スズキ

スペーシアカスタムZ・Xターボの試乗記|走り出しが良く、加速もバッチリ

スペーシアカスタムZ(Xターボ)の外観・内装レポに続き、試乗車を実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。

スペーシアカスタムZの運転席

↓新型スペーシアの試乗レポはこちら


カスタムZの走行性能

スペーシアカスタムZの試乗です。公道に出て最初に感じるのはとにかく機敏に走るということ、直線での加速は思っていた以上にかっ飛びます。
車重が890kgしかないのが効果として表れているようで、ライバル車と比較しても70~90kg位軽いのが特徴です。

スペーシアカスタムZの正面画像

またエンジンが3000回転で最大トルクを発揮し、9.7kg・mもあるので走りだしがとても良いです。CVTなので若干遅れて加速するような印象も受けますが、アクセルを踏み込めばしっかりと加速してくれるのはターボならでは気持ち良さがあります。

車高が高くてもコーナリング快適

スペーシアカスタムZは軽ハイトワゴンで173cmと車高長が高いですが、コーナーリングもスムーズです。若干ロールはあるもの、しっかりとボディーが受け止めるような感じは受けます。

スペーシアカスタムZの後方画像

ターボ車のみパドルシフトがついており、カーブ前での減速や下り坂でのエンジンブレーキで多用できそうですが、あまりパドルシフトに慣れていないせいか必要以上にシフトを下げ過ぎてしまうなんてこともありました。すぐに慣れると思いますが面白いです。

アクセルを強めに踏んでも車内は静か

加速時に回転数をあげても車内はとても静かです。エンジン音が上がっていることは分かりますが、その音が嫌な雑音としては入ってこないので遮音がしっかりしているかなと思います。

スペーシアカスタムZの助手席

今回は使用していませんが、スペーシアカスタムZターボには「クルーズコントロール」もついているので高速道路の走行の疲労も軽減してくれると思います。

スペーシアカスタムZの安全性能

歩行者も認識する「自動ブレーキ」

スペーシアカスタムZは軽ハイトワゴンで最高得点の予防安全性能評価を獲得しています。
2つのカメラを搭載した衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」は歩行者や車を認識して警報や警告音で衝突の危険を知らせてくれます。

スペーシアカスタムZのデュアルカメラ

それだけに留まらず、衝突が避けられない状況と判断した時には自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害軽減をはかります。
残念ながらこの安全性能の効果を試乗で試すことはできませんでしたが、説明を聞くだけでも良さは理解できます。

スペーシアカスタムZのインパネまわり

他にも「誤発進抑制機能」や「車線逸脱警報機能」、「ふらつき警報機能」、「先行者発進お知らせ機能」などデュアルカメラを活用した機能が装備されているので、プラス75,600円で付けることができるのであればつけておいた方がいいと思いました。

スペーシアを中古車検索

スペーシアカスタムZの燃費

スペーシアカスタムZはSエネチャージを搭載しているので燃費も期待が持てます、気になる燃費は以下の通りです。

駆動燃費km/LカスタムZターボカスタムZ
2WDJC08モード26.830.6
実燃費16.917.3
4WDJC08モード25.629.0
実燃費16.517.2

*実燃費はWEBサイトの口コミや営業マンからの情報です。

カタログ燃費ではターボ車の方が3.8km/L燃費が低いですが、実燃費ではターボ無が17.3km/L、ターボ有が16.9km/Lとその差はわずかしかありません。

実際に私が試乗した時は15.0km/Lと今回調べた実燃費よりも低くなってしまいましたが、走行距離が7km/Lしか走っていないことや、エンジン始動時に暖気がかかっていることもあり燃費が伸びていないのだと思います。

スペーシアカスタムZのロゴ

そもそもスペーシアカスタムZの燃費が良い理由はSエネチャージの効果を語らないわけにはいきません。ISG(モーター機能付発電機)とSエネチャージ専用のリチウムイオンバッテリーを搭載し発進後から加速時にモーターがエンジンをアシストしてくれるので燃費が向上します。

さらに減速する際のエネルギーを回生ブレーキで充電して、次の加速時に活用します。アクセルを離すとマルチインフォメーションディスプレイで充電している状態が視認できます。

スペーシアカスタムZのハンドル

メーターについているステータスインフォメーションランプが運転のエコ具合を分かりやすく発光色で表示してくれるのもオシャレで分かりやすいです。

スペーシアカスタムZが低燃費に作られているだけでなく、ドライバーの運転の仕方もエコになるように考えられた車だと思います。

スペーシアを中古車検索

スペーシアカスタムZの試乗記まとめ

今回のスペーシアカスタムZはエクステリアもちょい悪な感じのスタイルで、走行性能にはスポーティーさも感じさせ、燃費は低燃費でエコロジー、そして何よりも装備が充実している。

スペーシアカスタムZのナビ

ターボやデュアルカメラサポートがついて168万円なのは非常にコストパフォーマンスの良い車だと思いました。

私もスズキの軽自動車を含めて色々なメーカーの軽自動車に乗ったことがありますが、日本で一番売れているH社の軽自動車よりもコストパフォーマンスや走る楽しさで比較したらスペーシアカスタムZターボをおススメします。

↓外装・内装レポはこちら

 

※ガリバーで非公開在庫が探せます。

メーカー別・試乗レポート一覧へ移動します。
トヨタホンダ日産スズキダイハツスバルマツダ三菱

ピックアップ記事

  1. 新型ジムニーXC(外観・内装の評価)乗り心地は良くなったけど後部座席は狭い
  2. カローラスポーツ・ハイブリッドG“Z”(外観・内装の評価)後部座席は狭い
  3. トコットX“SAⅢ”(外観・内装の評価)死角が少なく視界良好で運転しやすい
  4. N-VAN+スタイルFUN(外観・内装の評価)フルフラットな荷室で車中泊にも◎
  5. スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様

関連記事

  1. スペーシアカスタム・ハイブリッドGSの運転席画像

    スズキ

    新型スペーシアカスタム試乗記(走り・加速性能)力強い走りではないがストレスなし

    スズキ『新型スペーシアカスタム・ハイブリッドGS』を実際に試乗運転して…

  2. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像

    スズキ

    スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様

    スズキ・スペーシアギア「ハイブリッドXZターボ」の外観と内装を見てきた…

  3. エスクードの運転席画像

    スズキ

    エスクード1.6Lと1.4Lターボ試乗記(走り・加速)走行性能は素晴らしくパワフル

    スズキ・エスクード1.6Lと1.4Lターボを実際に試乗運転してきた感想…

  4. ソリオハイブリッドの運転席

    スズキ

    ソリオハイブリッドSZの試乗記(走り・加速性能)機敏な走りと加速の良さを実感

    スズキ「ソリオハイブリッドSZを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと…

  5. スペーシアカスタム・ハイブリッドGSの全体画像

    スズキ

    新型スペーシアカスタムGS(外観・内装の評価)フルフラット可能な荷室

    スズキ・新型スペーシアカスタムGSの外観と内装を見てきたので画像つきで…

  6. バレーノの運転席画像

    スズキ

    バレーノ1.2L・XGの試乗記(走り・加速性能)リニアな操舵感と長距離ドライブにも適したクルマ

    スズキ「バレーノ1.2L・XG」を実際に試乗運転してきた感想を書きたい…

最近の記事

  1. ザ・ビートル「デザインマイスター」試乗記、スムーズな加速でキ…
  2. VWビートル(外観・内装の評価)後部座席は窮屈、荷室は難あり…
  3. RAV4アドベンチャー2.0L試乗記(走り・加速性能)静かで…
  4. RAV4(外観・内装の評価)後部座席、荷室ともにゆったり広々…
  5. スペーシアギア試乗記(走り・加速性能)ターボとパドルシフトで…

最新!試乗レポ

  1. ワーゲン・ビートルの全体画像
  2. 新型RAV4の全体画像
  3. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像
  4. ホンダ「インサイト」EXの全体画像
  5. MINIクロスオーバー・クーパーDの全体画像
  1. カムリ・ハイブリッドの画像

    トヨタ

    カムリ・ハイブリッドG(外観・内装の評価)後部座席は大人3人でも広い
  2. トゥインゴの全体画像

    輸入車

    ルノー「トゥインゴ・インテンスCT」(外観・内装の評価)ルーフが開閉でき開放的!…
  3. シビックタイプRの画像

    ホンダ

    シビックタイプR(外観・内装の評価)後部座席はそこまで狭くない
  4. ランドクルーザープラドの画像

    トヨタ

    ランドクルーザープラドTX“Lパッケージ“(外観・内装の評価)3列目は補助席のよ…
  5. 新型スイフトRStのナビまわり

    スズキ

    新型スイフトRStの試乗記(走り・加速性能)非常に軽快な走り、足回りもいい感じ
PAGE TOP