スバル

クロスオーバー7・2.5L(外観・内装の評価)3列目は大人には窮屈

スバル「クロスオーバー7」の外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。

クロスオーバー7の全体画像

スバルの7人数車種は過去にドミンゴやトラヴィックなどがありましたが、スバルのイメージとして7人乗りという印象があまりありません。

それもそのはずで、ドミンゴは1998年にトラヴィックは2004年に販売中止になっており、7人乗りの販売が無い期間も長かったのです。

2008年にはエクシーガが7人乗りのミニバンとして販売され、再び3列シートを復活させましたが、2015年にエクシーガと入替で派生モデルのエクシーガクロスオーバー7となりました。

今回試乗するのはこのエクシーガクロスオーバー7です。

クロスオーバー7はその名の通り、エクシーガがクロスオーバーSUVに路線変更を行い、足回りや外観デザインが変更されました。

現在でもスバルの唯一の7人乗り車種となっており、クロスオーバー7は今後の動向も気になる1台です。

今日は何かと話題のクロスオーバー7に試乗したくて、スバルのお店に足を運んでみました。

試乗車はクロスオーバー7・2.5L

今回試乗したのはクロスオーバー7 2.5iアイサイトです。エンジンは水平対向4気筒の2.5Lエンジンを搭載。

細部にわたり徹底的な燃焼効率を追求したボクサーエンジンはアイドリングストップと併用させることで燃費性能が向上します。

クロスオーバー7のヘッドライト

さらに中低速域を重視したトルク特性で、アクセルを踏んだ瞬間から軽やかに立ち上がる加速を体感できるのが特徴です。

最大出力は173PS、最大トルクは24.0kgf・mです。

クロスオーバー7の特徴は他のスバル車にはない、3列目シートで7人乗りというところです。

大人数で出かける方には有り難いですね。

スバルの先進安全技術のアイサイト(ver2)も標準で搭載しており、スバルのAWD技術も搭載されています。

この2.5iアイサイトはタン×ブラックインテリアになっており、鮮やかなタンカラーでしつらえた遊び心あふれるインテリアがポイントの1つになっています。

ちなみにダークブラウン×ブラックインテリアのモダンスタイルというグレードもあり、特別仕様車を含め、クロスオーバー7は全3グレードで構成されています。

気になる各グレードの価格を下記で紹介します。

(円)2.5iアイサイトモダンスタイルXブレイク
価格275万275万276万

3つとエンジンや主要装備は同じなので、価格に大きな差はありません。インテリアやエクステリア装備において各コンセプトに合わせて作り上げている点で違いがあります。

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クロスオーバー7・2.5Lの外観

クロスオーバー7のフロントデザインはスバルの特徴的なヘッドライトデザインに大きめの横フレームグリルをセンターに配置したデザインです。

クロスオーバー7と言う名の通り、SUVのアクティブな印象を上手く表現しています。

クロスオーバー7の正面画像

ヘッドライトはHIDを採用し、LEDのアクセサリーライナーがフォグランプの様についています。

クロスオーバー7のスタイリッシュで洗練されたスタイルを象徴します。

クロスオーバー7の横画像

SUVらしい力強さを感じさせるクラッディングをフロント、サイド、リアに採用しており、見た目だけでなく、ボディーの下端を飛び石から守る機能性も備えています。

リアデザインもSUVスタイルを際立たせる大型クラッティングを採用しています。

リア不ゲートガーニッシュがリアコンビネーションランプを繋ぐように延びており、リヤビューを質感高く印象つけます。

クロスオーバー7の後方画像

クロスオーバー7・2.5Lは、大型ルーフスポイラーやシルバールーフレールはデザイン性と機能性を併せ持っており、SUVとしての存在感を引き立てます。

ただ、リアの全体のフォルムがボテッとしているので、一昔前のステーションワゴンの様な印象は捨てきれません。

もう少しリアの形状をスマートにできれば尚良いですね。

クロスオーバー7の右後方画像

17インチの切削光輝のアルミホイールはクロスオーバー7の大きなボディーとマッチしてスポーティーな印象を与えています。

ウィンドゥモールやドアハンドルもシルバーになっており、シルバーを多く多用することで質感をしっかりあげています。

今回試乗したクロスオーバー7のボディーカラーはタングステンメタリックでしたが、他にもオプション色のクリスタルホワイトパールやヴェネチアンレッドパールをはじめ、クリスタルブラックシリカ、クォーツブルーパールの計5色から選ぶことができます。

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クロスオーバー7・2.5Lの内装

今回試乗したクロスオーバー7 2.5iアイサイトのインテリアはオレンジを基調としたタン×ブラック内装がセンスとスタイルをしっかり主張しています。

クロスオーバー7の前席画像

シートはファブリックシートに合成皮革をサイドに縁取ったシートになっており、オレンジ色が派手すぎない落ち着いた色なので魅力的です。座ってみるとシートの固さや座り心地は抜群にいいです。

運転席&助手席8ウェイパワーシートなので、シートリフター、チルト、スライド、リクライニングの調整を電動で最適なポジションに合わせることができます。

クロスオーバー7の運転席画像

ステアリングは本革巻きの3本スポークでオレンジのアクセントカラーがカッコイイですね。ブルーグリーンステッチやピアノブラック調のスイッチパネルが仕立ての良さを感じさせる上質なデザインです。

チルト&テレスコピックで私の様な大柄な人でも、女性で小柄な方でも簡単に自分にあったポジションに調整できます。

ステアリングにパドルシフトがついており、ハンドルから手を離さずにマニュアル感覚の操作を楽しむことができます。

クロスオーバー7のハンドル画像

シフトレバーも手に馴染みやすい本革巻きとピアノブラック調の加飾のコンビネーションです。

シフトブーツにはステアリングと同様にブルーグリーンステッチを施し、パネルもシルバーとピアノブラック調の組み合わせが良いですね。

クロスオーバー7、ハンドルのボタン

シフトレバーの隣にはSI-ドライブの切り替えスイッチがあり、気分やシーンに合わせた切替が可能になっています。

デザインもシルバーのアナログジョグにオレンジのラインアクセントが入れられておりオシャレです。

クロスオーバー7のシフトレバー

メーターも2連のリングメーターで、照明が室内のアクセント同じくオレンジを使用した質感に拘ったルミネセントメーターです。

スモークガラスと大型液晶化で視認性を高めています。

クロスオーバー7のメーター

アクセルペダルとブレーキペダルはスポーツペダルを採用しており、ステアリングとシフトレバーのスポーティーな本革巻きとマッチしており、ラリーカーの様なコックピットに仕上がっています。

クロスオーバー7のペダルまわり

クロスオーバー7・2.5Lの後部座席(2列目)

クロスオーバー7の2列目シートへの乗り込みは開口部が大きいので悪くありません。

シートも前後の可動が可能なので、3列目シートに人を載せないのであれば少し後ろに下げて座るのもありでしょう。

3列目シートを使用する際でも十分な足元スペースは確保できます。大柄や男性が座ってもゲンコツ2つ分位は裕に入るくらいのスペースです。

クロスオーバー7の2列目シート

クロスオーバー7・2.5Lの後部座席(3列目)

3列目シートへの乗り込みはスライドドアではないので、腰を折ながら乗らないといけないので、若干不便です。

2列目シートをスライドして後ろへ乗り込みますが、レバー1つでスライドするので、操作は簡単なのですが乗り降りは窮屈です。

クロスオーバー7の3列目シート

クロスオーバー7は着座位置が段々高くなるシアターシートレイアウトを採用しており、3列目のシート位置が一番高いので、前の人たちを見渡せます。

みんなで出かけていても距離感を感じず、一体感が得られるのではないでしょうか。

体格の小さい大人の方やお子さんならば良いですが、私の様に体格がいい大人にはかなり窮屈に感じてしまうでしょう。

クロスオーバー7の座席スペース

クロスオーバー7はすべての席に格別な心地良さを提供するために空調にも拘っています。

左右独立温度調整機能付のフルオートエアコンや、インパネ上部にはスカイ空調を装備して3列目シートまでしっかりと空調を届けてくれます。

2列目シートと3列目シートの足元にはヒーターダクトを設け、前席にはシートヒーターを標準装備しています。

クロスオーバー7の室内画像

クロスオーバー7・2.5Lの荷室

ラゲッジスペースは7名乗車時でもフロア長は455mmあり、3列目シートを倒せば1220mmになります。

クロスオーバー7は、2列目シートまで倒せば1845mmとなりマウンテンバイクが2台積み込めます。

クロスオーバー7の荷室

張り出しのないフラットなカーゴフロアでフロア幅・荷室高もゆとりがあります。

5名乗車時の積載容量は460Lとかなりの積載能力です。

カーゴソケットやカーゴフックで使い勝手を向上させています。

↓運転した感想はこちら

【7人乗り】クロスオーバー7のメリット・デメリット(欠点)

 

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