三菱RVRアクティブギアを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。
RVR『アクティブギア』の走行性能
下のトルクが太めで走りだしもしっかり
では早速試乗した感想を伝えていきます。まずRVRの1.8L MIVECエンジンですが、最大トルクは17.5kgf・mで、このクラスのスペックでは一般的ですが、下のトルクが思ったよりも太くて走り出しでもしっかりとしたトルクを感じることができます。
加速をさせていくとエンジンルームから甲高い良い音が聞こえてきます。ショートストロークタイプ特有のキレ味や機敏な加速を感じることができて魅力的です。
ゴツゴツした路面もまろやかに処理
足回りも路面が多少ゴツゴツしている様な状況下でも荒っぽい突き上げみたいなのは感じることなく走行することができます。サスペンションがまろやかに処理してくれているのでとても乗り心地が良いです。
RVRにはアイドリングストップ「オートストップ&ゴー」が搭載されています。信号待ちえ停車すると、すぐさまエンジンが停止します。信号が青になりブレーキペダルから足を離した瞬間にエンジンが最始動して速やかに走りだします。
再始動の際にも嫌な振動などは感じず、本当になめらかでスムーズに走り出していきます。
アクセルを踏んだ分だけしっかり加速
RVRはCVTを使っているのですが、アクセルを踏んで回転数を上げた分だけ、しっかりと速度が付いてきてくれるので、ストレスがない加速を得ることができる点で素晴らしいと感じました。
MIVECエンジンと6速スポーツモードCVTの相性が本当に良いのだと思います。この位ストレスフリーな加速が味わえるのであればCVTも悪くありません。
RVRの走行性能に関して言えば、1.8Lのガソリンエンジンという観点でみれば、とても素晴らしい走行性能を持った実直に作られた車だと感じました。
RVR『アクティブギア』の安全性能
予防安全技術「e-Assist」が装備
RVRのアクティブギアには電波レーダーとカメラユニットによって安全で快適な運転をアシストする予防安全技術「e-Assist」が装備されています。
RVRには「衝突被害軽減ブレーキシステム」や「車線逸脱警報システム」「オートマチックハイビーム」などのメイン機能の他に、「エマージェンシーストップシグナルシステム」「アクティブスタビリティーコントロール」などの機能も充実しています。
他車の安全性能よりも若干遅れをとっている
しかしながら、ホンダの「ホンダセンシング」やトヨタの「トヨタセーフティーセンス」などの他車の安全性能と比較してしまうと若干遅れをとっている感は否めません。
無いよりはあった方が良い安全機能ですから、どのような効果が期待できるのかを見てみましょう。
まず「衝突被害軽減ブレーキシステム」は先行車との車間距離が詰まった時に、自動ブレーキによって衝突の危険を回避、または被害の軽減をサポートしてくれます。
次に「車線逸脱警報システム」は走行中の車線から逸脱しそうな時にドライバーに警報で促してくれます。うっかりした時などには効果的ですね。
「オートマチックハイビーム」は夜間の走行でアナログで切り替える手間が省けて、手軽に確実な視界確保に寄与しています。
RVRは燃費最大15.4km/L
ここではRVRの気になる燃費について見ていきます。今回試乗したRVRは2WDでしたが、RVRは2WDと4WDでも燃費が若干変わってきます。
また、カタログに記載されているJC08モード燃費と、実際に走行させてみた時の実燃費ではかけ離れていることが多いのも事実です。
実燃費は11km/L前後
現に今回の試乗で6kmの道のりを走行させて頂きましたが、その際の実燃費も10km/hを割り込む9.7km/Lでした。
長い距離、長い時間走行をしていれば、それだけ正確な実燃費を知ることが出来ると思います。
今回はカタログの記載されているJC08モード燃費と実際にRVRに乗っていらっしゃるオーナーの口コミを元に各グレード別の燃費表を作成しましたのでご覧ください。
(km/L) | M | G | アクティブ・ギア | |
---|---|---|---|---|
2WD | JC08モード | 15.4 | 15.4 | 15.4 |
実燃費 | 11.6 | 11.6 | 11.6 | |
4WD | JC08モード | 14.8 | 14.4 | 14.4 |
実燃費 | 10.9 | 10.9 | 10.9 |
RVRの2WDはJC08モードで15.4km/Lに対して、実燃費は11.6km/Lと燃費達成率は75.3%で優良です。アイドリングストップが付いていることや、走行性能と環境性能を追求したMIVECエンジンを搭載していることで低燃費には貢献しています。
オーナーの声でも遠出の走行では「JC08モード燃費以上走行する」何て言っている方も結構多くいらっしゃっています。RVRは乗り方によって燃費の上下はコントロールできそうですね。
RVR『アクティブギア』の試乗記まとめ
今回はマイナーチェンジで販売開始された三菱RVRのアクティブギアを見てきましたが、如何でしたでしょうか?
RVRはアクティブギアでないとエクステリアの装備面で若干の物足りなさを感じてしまうと思いますので、RVRの購入を検討している方は、是非1度はアクティブギアも見て頂きたいと思います。
今回RVRが気になりだした方がいたら、是非三菱自動車のお店に足を運んでみて欲しいと思います。
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