ホンダ・ヴェゼルRSを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。
ヴェゼルRSの走行性能
では実際に走行してみます。ヴェゼルRSの走り出しの印象はスムーズです。
重量も1210㎏と軽いのでアクセルワークでの反応が良いです。
エンジンが1500ccなので長い直線などでアクセルを踏み込んでも反応が悪いかな?なんて思って乗ってみましたが、そんなことはなく、カッ飛んで走っていくほどではありませんが、リニアに反応して走ってくれます。
コーナーリングもかなり軽快に曲がってくれるのもスポーティーで頼もしいですね。
RSはボディー剛性も各パーツを効果的に補強しているので、剛性が向上して走りの安定感も高まっています。
VGR(可変ステアリングギアレシオ)の採用により、応答性に優れたキレのあるハンドリングを体感することができます。
再び長い直線でアクセルを踏み込んでみるといい加速をしてくれるんです。
RSのガソリン車はCVTもRS専用セッティングにしており、加速特性を緻密に設定することでスポーティーな乗り味を体感できるように作られているそうです。
しかしながら1500ccのエンジンと言うこともあり、上り勾配が長い道では若干ヴェゼルが苦しそうに感じました。
ハイブリッドであればこのような道でもパワフルにモーターがアシストしてくれるのではないかなと思います。
ヴェゼルの安全性能
今や知名度も高いホンダセンシング、予防安全性能評価で最高ランクのASV+を獲得した先進の安全運転支援システムです。
このホンダセンシングがヴェゼルRSにもしっかり装備されているのです。
今回試乗したヴェゼルRSについている安全装備は、8つです。「衝突軽減ブレーキ」「歩行者事故低減ステアリング」「アクティブクルーズコントロール」「車線維持支援システム」「路外逸脱抑制機能」「誤発進抑制機能」「先行者発進お知らせ機能」「標識認識機能」です。
今回はその中でも注目すべき、3つの機能を紹介したいと思います。
前の車に合わせて速度を自動でコントロール
ずはじめに、ドライバー疲労軽減に大きく貢献している「アクティブクルーズコントロール」を紹介します。
この機能はミリ波レーダーと単眼カメラで前走車との車間距離と走行差を検知し、適切な車間距離を保つようにアクセルとブレーキを制御します。
30km/h~100km/hまでの速度に対応することができるので、高速道路を走行する時には運転負荷軽減になるので必須の装備です。
歩行者を避けるステアリング
2つ目は、歩行者事故低減ステアリングです。
走行中に車線を外れ、路側帯の歩行者と衝突しそう時に、音と表示で警告します。
10km/h~40km/hで対応することができ、ステアリングも制御して回避操作を支援します。
車線に合わせてハンドル操作
最後に紹介するのは、車線維持支援システムです。
単眼カメラで走行車線を検知、走行車線中央に沿って走行できるようにステアリング操作を支援します。
65km/h~100km/hまで対応してくれるので、高速道路での負担軽減につながります。
さらに車線を外れそうになる場合、マルチインフォメーションディスプレイ内の表示とステアリング振動による警告もしてくれます。
これらの安全装備で歩行者や周辺の車との事故低減やドライバーの疲労負担の軽減に役立っています。
ヴェゼルの最高燃費は27.0km/L
気になるヴェゼルRSの燃費をみていきましょう。カタログに書いてあるJC08モードの燃費は以下の通りです。
(km/L) | G | X▲ | RS▲ | ハイブリッド | ハイブリッドX▲ | ハイブリッドZ▲ | ハイブリッドRS▲ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2WD | JC08 | 20.6 | 20.6 | 19.8 | 27.0 | 26.0 | 23.4 | 25.6 |
実燃費 | 15.1 | 15.1 | 14.8 | 19.1 | 19.1 | 18.5 | 19.1 | |
4WD | JC08 | 19.0 | 19.0 | – | 23.2 | 23.2 | 21.6 | – |
実燃費 | 14.1 | 14.1 | – | 17.3 | 17.3 | 17.3 | – |
※▲は、ホンダセンシング搭載車です。
ヴェゼルのJC08モードの燃費はガソリン車2WDで19.8~20.6km/L、4WDで19.0km/Lです。
ハイブリッドの2WDは23.4~27.0km/L、4WDで21.6~23.2km/Lとなっています。
実燃費は14.8km/L
今回試乗させて頂いたヴェゼルRSはJC08モードの燃費で19.8km/Lとなり、口コミサイトでの実燃費は14.8km/Lとなっています。燃費達成率は75%くらいあるので、かなり燃費が良いです。
今回の試乗は7月の晴れた夕方におこなっており、気温も30度行かないくらいでした。走行距離は5kmもない距離で、走行も2車線の直線道路と2か所のカーブが有るくらいです。
RSなのでアクセルを踏み込んだ時の走行性能を体感したいこともあって、アクセルは開きっぱなしでした。そのため実燃費は口コミよりも更に悪い12.1km/Lでした。
但し、アクセルワークに配慮した燃費に意識した走行を目指せれば15km/L声も十分実現できる位の低燃費車だと思います。
ヴェゼルRSの試乗記まとめ
今回はヴェゼルRSに試乗しましたが、いかがでしたでしょうか?ヴェゼルはホンダの看板車種フィットをベースにした小型のクロスオーバーSUVですが、フィットの様な大衆カーの雰囲気はまったく感じません。
むしろワンランク上の車を感じさせる上質な演出が多くあり、オーナーをワクワクさせるだけでなく、スポーティーエクステリアや走行性能で様々な面で満足が得られる車だと思います。
先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を装備されて239万円で購入できるヴェゼルRSはかなりコストパフォーマンスに優れた車だと思います。
今回この記事を見て興味を持たれた方は、是非ホンダのHPで「ヴェゼルRS」と検索してからディーラーに見に行って下さい。
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