スバルの代表的なクロスオーバーSUV「フォレスター」。フォレスターは全グレードで縦置きの水平対向エンジンと四輪駆動を組み込んでおり、スバルのアイデンティティが詰まっています。
フォレスターは1997年から販売を開始して現在が2012年にフルモデルチェンジを行った4代目になります。スバルのインプレッサやレボーグなど様々な車種でフルモデルチェンジを遂げているので、フォレスターも近々モデルチェンジするのでは?
新しくなる前にスバルのアイデンティティが詰まったフォレスターに乗ってみたくてスバルのお店へ足を運んでみました。
試乗車はフォレスター・X-BREAK
今回試乗してきたのは、スバルフォレスターの特別仕様車「X-BREAK」です。このX-BREAKはシートが撥水ファブリックシートになり、車内にオレンジのステッチが入っておりインテリア装備が充実しています。
またエクステリア装備では、サイドクラッディングにオレンジ加飾が加わり、ブラックの専用ルーフモールも装着されています。リアにはX-BREAKのエンブレムがついて特別感がありますね。
今回試乗したフォレスターのエンジンは2.0Lの水平対向4気筒エンジンを搭載した四輪駆動(AWD)で全グレードに共通しています。ワングレードのみターボ搭載の車がありますが、その他のグレードはノンターボです。
ターボ車は馬力倍増280ps
ノンターボの最大馬力は148psで最大トルクは20.0kgf・mなので十分馬力はありますが、ターボ車になると最大馬力が280psと倍近く高くなるので、かなりパワフルになります。
今回試乗したフォレスターはクリスタルホワイトパールで、白いボディーにオレンジのアクセントがマッチしています。ボディーカラーは全8色で、アイスシルバーメタリックは先代のフォレスターにも多く選ばれていたグレーなので、フォレスターらしくて好きです。
今回試乗したX-BREAKはメーカー装備オプション車で価格は2,916,000円です。気になる他のグレードの価格は以下の通りです。
グレード | 2.0アイサイト | 2.0i-L | 2.0i-Lアイサイト | X-BREAK | X-BREAK(OP) | S-リミテッド | 2.0XTアイサイト |
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価格 | 241万 | 258万 | 268万 | 275万 | 291万 | 289万 | 312万 |
フォレスター・X-BREAKの外観
フォレスターのエクステリアを見てみましょう!SUVなので車高が高くなっています、凄く高い印象を受けますが、全高は1735mmと1800mm以下とは意外でした。同じスバルのSUV「XV」と比べると140mm高く作られています。
最近のSUVはエクストレイルやCX-5のように丸みを帯びたデザインが流行しつつありますが、フォレスターの様に若干角ばったデザインの方がSUVらしくていいですね。
外観はスポーティな仕上がり
フロントデザインはスバルらしいデザインでヘッドライトが切れ目になっている仕様です。他のフルモデルチェンジした車種に比べるとライトのデザインは若干丸みを帯びていてソフトな印象を受けます。
フォグランプ周辺がブラック樹脂になっており、ボディーカラーとのちょっとしたアクセントになっています。
リアデザインは至ってシンプルです。しかしフロントデザインと対称的な所に味があるのかもしれません。特別仕様車はオレンジ色の「X-BREAK」エンブレムが付くので特別感があります。ノットアンテナやルーフスポイラーがついているのもポイントUPです。
ホイールは17インチのダークグレーメタリック塗装のアルミホイールを採用しており、デザインもクロカンみたいで格好いいですね。
ルーフモールもブラック、ドアミラーもブラックのカラードミラーになっています。サイドクラッディングはオレンジ加飾が加わっているので、ボディーカラーにブラックとオレンジのアクセントが上手く融合してスポーティーな仕上がりになっていると思います。
フォレスター・X-BREAKの内装
フォレスターのエクステリアを見てみましょう!内装はブラック色で統一されており、落ち着いた印象を受けます。落ち着いた中に、エクステリアのアクセントと同様にオレンジがインテリアにも散りばめられています。
シートでは、シートサイドがオレンジアクセントとステッチをあしらっており、アクティブに仕上がっています。シート自体も撥水ファブリックシートなので、川遊びやマリンスポーツをした後でもお手入れが楽です。
しかもこのシートは電動8ウェイパワーシートとなっており、シートリフター、前チルト、前後スライド、リクライニング調節を全て電動化しています。
ドアのソフトパットやシフトブーツ、ステアリング、ヘッドレストにもオレンジのステッチでアクセントを加えており、全体的にオレンジがアクティブな印象を与えてくれます。
インパネもダークカーボン調のパネルになっておりシルバーの加飾が加わっているのでスポーティーでありながら洗練された質感になっています。
ステアリングは本革巻きステアリングでこちらもオレンジのステッチがついています。ステアリングスイッチは「アイサイトの操作スイッチ」と「パドルシフト」のみでシンプルです。デザインも奇抜さはなく王道のデザインで好感がもてます。
メーターはデジタルの2連メーターでセンターにはシフトポジションとトリップメーターを加えたシンプルな配置になっています。インフォメーション系のディスプレイは全てナビゲーションの上部に配置してセンターに情報系をまとめています。
シフトノブも本革巻で、ハンドブレーキもフットブレーキでなく運転席に左横に配置している所が個人的には好感が持てます。
最近はオートパーキングブレーキが増えてきているので、次回のフルモデルチェンジで無くなってしまったら残念です。
後部座席は快適に座れる
後部座席は窮屈さがなく快適に座ることができます。シートアレンジは6:4分割可倒式シートになっており、荷室を自在に拡張することができます。
カーゴルームからワンタッチ操作でリアシートを前に倒せるのも便利です。
荷室で電源確保できる
カーゴルームは撥水カーゴフロアボードになっており、表面に撥水加工が施され、ラゲッジスムーザー機能で荷物をスムーズにスライドさせることができます。
マウンテンバイクやスノーボードもラクラク積載することができます。
さらにカーゴルームには、カーゴサイドフックや、カーゴソケット(DC12V/120W)、カーゴフック(4か所、耐火重20㎏)が付いているので荷物の固定やレジャー時の電源確保に役立ちますね。
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