トヨタ・ランドクルーザー4.6Lの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
国内のSUV車では最も世界で知名度が高い車種の一つとされるランドクルーザー、耐久性が高いことで評価されています。
ランドクルーザーが初めて販売されたのが1954年、以来63年間も販売されていることは、継続生産されている国産車としては最も歴史の長い車なのです。
現在販売されているランドクルーザー200系は、内外装が豪華で価格帯も500万円前後~700万円くらいと高級車並みになっています。
これまでのランドクルーザーの走破性は崩さずにクロスカントリーの良さとラグジュアリーを兼ね備えた車に仕上がっています。
日本が世界に誇るトヨタランドクルーザーですが、この車は中々試乗することができず、試乗車が配備されていない県も多い様です。
実は私の住んでいる県にも配備がなく、試乗をするために隣県まで100km近く離れたディーラーに足を運びました。
そこまでしてでも乗ってみたいランドクルーザーを今回は試乗してきました!
試乗車はランドクルーザー4.6L
今回試乗させてもらったランドクルーザーは4.6LのV8エンジンを搭載しており、最大出力は318PS/5600rpmで、最大トルクは46.9kgf・m/3400rpmです。
エンジンはアルミダイキャストブロック、デュアルVVT-iの採用により、同排気量クラス最高水準の動力性能を持っています。
またスーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッションでV8エンジンの繰り出すパワーを余すところ無く駆動輪に伝えます。
4WD性能を最大限に引き出すマルチテレインセレクトでオフロード時のトラクションやブレーキを最適に制御して4WD性能を高めてくれます。
先進の安全性能トヨタセーフティーセンスPも全車標準しており、安全への取り組みも高い車種になっています。
グレード設定は4グレードで、ランドクルーザーのベースになるGX(5人乗り)や7人乗り仕様で18インチアルミや、LEDフォグランプなどの装備が付くAX、ステアリングヒーターやシートヒーターなどが付く中間グレードのGセレクション、最上級グレードのZXに分かれています。
今回はAXという7人乗りのグレードに試乗させてもらいましたが、気になる他のグレードの価格も下記の表で紹介しておきます。
(円) | GX(5人乗り) | AX | AX Gセレクション | ZX |
---|---|---|---|---|
価格 | 472万 | 514万 | 586万 | 683万 |
ランドクルーザー4.6Lの外観
ランドクルーザーはとにかくボディーサイズが大きく堂々としていて目立ちます。目の前を通っていったら必ず見入ってしまうほどです。
サイズは全長4950mm全幅1980mm全高1880mmです。同じランドクルーザーのプラドと比較すると、全長は190mm全幅は95mmも大きくなっています。
フロントデザインはセンターに横縞の大径のグリルがレイアウトされており、ヘッドランプにもシルバーの加飾がアクセントで入っているので格好いいです。
LEDのフォグランプもSUVならば必要な装備です。
サイドステップがこのAXグレード以上にはついています。車高が高い車なので乗り降りをアシストしてくれます。
リアのデザインは車両と地上との高さがあり、SUVらしい足回りが強そうな作りになっています。
コンビネーションランプのデザインはシンプルで、リアデザインも奇抜な物ではありませんが、ランドクルーザーが持つ重厚な雰囲気がとても強く、ほれてしまいそうです。
ZXグレードの様にリアスポイラーやサイドプロテクションモールがついていたり、ルーフレールが付いていると尚SUVらしくて良いと思います。
アルミホイールは285/60R18インチの大きなアルミを装着しています。ランドクルーザーはボディーが大きいので、最低でもこのくらいのサイズがないと格好がつきませんね。
欲を言えば20インチ位がもっと似合っていると思います。
ランドクルーザーのエクステリアはシンプルなデザインですが、ボディーに重厚感と威圧感があるので、何も纏わなくても格好いいです。
ランドクルーザー4.6Lの内装
ランドクルーザーは本格SUVでありながら、インテリアはラグジュアリーに仕上がっています。
まずハンドルは本革巻きの4本スポークステアリングです。白いステッチがあしらわれており、上質な仕上がりになっています。
シフトノブはシルバー加飾が付いた本革巻きになっており、重厚感と上質な感じが演出されています。
シフト周りのパネルもシルバーとブラックを上手く調和させているのでスタイリッシュに仕上げています。
シーケンシャルシフトマチックがついているので、マニュアル感覚でシフトアップやシフトダウンが可能です。
また、シフトノブ周辺にマルチテレインセレクトジョグやクロールコントロールジョグなどが配置されており、駆動系の操作は全て左手元で行うことができるようになっています。
機能的にレイアウトされ、美しさと上質感が高いものになっています。
メーターはオプティロンメーターで、過酷な状況下でも車両状況が把握しやすい、燃料計、水温計、油圧計、電圧計、が独立した6眼メーターになっています。
タコメーターとスポードメーターのリング部にアクリル造形目盛やシルバー塗装を施し、高級感を演出しています。
センターにはマルチインフォメーションディスプレイを配置し、マルチテレインの走行状態やエコドライブインジケーター、タイヤの切れ角、速度、矢印ナビなどが表示されます。
4.2インチのTFTカラー液晶画面でステアリングから表示切替をすることが可能です。
運転席と助手席はマニュアルシートになっています。
AX“Gセレクション”からついていますが、車両価格からしてAXもパワーシートは付けて欲しいと思います。シートの質感はモケットですが良い感触です。
フロントシートはサイドのバケットも効いているので、長時間の走行でも疲労は少ないと思います。
2列目シートはバケットが浅く、3列目シートはシートの厚みも薄いので補助席みたいな扱いになります。
2列目シートは大柄な男性が座っても十分くつろげる広さがあります。ただ床が高いので、長時間のドライブでは疲労も出そうです。
3列目シートは更に足元が窮屈なので大人の乗車には向きません。幅の広さは良い感じですが、床が高いのがネックになります。
普段3列目シートは畳んでおいて、必要な時だけ出すような用途になると思います。
エアコンは前後左右独立フルオートエアコンなので、文句のつけようがありません。
フロントのセンターパネルはシルバー調でスタイリッシュに、リアもコンソールボックスの後ろ側に木目調の操作ボタンがついています。
ランドクルーザーはシートアレンジが多彩です。3列目シートは5:5の跳ね上げになっており、2列目シートもシートバックは4:2:4、スライド・タンブルは6:4で分割できるようになっています。
4:2:4なので、2列目シートのセンターのみ倒して長い物を積みながら6名で乗車することができ、2~7名で用途に応じたシートレイアウトも実現しています。
3列目シートはサイドに跳ね上げ収納でき、2列目シートはワンアクションで折りたたみが可能です。
収納スペースは大きな二段式コンソールボックスやカップホルダー、オーバーヘッドコンソールなどがついており、コンソールボックスはかなりの深さになっています。
オプション70,200円でクールボックスに変更することも可能です。
↓運転した感想はこちら
【5・8人乗り】ランドクルーザーのメリット・デメリット(欠点)
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