみたいと思い、ホンダのお店へ足を運んできました。

オデッセイハイブリッド・アブソルートEXの試乗運転レポへ

試乗車はオデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージ

今回私が試乗させて頂いたオデッセイは「オデッセイハイブリッド・アブソルート」のEXパッケージです。

オデッセイにはガソリン車とハイブリッド車があり、ガソリン車は2.4LDOHC i-VTECエンジンを採用しています。

最高出力は175PS/6,200rpmで最大トルクは23.0kgf・m/4,000rpmです。

ガソリン車のエンジンは環境性能とハイパワーの両立を目指し、骨格から設計したエンジンです。

低回転域から豊かなトルクを発生し、常用域の回転数を抑えることで静粛性も高めています。

さらにアブソルートにおいては直噴化により、レギュラーガソリンに対応しながら更なる高出力と低燃費を達成しています。

最高出力は190PS/6,400rpmで最大トルクは24.2kgf・m/4,000rpmを達成しています。

一方のハイブリッドは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステムを搭載し、エンジンは主に発電に徹し、幅広い領域をモーターで走行します。

モーターが回りはじめた瞬間から最大トルクを生む特性を持つオデッセイハイブリッドは、V6 3.0Lエンジンの最大トルクに匹敵するトルクを発生させ、幅広い速度域で力強く滑らかな加速と静粛性に優れています。

走行用モーターは184PS/5,000-6,000rpmの最高出力と、32.1㎏f・m/0-2,000rpmの最大トルクを発生させており、力強い高速クルーズの時には145PSの最高出力と17.8kgf・mを有するエンジンも活用して走行するので、その力強い走りにも期待が湧きます。

今回試乗したオデッセイハイブリッドのボディーカラーは「ホワイトオーキット・パール」で王道のホワイトです。オデッセイは高級ミニバンの位置づけもあり、あまり派手な原色系のカラーはありません。

ラインナップとしては黒系の「クリスタルブラック・パール」やグレー系の「モダンスティール・メタリック」をはじめ、アメジストの様な「スパイスパープル・パール」に深紅の「ディープソッロ・パール」などを含んだ計7色のラインナップになっています。

グレード構成もオデッセイハイブリッドはハイブリッドが6グレードにガソリン車も6グレードとなっており、計12グレードと豊富なラインナップです。

今回試乗した「ハイブリッドアブソルート」EXパッケージは7人乗りで400万円となり、オデッセイシリーズの中では上級グレードです。

幅広い価格帯を持つオデッセイだから他のグレードの価格も気になるところだと思います。グレードと価格の一覧を下記に載せておきます。

価格(円~)ガソリン車
GG・EXアブソルートアブソルートXアブソルートEXアブソルートX
アドバンスドパッケージ
FF276万338万298万320万345万339万
4WD301万352万327万343万356万362万
価格 (円~)ハイブリッド
ハイブリッドアドバンスドパッケージEXパッケージアブソルートアブソルートアドバンスドパッケージアブソルートEXパッケージ
FF356万394万399万378万397万400万

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オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージの外観

今回試乗したオデッセイハイブリッドアブソルート・EXパッケージはオデッセイの中でもエクステリアのデザインを重視した、エアロタイプのグレードになっています。

ハイブリッドではどのグレードでもフロントマスクはアブソルートのエアロタイプになっていますが、ガソリン車の「G」「G・EX」ではグリルとバンパー形状に丸みを帯びたタイプになっています。

このアブソルートタイプのフロントマスクはグリルにエアロダイナミクス・カラードバンパー+エアロダイナミクス・ドアロアガーニッシュが装着されています。

迫力がある印象のダーククロームメッキ大開口フロントグリルが躍動的なデザインでクールな存在感を演出しています。

ハイブリッド専用デザインで、ヘッドライトリフレクターとフォグライトリングがブルーになっているのも特徴的です。

ハイブリッドはヘッドライトもLEDヘッドライトを標準化しており、より広範囲を照射できるようになっています。鋭い表情を演出する導光タイプのLEDポジションランプもクールな印象を引き立てています。

足回りのアルミホイールは5本スポーク形状の専用デザイン17インチアルミホイールを採用しています。切削光輝でスタイリッシュなデザインなので、アブソルートの躍動感を更に増しています。

リアのデザインはどのグレードでも基本大きく変わる点はありませんが、ハイブリッドのみ専用リアコンビネーションランプがついており、さりげなくハイブリッドの違いを主張しています。

ハイブリッドアブソルートはアブソルートのクールで躍動感のあるダイナミックなデザインとハイブリッドにしかない特別装備でより上級な印象を与えています。

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オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージの内装

今回試乗したオデッセイハイブリッドアブソルート・EXパッケージのインテリアはブラック基調となっており、黒木目調のパネルが落ち着きのある高級感を上手く演出しています。

シートもしっかりとした質感の新素材である「プライムスムース」を採用しており、上質な室内を演出するとともに、汚れやシワに強い、高い機能性も有しています。

座った感じも本革シートの様にジワジワと体にフットしていく様な感じで、とても座り心地が良いシートでした。

シートの調節も運転席は8ウェイのパワーシートなのでしっかり微調整することができます。

ハンドルは3本スポークの本革巻きステアリングホイールを採用しており、手に馴染みやすいです。シルバーのアクセントが主張しすぎない程度の大人の演出になっています。

ステアリングスイッチもクルーズコントロールやオーディオ系のスイッチをコンパクトにまとめているので、目障りになりませんね。

メーターはセンターに丸型のアナログスピードメーターを配置して、サイドにインフォメーション系のディスプレイを配置したシンプルな形状になっています。

センターパネルはナビゲーションとエアコンの操作パネル、シフトレバーを配置しており、すっきりとした印象です。特にエアコンの操作パネルは静電容量スイッチになっていることで、上質な印象になっています。

このアブソルートEXパッケージはエアコンが「トリプルゾーンコントロール」になっているので、1列目の左右席と、リア席の3つのゾーン各々で好みの温度設定ができます。

センターコンソールはシャッター付のセンターコンソールボックスと、運転席大型アームレストが装備されていながらも、足元はフラットになっているので、運転席と助手席の移動が楽にできるようになっています。

センターコンソールには家電用品に使えるAC電源を装備しており、大型アームレストは角度調節型のゆったりとしたサイズのアームレストなので、どちらも快適に車内で過ごすための必需品です。

オデッセイと言えば後部座席の乗り心地も重要です。乗り込む際は両側電動スライドドアになっているので、開閉が便利です。小さなお子さまがいる方も、隣の車に扉をぶつける心配がありません。

乗り込みも低床設計なので、お年寄りや小さなお子さまも無理なく乗車することができます。

2列目シートはオットマンが付いており、キャプテンシートなので、この上ない高級感が漂っています。ヘッドレストの形状も無理のない形状でリラックスできます。

ミニバンなのでシートが可動しますから、自分の体格に合わせた位置で座れるので、膝周りもゆったりしています。3列目に乗車する方のことも考慮して、シートを可動域中間くらいに設定しても、スペースは十分確保することができます。

2列目の窓にはロールサンシェイドがついており、日差しを和らげ車内を快適に保ってくれます。使わない時はドアの内側に収納可能です。

ルームランプはLEDを採用しており、室内を上質な輝きで包みます。乗車時に足元を照らすライトをスライドドアに装備しており、そのライトもLEDを採用しています。

上部に配置されているエアコンのルーバーも丸型にシルバーリングがあしらわれた高級感のあるデザインになっています。

3列目に座る時は2列目のシートを可動させて乗り込みますが、スライドドアの開口幅が大きいので乗り込みやすいです。ただ身長の高い方が乗り込む時には、車高が大型ミニバンよりも低いので、頭に気を遣って乗らないといけないのは難です。

シート自体は3人掛けになっていますが、窮屈さは一切感じません。3列目にいながらもゆったりリラックスして座ることができます。リクライニング機構も背もたれの角度を1席ごとにずらせるので大人3人が肩を触れあうことがなく座れます。

ラッゲージルームはスクアエ形状の大容量です。3列目のシートを女性の軽い力でも楽に格納できるので操作が楽です。低い開口部により、重い荷物の積み降ろしのしやすさも抜群です。

↓実際に走ってみた感想はこちら

 

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