トヨタ・ヴォクシーZSの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
ファミリー層を中心に人気が高いミニバンですが、自動車メーカー各社の主力車種の競争が激化しています。
その中でもミドルクラスのミニバンは価格の手頃さと装備の充実が魅力です。
今回試乗したのは、トヨタの人気ミニバンヴォクシーです。
ヴォクシーはトヨタネッツ店から販売されていますが、カローラ店で販売されているノア、トヨタ店やトヨペット店で販売されているエスクワィアと姉妹車という扱いになっています。
それぞれコンセプトがありますが、ヴォクシーはエクステリアのドレスアップ要素の強い印象を持たせています。
内装の装備やグレード構成はノアと全く同じになっており、エスクワィアは後発で販売されたことや、高級路線を選択していることにより装備内容と価格がノアやヴォクシーと比べて高い設定になっています。
日産のセレナ、ホンダのステップワゴンと比較競争させられることが多く、モデルチェンジを行うたびに、エクステリアもインテリアもレベルを確実に上げてきています。
最近モデルチェンジを行ったこともあり、今回はその完成度を肌で感じて見たかったので、ネッツのお店でヴォクシーに試乗してきました。
試乗車はヴォクシーZS
今回試乗したのはトヨタヴォクシーのZS(7人乗り・2WD)と言うグレードです。
エンジンは直列4気筒の2000ccエンジンで、トランスミッションはSuper CVT-iを採用し、7速のスポーツシーケンシャルシフトマチックがついています。
ヴォクシーの最大出力は152PS/6100rpm、最大トルクは19.7kgf・m/3800rpm、高回転域で馬力を発揮し、中回転域でトルクを高めるエンジンになっています。
今回試乗したヴォクシーはガソリン車ですが、ハイブリッドの1800ccのパワートレーンを選択することもできます。
ハイブリッドの価格は約50万円程度高くなります。
ボディーカラーはブラックなので、シルバーのメッキ加飾がとても映えるカラーリングになっています。
ヴォクシーのカラーリングは全7色のになっています。
気になるヴォクシーのグレード構成と価格は以下の通りです。
価格(円) | ハイブリッド | ガソリン | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
駆動 | 定員 | ZS | V | X | ZS | V | X |
2WD | 7人 | 326万 | 314万 | 301万 | 277万 | 278万 | 249万 |
8人 | – | – | – | 274万 | 275万 | 246万 | |
4WD | 7人 | – | – | – | 297万 | 299万 | 270万 |
8人 | – | – | – | 293万 | 296万 | 267万 |
グレード構成はハイブリッド車が3グレード、ガソリン車が3グレードです。
Xはベースグレード、Vは両側パワースライドドアや快適温熱シートを加えたインテリア装備を充実させたグレードです。
今回試乗したヴォクシーZSはエクステリア装備を充実させたグレードで、フロント大型バンパーやリア大型バンパー、リアスポイラーをつけたグレードになっています。
ヴォクシーZSの外観
ヴォクシーZSはエクステリアを重視したグレードになっているので、とてもスポーティーな仕上がりになっています。
フロントは、Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプが付いており、デザインもワングレード高いミニバンのヴェルファイアの様な攻撃的なデザインで好印象です。
逆Uの字型の大型バンパーは随所にメッキ加飾が付いており、ヴォクシーXやVと比較してもかなりスタイリッシュな仕上がりになっています。
LEDフォグランプもついており、フロント周りの仕上がりはかなり完成度が高くなっています。
リアデザインもフロント同様にインパクトがあるエアロ調になっています。
バンパーは大型エアロを採用しており、サイドの張り出しが大きくなっています。
反射板も他のグレードと比べて大きくなっています。
リアスポイラーがマウントについていることや、サイドにおおがたサイドマットガードが付いていることでフロント同様にスタイリッシュな印象を得ることができます。
操縦安定性向上対策として、サイドガラス部とリアのコンビネーションランプのサイド部にエアロスタビライジングフィンを採用しています。気流に小さな渦を発生させ、車体を左右から押さえつける効果があるそうです。
フェンダーが張り出していることで、車両の幅がよりワイドに見え、ドッシリした安定感のある見た目になっています。アルミホイールも16インチと他グレードよりも1インチ大きく、ダークメタリックの切削光輝のアルミホイールがワイドなフェンダーにピッタリ填まっています。
ヴォクシーZSの内装
ヴォクシーZSの内装を見ていきましょう。ヴォクシーは最低地上高160mm、車内床までは360mmと低床設計なため、運転席への乗り込みがミニバンなのに楽にできます。
サイドの窓も大きいので解放感があります。シートは消臭機能付のファブリックシートで、従来の消臭機能より消臭能力と即効性が高く、短時間のうちにタバコやペット、食べ物など車内にこもる匂いを吸着分解してくれます。
座り心地は固すぎず柔らかすぎず丁度よいフィーリングです。カラーはブラックでしたが、ZSのみ購入時に指定するとブラッドオレンジ&ブラックの設定色に変更することができます。
ステアリングは3本スポークの革巻ステアリングホイールです。シフトノブもステアリング同様に本革巻きになっており、持ちやすく操作性も良いです。シフトのパネルもピアノブラック調で質感が高いです。
メーターはハイグレードのオプティロンメーターで、昼間でもくっきり見やすい高質感メーターです。マルチインフォメーションディスプレイも4.2インチで大きくTFTカラーで見やすくなっています。
走行中の視線移動を少なくすることや、同乗者との情報共有を可能にする為にインパネ中央に配置しています。外気温・時間・エアコン表示・コンテンツ表示など用途は多機能です。
エアコンはフルオートエアコンです。パネルデザインが丸型になっておりスタイリッシュな形状です。ディスプレイはマルチインフォメーションディスプレイに組み込まれています。リアにもクーラーが付いているので快適です。
後部座席は2列目シートがキャプテンシートになっており、最大810mmの超ロングスライドなので足元が広々しています。4名での乗車であれば、3列目シートを格納すれば大きくリクライニングさせることも可能です。
3列目シートへの乗り込みは低床であることや、シート操作がレバー1つで簡単にできるので非常に使い勝手が良いです。1列目から3列目までフラット設計なので、席の移動が楽にできます。
シートアレンジが多彩
シートアレンジが多彩にできるのはミニバンとしてはポイントが高いです。これも2列目シートの可動域が大きいので、多彩なアレンジを実現できたのだと思います。アレンジは全9通りです。
ラゲッジルームがあまり大きくないため、荷物が多い時は3列目を格納すれば自転車や大型トランクを積むことができます。
デッドスペースを作らないように、ラゲッジボックスの中にスペアタイヤスペースを設けたり、3列目シート下もしっかりと収納スペースを確保しています。
収納スペースは全部で16個と充実しています。個人的に気に入っているのは助手席シートバックテーブルです。カップホルダーも付いているので、モーニングや軽食を食べるには丁度良い大きさです。
また折りたたみ式のサイドテーブルも付いているので、運転席側の2列目シートに座った人も使用することができます。
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