トヨタ・ヴィッツハイブリッドFの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
トヨタのコンパクトカーと言えばヴィッツが主力車種です。
ヴィッツは価格の安さを重視したコンパクトとは一線を画し、デザインや品質の良さ、衝突安全性能や環境性能の高さを強みとしてヒットしました。
このヴィッツのヒットに追随して、他社でもフィットやマーチなどの対抗車種を投入してきました。
ヴィッツは今日のコンパクトカー市場の礎を気付いたと言っても過言ではありません。
このヒット車種のヴィッツにもハイブリッドがラインナップに加わったと知り、居てもたってもいられずトヨタネッツのお店へ足を運んでしまいました!
今回はヴィッツハイブリッドの持つ実力を思いっきり体感したいと思います。
試乗車はヴィッツ・ハイブリッドF
今回試乗させて頂いたのはヴィッツハイブリッドのFグレードです。Fはヴィッツハイブリッドのベースグレードで価格は1,921,320円からです。
ボディーカラーはクリアブルークリスタルシャインという明るいスカイブルーで、良く晴れた夏空を思わせる澄み切ったブルーです。
ヴィッツのボディーカラーは全12色とかなり、さらにジュエラグレード専用の特別カラーも5色あるので、様々な色を選択でき個性をアピールするには最適な車です。
パワーユニットは直列4気筒1500ccのエンジンにハイブリッドモーターが1つ搭載されており、システム最高出力は100PSとなっています。
他にもヴィッツはガソリン車1.0Lと1.3Lもあり、それぞれの最大出力は1.0Lエンジンで69PS、1.3Lエンジンで99PSとなっています。
比較するとヴィッツハイブリッドが一番パワフルです。
ヴィッツは今紹介した通り、3つのパワーユニットがありそれぞれのグレードと価格を下記で紹介します。
価格(円) | F Mパッケージ | F | F スマートストップパッケージ | ジュエラ | ジュエラ スマートストップパッケージ |
---|---|---|---|---|---|
1.0L(FF) | 128万 | 142万 | 150万 | 157万 | 165万 |
価格(円) | F | ジュエラ | U | U スポーティーパッケージ |
---|---|---|---|---|
1.3L(FF) | 158万 | 180万 | 189万 | 205万 |
1.3L(4WD) | 169万 | 191万 | 200万 | - |
価格(円) | ハイブリッドF | ハイブリッド ジュエラ | ハイブリッド U | ハイブリッド U スポーティーパッケージ |
---|---|---|---|---|
1.5Lハイブリッド | 192万 | 208万 | 218万 | 239万 |
ヴィッツ・ハイブリッドFの外観
ヴィッツハイブリッドの外観を見てみましょう!一見すると「アクア」に似た顔つきになっています。
今回のマイナーチェンジでボンネット以外は一新したそうです。私達一般人にはフルモデルチェンジと変わらない気もするのですが・・。
ライトデザインは丸型から少し尖った感じの角があるデザインに大きくチェンジしています。
半円を逆さにした大きなグリルもオシャレな感じになっていますね。フロントバンパーとボンネットの凹凸がフロントエンブレムに向かって集まっている様な感じが斬新です。
ヴィッツハイブリッドFはベースグレードなので、フォグランプが付いてないのが少し物足りなさを感じます。
オプション装備10,800円で付けることができるので、是非つけておきたい装備ですね。
リアデザインをみてみましょう。リアコンビネーションランプのデザインは今までのヴィッツの面影を全く感じません。
スニーカーをひっくり返したような形にこれまた斬新さを感じます。またライトもコンビネーションランプを縁取る様なライン状のライトが存在感をアップさせます。
アクアのフォルムはリアがキュッと締まっていますが、ヴィッツはコンパクトカーとしての室内空間の居住性を重視しているので、リアがボテッとしています。
どちらが良いかは好みの問題ですが、私はアクアの様な締まった感じが好みです。
サイドのデザインはマイナーチェンジ前後で大きな違いはなく、一見アクアの様に見えるヴィッツも、サイドをみればヴィッツとアクアの見分けをしっかり付けることができます。
足回りは残念ながらスチールホイールとホイールカバーのセットが付いていますヴィッツハイブリッドは一番高いグレードでないとアルミホイールを履かせてくれません。
燃費を稼ぐためにも軽量化ができるアルミホイールを選択すべきだと思っています。
ヴィッツハイブリッドのエクステリアはガソリンコンパクトカーの血筋を引いている為、ハイブリッドカーという空気抵抗をガチガチに意識して作った車よりは、丸みがあってボテッとしていますね。
ヴィッツ・ハイブリッドFの内装
ヴィッツのインテリアをみていきましょう。まずヴィッツの内装パターンは全部で6パターンになっています。
今回試乗したヴィッツハイブリッドFの内装色はブラックで、シートはフロントヘッドレストが一体型のハイバックになっています。
Fグレードはこの他に、内装色がアイボリーの仕様もありますが、シートは全てハイバックになっています。
私はあまりハイバックが好みではなく、皆さんの中にも好みでない方は多いと思います。
そういう方はUグレードかジュエラであれば分離式のヘッドレストの仕様にすることができます。
内装もブラックで一体化されており、インパネオーナメントの素材は革シポ調です。
こちらもコンパクトカーの様なチープなプラスチック感が全面に出てしまっているので残念です。
ステアリングはウレタン製の3本スポークで至ってシンプルです。シフトレバーはセンターコンソールに配置されており、ロングストークです。
元々ヴィッツの価格帯はコンパクトカーなので安価に抑える為の努力がみられる車ですが、ハイブリッドになってもその印象を与えてしまう、そんなチープなセンターコンソールやシフトノブになっています。
今回試乗したヴィッツハイブリッドにはスタートプッシュエントリーが付いていましたが、本来Fグレードは鍵を挿してエンジンをかける仕様です。
おそらくFグレードにスマートエントリーセットをメーカーオプションで装着しているのでしょう。
メーター類はスタイリッシュで良い感じです。センターに大きなアナログの速度メーターを配置し、左サイドにはハイブリッドインジゲーターをアナログで配置、そして右サイドには4.2インチカラーTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイを配置しています。
センターパネルにはナビゲーションとオートエアコンが配置されています。パネルの作りがかなり奇抜で、円形の上1/3だけぶった切った様なデザインです。
上部にパネルがあり、下部は空間になっているので、運転席周りを広く見せる効果もあります。
オートエアコンもボタン配置がシンプルなので分かりやすいです。
後部座席は2人ならゆったり
後部座席は窮屈さを感じることはありません。室内高も1250mm確保されているので思いの他空間が保たれています。
2人で乗る分にはゆったりしていますね。前席を最後部まで下げていても、ギリギリ膝が当たるくらいです。
荷室は深さもあり観葉植物も運べる
荷室は荷物の出し入れがしやすい大きな開口部で、開口高が800mm、開口幅は1080mmとなっています。深さもあるので観葉植物なども運ぶことが可能です。
ヴィッツの荷室はフルフラットにならないのは残念ですが、シートが6:4の分割可倒式になっているので、積載量に応じて後部座席のシートを倒して荷室を広くすることができます。
その他ヴィッツは収納スペースを多く備えており、全て合わせて最大13の収納アイテムがあるので、車内の乗車スペースに余分な物を置かないようにして広く見せることができますね。
女性に人気の高い車なので、こういった細かい部分に気を遣えているのでしょう。
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