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オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージの試乗記(走り・加速性能)実燃費は16km/L程度

オデッセイハイブリッド・アブソルートEXの運転席画像
ホンダ「オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージ」の運転した感想を書きたいと思います。

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オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージの走行性能

では早速試乗してみたいと思います。今回試乗したオデッセイハイブリッドアブソルートEXは走り出しがモーター駆動なので、非常に静かに走り出します。

走り出しからモーターで最大トルクを発生させるので、32.1kgf・mという太いトルク感で力強い走りを体感できます。

60km/h位の巡航ではモーターのみの駆動でかなり静かに走行してくれます。しかしモーターであまりにも静かすぎる為、タイヤから発生するロードノイズがとても気になってしまいました。

また、中速域からアクセルを踏み込んで加速する時は、エンジンが高回転で回る音が車内に入ってくるので、少し力不足なのかなと感じるシーンもありました。

オデッセイはミニバンで車体が重く仕方がないのかもしれませんが、オデッセイが高級ミニバンの一種と捉えるのであれば、2.4L位のエンジンで追加加速でも余裕を見せれるくらいの加速をして欲しいですね。

足回りは若干硬めではありますが、ゴツゴツした感じではなく、カーブの多い坂道でも安心してハンドルか切れる、走りやすさを追求した硬さにセッティングされています。このカーブでのハンドリングはミニバンというよりもスポーツGTカーに乗っている様な感覚です。

低床・低重心設計であることもプラスに働いており、運転席からの視界も、ハンドルの取り回しも、シートの座面位置なども含めてスポーティーな仕上がりで本当に運転しやすい機敏な車でした。

オデッセイの安全性能

オデッセイの安全性能は先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」により高い快適と安心を得ることができます。

ミリ波レーダーと単眼カメラによって対象物の位置や速度、形や大きさの識別に優れた高精度な検知機能で車の前方の状況を認識します。ブレーキやステアリングの制御技術と協調して事故回避を支援する先進のシステムです。

このシステムには緊急時に自動ブレーキで衝突回避・被害軽減を図る「衝突軽減ブレーキ」や、路側帯内の歩行者との衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」、ステアリングやブレーキの制御で車線を外れない様に支援する「路外逸脱制御機能」があります。

さらに、車線中央に沿って走れるようにステアリング操作をアシストする「車線維持支援システム」や前方に障害物がある状況での急加速を防止する「誤発進抑制機能」、定速走行に加え、前走車との車間距離を適切に制御する「アダプティブ・クルーズ・コントロール」がついています。

今回はオデッセイハイブリッドアブソルートEXパッケージに特別装備されている「ブラインドスポットインフォメーション」について紹介をしたいと思います。

この支援機能は走行中、斜め後ろに車両が存在すると、その方向のミラー上のマークが点灯します。さらにウィンカー操作をすると、マークの点滅と警報音で注意を促してくれるのです。

目視でも意外と見落とし易い斜め後ろの死角を、ミラーでわかる様に教えてくれるのは凄く助かります。試乗中でもミラーが点滅するシーンがありましたが、警報音と共にとても分かりやすいです。

他にも「標識認識機能」や「先行車発進お知らせ機能」なども含めて、ホンダセンシングは予防安全性能評価にて最高ランクの「ASV+」を獲得した優秀なシステムなのです。

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オデッセイの燃費・実燃費

ここからはオデッセイの燃費について触れていきましょう!特にオデッセイハイブリッドはスポーツハイブリッド「i-MMD」を搭載して革新の燃費性能を誇っていると評判が良いです。

実際のところはどうなのかを、カタログに書いてあるJC08モード燃費と、インターネットで囁かれているオデッセイの実燃費を上げてみていきます。

燃費(km/L)ガソリン車
GG・EXアブソルートアブソルートXアブソルートEXアブソルートXアドバンスドパッケージ
FFJC0813.413.614.014.014.014.0
実燃費10.110.310.510.510.510.5
4WDJC0812.813.013.013.013.013.0
実燃費9.310.110.110.110.110.1
 燃費(km/L)ハイブリッド
ハイブリッドアドバンスドパッケージEXパッケージアブソルートアブソルートアドバンスドパッケージアブソルートEXパッケージ
FFJC0826.026.026.024.424.424.4
実燃費16.116.116.115.515.515.5

ハイブリッドのJC08モード燃費が24.4km/L~26.0km/Lに対して実燃費は15.5~16.1km/Lとなっており燃費達成率は63.5%とまずまずの燃費性能です。

今回私は片側3車線の大きな国道をメインに走行させて頂きましたが、計8km/L位の道のりで約14.4km/Lの平均燃費となっていました。

今回の試乗では中速域から一気に加速させる様なシーンを故意的に作って走行していたので、平均燃費にも影響を及ぼしていたのだと思います。

一方ガソリン車のJC08モード燃費は13.4~14.0km/Lで実燃費は10.1~10.5km/L程度です。燃費達成率は75%くらいになっており、ガソリン車の燃費達成率は非常に良い結果です。

オデッセイの場合はハイブリッドとガソリン車の燃費差も大事ですが、それよりもハイブリッドを選択する方は、モーター走行での静粛性やトルク感や特別感といった点に魅力を感じて購入される方が多い様です。

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オデッセイハイブリッド・アブソルートEXパッケージの試乗記まとめ

今回はオデッセイハイブリッドを中心に見させて頂き、試乗させて頂きましたが如何でしたでしょうか?

オデッセイはミニバンでありなが低床・低重心なのでミニバンらしからぬ、機敏で運転しやすい車に仕上がっていました。

ハイブリッドの太いトルク感と、モーターの静かさはハイブリッドでないと味わうことが出来ない走りです。

常に新しい発想を見せつけてくるホンダの渾身の1台オデッセイは、今までのミニバンの常識を覆す様な1台だと私は感じています。

この感覚を体感したいと思う方は是非近くのホンダのお店へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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