スズキ

アルトワークス5MTの試乗記(走り・加速性能)驚くほどの加速とトルク

スズキ「アルトワークス5MT」を運転した感想をご紹介します。

アルトワークス5MTのハンドル周り

アルトワークス5MTの外観・内装レポへ

アルトワークス5MTの走行性能

最近あまり軽自動車でこのようなスポーツ仕様の車を見なくなってきたので、この感覚を味わったことがない方には驚くほど加速とトルクがあるように感じると思います。

アルトワークス5MTのタイヤ

数値的には驚くような馬力やトルクではありませんが、決定的な違いとして車体がとにかく軽いところです。

アルトワークスの車重は670㎏ですが普通の軽自動車のターボならば800㎏以上はあります。この重量の軽量化がアルトワークスのスピード感に直結しているのだと思います。

アルトワークス5MTのシフトノブ

たから試乗した時、走り出しでクラッチを繋いでアクセルを踏んだ瞬間にエンジンの吹け上がりが凄く良くて、トルクも感じて加速に驚きを感じてしまったのだと思います。

また5速マニュアルミッションも改良されてショートストロークなので動きが良くなっています。

私自身はミッションチェンジが早く頻繁に行うので偶に入りが悪いことがありますが、ワークスのシフトはスコスコ入ってストレスがないです。

シフトポジションに迷った時も高めのポジションに入れておけば全く問題ないので扱いやすいです。

またメーター内に表示されるブーストインジケーターもターボ過給圧が高くなったら色が白から赤に変化するのも視覚的な愉しさを高めてくれます。

アルトワークス5MTのメーター

そして極め付けはKYBのショックアブソーバーです。このショックは減衰もしっかりしてくれるので丁度良く、若干硬めなセッティングなのでスポーツ走行でも街乗り走行でもしっかり対応してくれて素晴らしいです。

コーナーが連続する様な場所でもハンドルを切った分だけリニアに車体が反応してくれるのはワークスの良い所です。

アルトワークス5MTのナビ

高速走行も期待以上に加速してくれますが、その分エンジン音やロードノイズはかなり感じます。室内で会話や音楽を楽しみたいという方にはアルトワークスはあまりおススメしたくないです。

アルトワークスを中古車検索

アルトワークス5MTの安全性能

今回試乗したマニュアル車にはレーダーブレーキサポートや誤発進制御機能、エマージェンシーストップシグナル、ヒルホールドコントロールが付いていませんが、5AGS車にはこれらが標準で付いています。

アルトワークス5MTのハンドル周り

レーダーブレーキサポートは5km/h~30km/hの低速走行時であれば前方の車両をレーダーが感知して自動ブレーキを作動して衝突回避や衝突時の軽減を行ってくれます。

また誤発進制御機能は10km/h以下の徐行中で前方の障害物を検知した際にアクセルを踏み込むとエンジンの出力を制御して急発進・急加速を抑制してくれます。

アルトワークス5MTのメーター

標準で付いていると安心して運転できる機能ですが、マニュアル車にないのは非常に残念なだけでなく、価格もこれだけの安全性能の違いがあるにも関わらず5MTも5SGSも同じという点は些か納得がいかない点でもあります。

これだけ違うのであれば5MTはもっと価格を下げるべきでしょう!

アルトワークスを中古車検索

アルトワークスの燃費

アルトワークスは軽量化されたボディーで燃費面でも期待できます。タログに記載のJC08モード燃費とネットの口コミや営業マンの情報をまとめた実燃費を以下に示します。

燃費5MT5AGS
2WD4WD2WD4WD
JC0823.0km/L22.0km/L23.6km/L22.6km/L
実燃費18.5km/L17.9km/L19.8km/L18.3km/L

驚きなのは実燃費の良さです、カタログ値の約80%を達成しています。5MTも5AGSもどちらの実燃費も申し分なしです。

アルトワークス5MTのエアコン操作

試乗した際も約5km程度の道のりを5MTでしっかり低速で引っ張ってみたり急加速してみたので平均燃費は17.0km/L程度でしたが、「この運転でも17.0km/Lなんだ!」いう驚きでいっぱいです。

アルトワークスを中古車検索

アルトワークス5MTの試乗記まとめ

色々言ってきましたが、総評すると今回のアルトワークスは本当に面白い車に仕上がっています。

アルトワークス5MTの全体画像

乗っていてワクワク感がありますし、街乗りや通勤で使っても乗り心地が硬すぎず丁度いいですし、しっかり加速してしっかり曲がれて運転していて本当に楽しい車だと思います。

また維持費の面でも燃費が20km/L位は期待できるのでお財布にも環境にも優しいです。

アルトワークス5MTのタイヤまわり

価格の面では5MTと5AGSの安全性能の違いも含めて今後もう少し見直しをして何とか5MTを安くして欲しい願望はあります。

今回のアルトワークスは今までの根強いファンに加えて、アルトワークスに今まで触れてこなかった若年層にも興味を持って乗ってほしい1台です。

↓外装・内装レポはこちら

 

※ガリバーで非公開在庫が探せます。

メーカー別・試乗レポート一覧へ移動します。
トヨタホンダ日産スズキダイハツスバルマツダ三菱

ピックアップ記事

  1. カローラスポーツ・ハイブリッドG“Z”(外観・内装の評価)後部座席は狭い
  2. N-VAN+スタイルFUN(外観・内装の評価)フルフラットな荷室で車中泊にも◎
  3. トコットX“SAⅢ”(外観・内装の評価)死角が少なく視界良好で運転しやすい
  4. 新型ジムニーXC(外観・内装の評価)乗り心地は良くなったけど後部座席は狭い
  5. スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様

関連記事

  1. ハスラーJスタイルの運転画像

    スズキ

    ハスラーJスタイル の試乗記(走り・加速性能)ターボで加速スムーズ

    スズキ「ハスラー・Jスタイル」を実際に試乗運転してきた感想を書きたいと…

  2. ソリオハイブリッドの画像

    スズキ

    ソリオハイブリッドSZ(外観・内装の評価)後部座席は足元広々

    スズキ「ソリオハイブリッドSZ」の外観と内装を見てきたので画像つきでご…

  3. SX-4 Sクロスの運転席

    スズキ

    SX-4 S-CROSS試乗記(走り・加速性能)スムーズで軽快な走り出し

    スズキ・SX-4 S-CROSSを実際に試乗運転してきた感想を書きたい…

  4. バレーノの画像

    スズキ

    バレーノ1.2L・XG(外観・内装の評価)後部座席の乗り心地は悪くないが、広さは天井が低く狭い

    スズキ・バレーノ1.2L・XGの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹…

  5. XBEEの全体画像

    スズキ

    XBEE『ハイブリッドMX』(外観・内装の評価)天井は高いけど後部座席は狭い

    2017年12月25日に新しくデビューした「XBEE」は、スズキの軽S…

  6. SX-4 Sクロスの全体画像

    スズキ

    SX-4 S-CROSS(外観・内装の評価)後部座席は広め、リクライニングできる

    SX-4 S-CROSSの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介しま…

最近の記事

  1. ザ・ビートル「デザインマイスター」試乗記、スムーズな加速でキ…
  2. VWビートル(外観・内装の評価)後部座席は窮屈、荷室は難あり…
  3. RAV4アドベンチャー2.0L試乗記(走り・加速性能)静かで…
  4. RAV4(外観・内装の評価)後部座席、荷室ともにゆったり広々…
  5. スペーシアギア試乗記(走り・加速性能)ターボとパドルシフトで…

最新!試乗レポ

  1. ワーゲン・ビートルの全体画像
  2. 新型RAV4の全体画像
  3. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像
  4. ホンダ「インサイト」EXの全体画像
  5. MINIクロスオーバー・クーパーDの全体画像
  1. クラリティPHEVの全体画像

    ホンダ

    クラリティPHEV(外観・内装の評価)運転席の座り心地抜群!後部座席も広々
  2. スペーシアギア「XZターボ」の全体画像

    スズキ

    スペーシアギア(外観・内装の評価)シート・荷室も防水のアウトドア仕様
  3. 新型スイフトRStのナビまわり

    スズキ

    新型スイフトRStの試乗記(走り・加速性能)非常に軽快な走り、足回りもいい感じ
  4. フォレスターの全体画像

    スバル

    フォレスター・X-BREAK(外観・内装の評価)随所にオレンジのアクセントカラー…
  5. ホンダ「インサイト」EXの全体画像

    ホンダ

    インサイト(外観・内装の評価)後部座席は広く、荷室はゴルフバック4個分
PAGE TOP