三菱パジェロ・エクシードの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
1980年代から35年以上の長い間愛され続けているパジェロ、1990年代にはRVブームの到来によって更にパジェロ人気が加速しました。
現在はRVブームよりも高級SUVブームによりハリアーやアウトランダー、エクストレイルなどに人気が集まっています。
しかしパジェロは一部の根強いユーザーの支持によりその地位を揺るぎない物にしています。
40代以上の私たち世代にとっては、パジェロは子供の時に「いつかは乗ってみたい」と憧れをもった少年も多かったはず。
その夢を大人になって叶える為に購入する方や、一度パジェロに乗ってしまったら、虜になりずっとパジェロで乗り換えるリピーターも多い様です。
リピーターが多いということは、パジェロの品質が確かなことを物語っていますね。
今回はリピーターが多い、三菱パジェロの実力を乗って体感したいことと、少年の時に「いつかはパジェロ」と思っていた少年の1人だったので、是非乗ってみたいと思いディーラーで試乗をしてきました。
試乗車はパジェロ・エクシード
今回試乗したパジェロはロングボディーの7人乗り、エクシードというグレードです。
パジェロのグレード構成はロングボディーとショートボディーに分かれています。
ロングボディーはスーパーエクシードとエクシード、GRの3グレードになっています。
ショートボディーは、VR-ⅡとVR-1となっており計5グレードで構成されています。今回試乗したパジェロはエクシードです。
ロングボディーの中では中間グレードに位置づけられています。
今回試乗させてもらったのはパジェロのパワーユニットはディーゼルエンジンで、排気量は3200ccのDOHC16バルブ4気筒でインタークーラーターボチャージャーが付いています。
最高出力は190PS/3500rpm、最大トルクは45.0kgf・m/2000rpmとなっており、ボディー重量が2t超えでも、しっかりとしたパワーを持ち合わせています。
ディーゼルターボのおかげで比較的回転数が低い段階でも、パジェロのパワフルさを発揮することができます。
ちなみにもう一つのパワーユニットはガソリン車のパジェロです。排気量は3000cc、エンジンはSOHC24バルブ・V型6気筒です。
最高出力は178PS/5250rpm、最大トルクは26.6kgf・m/4000rpmとなっています。こちらも魅力できなスペックです。
ボディーカラーはクールシルバーメタリックで内装色はブラックです。ボディーカラーはモノトーンが5色、3ウェイ2ト-ンが2種類になっています。
今回試乗したクールシルバーメタリックも良く街中で見かけますし、ダイヤモンドブラックマイカやウォームホワイトパールも良く見かける色です。
今回試乗したパジェロはエクシードのディーゼルターボ車なので¥4,282,200ですが、他のグレードも気になるので価格をみておきましょう。
(円) | ロングボディー | ショートボディー | |||
---|---|---|---|---|---|
スーパーエクシード | エクシード | GR | VR-Ⅱ | VR-Ⅰ | |
ディーゼル | 495万 | 428万 | 375万 | 400万 | |
ガソリン | 383万 | 327万 | 292万 |
パジェロ・エクシードの外観
パジェロのエクステリアをみていきましょう!ロングボディーはとにかく大きいですね。
全長は4900mm、全幅は1875mm、全高は1870mmとなっています。
悪路走行を想定して製造されている車なので、タイヤも265/65R17と太くて大きなタイヤを履いています。
地上高も225mmと床下もかなりの空間が開いているので、岩場や豪雪時でも臆することなく走行できそうです。
ヘッドライトはプロジェクター式のディスチャージヘッドライトを採用しており、悪路でもしっかり視界を維持できるように、ヘッドライトウィッシャーもついています。
ベゼル一体型のフォグランプとLEDポジションランプの組み合わせもいい感じです。
フロントマスクは3本の横スポークのグリルとゴツゴツしているバンパーのデザインで頑丈そうにみえます。
ブラックのスキッドプレートが付いていることもあり、RVの力強い性能をマスクから漂わせています。
サイドのデザインもサイドステップやホイールリップモールが付いており、ドアも分厚くゴツゴツしているのでパジェロの力強さをしっかりアピールしています。
リヤのデザインはリヤバンパーアンダーカバーが付いていて、スペアタイヤガーニッシュ、リヤフォグランプもついているのでRV車の要素がばっちり揃っています。
リヤのコンビネーションランプだけはボディに似合わず小さいので少し可愛らしくなってしまっています。
サイドミラーはかなり大きな物が付いています。これだけ大きな車体だと死角も多くなってしまうので、大きいミラーの方が安心できます。
サイドアンダーミラーも大きい物が付いているので、機能性が高いです。
ホイールベースが長く前タイヤは運転席より前なので、運転席から前輪を確認することも可能です。
トータルしてみると、パジェロは正統派RV車なので、頑丈でしっかりとした造りになっており、どんな悪条件の道を走っても身を任せることができる安心感がエクステリアから感じられます。
パジェロ・エクシードの内装
パジェロのインテリアを見てみましょう。内装はブラック調で統一されていて落ち着いた雰囲気です。
パジェロのエクシードだけスエードファブリックのブラックかベージュを選択することができます。
それ以下のグレードではブラックのスエードファブリックのみになっています。
またエクシードはオプションで本革に変更することも可能です。
シートの座り心地はどちらかというと硬めの印象です。前席はバケットも深めになっており、体をしっかりホールドしてくれます。
運転席・助手席ともにシートヒーターがついているので雪国でも快適です。
ステアリングは本革巻きの4本スポークになっており、本革は少し硬めの本革で握るとしっかりグリップしてくれます。
ATセレクトレバーやハンドブレーキ、4WDトランスファーレバーも本革巻きになっています。
フロアコンソールの幅が大きいので、運転席と助手席も距離感があって独立しているので、私の好みに合っています。
デザインもメタル調パネルとアルミコーティングのコンビネーションで質感高く仕上がっています。
アクセサリーベースも深さがあるので、小物のみならずCDやDVDなども入るくらいの大きさがあります。
メーターは立体的で奥行がある丸型のハイコントラストメーターです。レオスタットによって明るさも自由に調整することができます。さらに4WD作動インジゲーターや、定期点検時期を知らせるサービスリマインダーも視認性の高い中央部に設置されています。
センターパネルはピアノブラック調でシックな印象です。上部にセンターインフォメーションディスプレイを配置、視線移動の少ない場所なので見やすいですね。
外気温や凍結警報、高度、平均車速や燃費などのドライブ情報などを提供します。
エアコンはフルオートエアコンを採用しています。そして後席にはマニュアルエアコンを採用し、前席と独立して温度調整が出来るようになっています。
後席は2列目シートに3名、3列目シートに2名掛けになっています。2列目シートは幅広でゆったり座ることが出来ます。
膝周りも十分な余裕があるので、長時間のドライブでも快適に過ごす事ができます。
3列目シートは残念ながら常用で使用するには少し無理があります。緊急時の補助席程度で考えた方が良いでしょう。
シートバックも低く、足元も床が高いので、小学校低学年向けでしょうね。
シートアレンジは2列目シートが6:4で可倒するのでバリエーション豊富です。
3列目シートと2列目シートの両方を倒してフラットにして使うこともできますし、長い物を積む時には、助手席側の2列目シートだけ倒して使うこともできます。
3列目シートはあまり使用しないこが前提にあるので、収納時に床下にしまうことができます。簡単な操作で取り外すことも可能です。
荷室は3列目シートを使用時には、3列目シートに圧迫感を与えない空間を保つようになっており、3列目シート収納時は荷室床面積が広く高さも1100mmの荷室高を確保しているので大容量です。
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