日産e-POWERハイウェイスターVの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
日産の売れ筋ミニバン「セレナ」に待望の「e-POWER」が登場しました。
既にe-POWERはノートに搭載された新しい電気自動車で、電気で走行してそのエネルギーをガソリンで発電するという今までにない電気自動車です。
昨年早々から2017年夏ごろを目途に発表されるのではないかと密かに噂されていた「セレナe-POWER」ですが、噂より少し遅れた2018年3月に発売となりました。
100%電気自動車のリーフやノートe-POWERが好調な日産なので、今回発表された「セレナe-POWER」には期待が集まります。
試乗車はセレナe-POWERハイウェイスターV
今回試乗させて頂いたのは「セレナe-POWERハイウェイスターV」です。このグレードはセレナe-POWERの中では最上級グレードになっており、両側ワンタッチスライドドアや快適パック、デュアルバックドア、日産オリジナルナビ取り付けパッケージなどがついています。
セレナe-POWERのパワートレインはモーターで、最高出力は136ps、最大トルクは32.6kgf・mとなっています。
最高出力はミニバンの中では少し非力な印象を得ますが、最大トルクはかなり大きいので、走り出しの力強さが期待できます。
ちなみに標準的なスマートシンプルハイブリッドのセレナはメインがエンジンでの走行なので、最高出力が150ps/6,000rpm、最大トルクが20.4kgf・m/4,400rpmと、e-POWERと比較すると最高出力が高く、最大トルクが低くなっています。
今回試乗させて頂いたセレナe-POWERのボディーカラーはマルーンレッド/ダイアモンドブラックの2トーンです。
セレナは2トーンカラー4色とモノトーンカラー9色の計13カラーで構成しており、ボディーカラーは豊富です。
その中でも私はミントホワイトパールというe-POWER専用色が少し気になっています。
新しい電気自動車をミニバンに組み込んだセレナe-POWERハイウェイスターVの気になる価格は\3,404,160になっています。気になる他のグレードや価格もみておきましょう。
(円) | X | XV | ハイウェイスター | ハイウェイスターV |
---|---|---|---|---|
2WD | 296万 | 312万 | 317万 | 340万 |
セレナe-POWERハイウェイスターVの外観
セレナe-POWERのエクステリアは標準のセレナと殆ど同じですが、e-POWERならではの装備が数か所あるのが特徴です。
まず1つはe-POWER専用外装(フロントブルーグリル、リヤサイドスポイラー、e-POWERエンブレム)です。
フロントブルーグリルはグリルにe-POWERのイメージカラーであるブルーのラインが入っています。
リヤサイドスポイラーもe-POWER専用で、e-POWERのエンブレムもリヤとサイドの計3か所についています。
フロントデザインは日産特有のVシグネチャーグリルが躍動感を与えています。
さらにハイウェイスターなのでグリルの横ラインも2本になっており、標準よりもラインが1本多いのでグリルの大きさが更に引き立っています。
バンパーもハイウェイスターは迫り出しが強く、フォグランプの形状も四角い形状になっており、全体的によりスポーティーな印象になっています。
サイドもハイウェイスターのサイドシルプロテクターが覆っているので、いい感じにマッチしていながらもゴツい感じを出しています。
アルミホイールは195/65R15のe-POWER専用エアロアルミホイールを装着しています。
リヤもハイウェイスター専用のバンパースポイラーが付いています。このセレナの特徴的な装備でもあるデュアルバックドアがなかなか使い勝手が良さそうです。
今回試乗したセレナが2トーンでルーフがブラックになっていたので、バックガラスのスモーク具合と上手く調和していて凄く似合っていました。
スマートシンプルハイブリッドのセレナと外観のデザインでは大きな違いはありませんでしたが、所々にe-POWER専用の装備が施されていたので、ちょっとした特別感が味わえるのがいいですね。
セレナe-POWERハイウェイスターVの内装
実際に室内を見てみると、思っていた以上に広いと感じます。
それもそのはずでセレナはミニバンクラスNO1の広さで室内長3,240mm、室内幅1,545mmです。
その為、1列目から3列目までどの席に座ってもゆったりできるのです。
特に2列目シートは超ロングスライド+横スライドで大人でも脚を伸ばして座れるほどの空間を確保できます。
セカンドシートで子供が余裕で着替えることができるくらいのスペースがあります。
サードシートにはスライド機構を採用しており、広い足元の他、厚みのあるクッションとゆとりある座面幅で快適な乗り心地になっていました。
また、3列目に座っても明るく開放感が感じられるように視線の位置を高めて、座面高もアップしています。
運転席もかなり開放的に感じます。その理由はスリムなフロントピラーでしょう。
フロントピラーをスリム化したことや、ブラックカラー化したことで三角窓からの視界を大幅に向上させていることも運転席に座った時の開放感に繋がっています。
ステアリングは3本スポークの本革巻きステアリングです。セレナe-POWERではハイウェイならば標準装備されています。
フロントグリルと同様にステアリングにはVシグネチャーのシルバー装飾になっています。
ステアリングスイッチはアドバンスドライブアシストディスプレイ設定と、クルーズコントロール、オーディオのスイッチが付いており機能性が高く便利です。
センタークラスターフィニッシャーはピアノブラック調になっており高級感がありま
四角いデザインの電制シフトとメーカーオプション「セーフティーパックB」の電動パーキングブレーキが付いています。
電制シフトはe-POWERならではの装備になっており、電動パーキングブレーキは高級車の必需装備といった印象が強く、どちらも特別感が強いですね。
電動パーキングブレーキが付いている「セーフティーパックB」には他にも多くの装備が追加されます。
一例でみると、インテリジェントルームミラー、プロパイロット、インテリジェントLIなどの安全装備も装備されていま
またセレナe-POWERハイウェイスターVには快適パックが標準装備になっているので、スーパーUVカット断熱グリーンガラスやパーソナルテーブル、USB電源ソケット、シートバックフックなども付いており、名前の通り快適なドライブライフを提供します。
セレナの荷室はミニバンNO1の広さを誇っています。3列目を使った状態でも十分な広さがありますが、3列目を収納すれば大人用の折り畳み自転車を積むことやレジャーグッツなども思い通りに積み込むことができます。
ディーラーオプションのラゲッジパックを購入すれば、ラゲッジカーペットやマルチラゲッジネット、ラゲッジアンダーボックストレイが付いており、さらに効率的な収納を実現できます。
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