スズキ・ジムニーランドベンチャー5MTの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
今回試乗したのはスズキが販売する軽自動車でオフロード四輪駆動車のジムニーです。
スズキが1970年から販売し続けている人気車種で、ジムニーのコアなファンも多く存在しており、年式の古い中古車でもかなり高値で取引されています。
ライバル車では三菱のパジェロミニなどの競合車もありますが、ジムニーの愛好家をジムニストと呼ぶほど熱狂ぶりから見ると、ジムニーの人気は不動です。
本格オフロード車として日本のみならず世界中から高い評価を受けているジムニー、そのマニュアル車がたまたまスズキのお店に展示されていたので、是非乗ってみたくなり急きょ試乗させてもらうことになりました。
試乗車はジムニー・ランドベンチャー
今回試乗させて頂いたのはスズキのジムニーです。グレードは特別仕様車のランドベンチャーでジムニーXGというグレードをベースに仕上げられています。
主な装備の違いとしては、フロントグリルやフロントバンパーアンダーガーニッシュが専用メッキのブラック塗装になっていることや、アルミ製のスペアタイヤハウジングが付いていたり、フェンダーにランドベンチャーのロゴが入ったりと装備が充実します。
ボディーカラーはノクターンブルーパールというカラーで濃い青色と言った表現が近いかなと思います。他にもクールカーキパールメタリックやスチールシルバーメタリックなどの特別塗装色にパールホワイトとブルーイッシュブラックパールの全5色です。
エンジンは軽自動車なので660cc直列3気筒のインタークーラーターボを搭載し、小さいエンジンながらも非力にならない馬力を生み出しています。最大馬力は64ps/6500rpm、最大トルクは10.5㎏m・f/3500rpmと高回転域でパワーを発揮できるポテンシャルを持っています。
ジムニーは660ccの他にも1300ccの直列4気筒エンジンのジムニーシエラもありラインナップは充実しています。
気になるジムニーとジムニーシエラの車両価格は以下の通りです。
価格 | ジムニー(660cc) | ジムニーシエラ(1300cc) | |||
---|---|---|---|---|---|
XG | XC | ランドベンチャー | ジムニーシエラ | ランドベンチャー | |
5MT | 129万 | 151万 | 158万 | 166万 | 175万 |
4AT | 140万 | 162万 | 169万 | 177万 | 186万 |
ジムニー・ランドベンチャーの外観
まずは外観から見ていきましょう。ジムニーは昔からジープみたいな形をキープしながらフルモデルチェンジを行っており、現行版のジムニーも一目みてジムニーとわかるデザインになっています。きっと今後のフルモデルチェンジでもそのコンセプトは受け継がれることでしょう。
まずフロントデザインですが、先代のジムニーよりも丸みを帯びたフォルムになっていますが、ボンネットとグリルは直角90度になっており、滑らかさは微塵も感じられない所が本格派SUVっぽさを強めています。
ランドベンチャーのグリルデザインはベースグレードの横縞に地がメッシュのデザインとは対称的になっており、太い縦縞のブラック塗装の専用メッキグリルとなっています。ベースグレードのシンプルなデザインと比較してもかなり力強さを感じるデザインで好きです。
フロントパンパーアンダーガーニッシュも専用のブラックメッキになっているので、ベースグレードに付いているブラック塗装よりも目立ちメッキが輝いています。
ヘッドライトはシンプルな正方形のデザインでマルチリフレクターハロゲンヘッドランプを採用しています。フォグランプはベース車ではハロゲンを使用しており、ランドベンチャーでも同じですが、LEDのリングイルミネーション付になっており若干オシャレになっています。
ドアミラーもLEDのサイドターンランプが付いており、フェンダーについているランドベンチャーのロゴが入ったガーニッシュもファンにはたまりません。
アルミホイールは16インチの高輝度ダークシルバー塗装を施したホイールを採用しており、5本スポークデザインでワイルド感がUPします。
リアデザインはスペアタイヤハウジングが目立ちすぎているので余り印象に残りませんが、細い縦型のテールランプに角度がきつい直角のデザインはフロント同様に本格SUVらしさを強めています。
ランドベンチャーのスペアタイヤハウジングはアルミ製でランドベンチャーのエンブレムが刻まれています。
エクステリアはジムニーの持つ本格SUVの走破性をデザインを通してアピールして訴えかけているかの様なワイルドなデザインに仕上がっていますね。
ジムニー・ランドベンチャーの内装
ベースグレードのインテリアはかなりシンプルですが、ランドベンチャーはデザインのシンプルさは残しつつ、メッキ加飾で若干ランクアップな印象になっています。
パネルは操作性や利便性を一番に考えられており、シンプルな直角構造になっています。センターの配置も上段からナビ、中段にエアコン、下段に四駆性能のスイッチ類を配置しています。
ピアノブラックのインパネセンターガーニッシュやシャンパンゴールドのインパネオーナメントを採用、さらにドアトリムクロスやシートの淵もシャンパンゴールドで統一されています。
ハンドルも本革巻きでステアリングホイールガーニッシュとハンドルに入ったステッチはシャンパンゴールドになっています。
また5MTのシフトノブも本革巻きとなっています。これが4ATの場合だとシフトノブは本革巻きにシャンパンゴールドのシフトノブガーニッシュになっていました。
スピードメーターは3連メーター風のデザインで専用メッキ仕様になっています。メーターは左からタコメーター、センターに「シフトポジション」と「トリップメーター」、右に「スピードメーター」の配置になっています。3連調になっている所はスポーティーな印象です。
ボディーが小さいので運転席も窮屈なイメージを持っていましたが、実際乗ってみても180cm近くある私の体でも全然狭苦しさを感じません。
後部座席はそこまで狭くない
リアシートも見た目は窮屈そうですが、実際座ってみると思ったよりも悪くありません。
リアシートは両サイドが「リアクォータートレー」になっており、肘をここに逃がすことができるので、幅1,220mmしかなくても大丈夫なのです。
リアシートから降りる時も、助手席側シートの裏側足元にあるレバーを足で踏み込んで助手席を前に押しこめば、楽々降りることができます。
荷室は狭いので8ヶ所もある収納場所で工夫
シートは可倒するので、2人乗車や3人乗車の時などはシートを倒して荷室を広く確保することができるのです。
収納はボディーが小さいのでかなり工夫をしなくてはいけません、しっかりと工夫して8か所に渡る収納場所を確保しています。
センターコンソールやグローブボックスは勿論のこと、ラゲッジアンダーボックスや助手席側のシートアンダートレイなど、余す所なく収納スペースになっています。
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