スズキ

イグニス・ハイブリッドMZの試乗記(走り・加速性能)スムーズに走る、加速も良し

スズキ「イグニス・ハイブリッドMZ」を実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。

イグニスのハンドル画像

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イグニス・ハイブリッドMZの走行性能

試乗してイグニスに一番驚いた点は静粛性です。本来このクラスのコンパクトカーって走行時の雑音が多いのは仕方がないと思いがちですが、イグニスは違います。とにかくこの車は静かです。

新型イグニスの全体画像

それもそのはず、イグニスのエンジンルーム内には遮音材が多く用いられているのでエンジンルームからのノイズがきちんとカットされています。

さらにハイブリッドでエンジンをアシストしてくれるので、ちょっとした坂道なども低回転で走りきることができます。

エンジンの回転数を上げなくてもスムーズに走る、それがイグニスが静かに走る要因かもしれません。

イグニスは加速もいいです。馬力は91psしかありませんが、車重が880kgと軽自動車並みに軽い。アクセルを踏んだ時の加速はかなり快調に感じます。

今回の試乗コースも直線が長い幹線2車線道路だったので、イグニスの加速性能を存分に体感することができました。

新型イグニスのタイヤまわり

ただ1点不満を言えば、加速は良いのですが走り出しだけは少しもたつきを感じます。

これはCVTだから仕方ないのかもしれませんが、停止時からアクセルを踏んでも遅れて加速するのがちょっとストレスです。走り出せば快調なのですが。

不満ついでにシフトにも不満が。シフトチェンジ時にシフトを見てもどこのポジションに入っているかが分かりません。

メーター内のディスプレイには表示されますが、せめてシフトをみてもわかるようにして欲しいです。

新型イグニスのナビ

ハンドルもとても軽く、カーブもスムーズで取り回しが良いです。最小回転半径が4.7mなので狭い駐車場などにも強い車といえます。

試乗では狭い道はありませんでしたが、ハンドルフィールは抜群だと感じました。

車高が高いので重心も高くアンバランスなイメージを持って試乗しましたが、実際に乗った感じでは曲がる時や60km/Lくらいの走行などでは車高が高い車でよくある嫌な揺れや撓みなどはなく、至ってスムーズな安定した乗り心地でした。

パドルシフトが付いているので、登坂時や下り坂でのエンジンブレーキ、追い越し時の急加速などでは重宝しそうです。

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イグニス・ハイブリッドMZの安全性能

イグニスを含むスズキの車は安全性能が充実しています。

まず車体は軽量衝撃吸収ボディーのTECTを採用し衝突時の衝撃を吸収・分散しています。TECTは安全性能の向上と軽量化に一役かっています。

またボンネットやフロントワイパーなどに衝撃吸収構造を取り入れ、歩行者との接触時に頭部や脚部への衝撃を軽減します。

万が一の衝突に備えて乗員への配慮も怠っていません。頭部衝撃軽減インテリアは室内のルーフサイドと全ピラーに衝撃吸収材を入れています。

頸部衝突緩和フロントシートは後方から低速で追突された際に効果を発揮し、シートバックとヘッドレストで体全体を包み込むように受け止めてくれます。

またSRSエアバックを運転席と助手席に全車標準装備しています。

この様にイグニスは歩行者にも乗っている人にも優しい安全設計なのです。

新型イグニスの横画像

走行時の安全確保には2つのカメラが役だっています。衝突を未然に防ぎ、軽減するデュアルカメラブレーキサポートもメーカーオプションで装着できます。

今回試乗したイグニスにもしっかり装着されていましたが、試乗で試すことはできませんでした。

この2つのカメラを搭載することにより、歩行者を検知して衝突の可能性がある時に「警報を発してくれます。

さらに衝突の可能性が高まると警報に加えて自動的に弱いブレーキが作動します。(前方衝突警報機能&前方衝突警報ブレーキ機能)

前方衝突警報ブレーキの状態でブレーキを踏むと、ブレーキがアシストして制動力を高めます。

そして極め付けはブレーキが間に合わない時は自動で強いブレーキをかけて、衝突の回避または軽減します。(前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能&自動ブレーキ機能)

その他誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などもついています。

様々な安全性能を搭載しているイグニス、安全性能はメーカーオプションのパッケージで付けることができます。

97,200円付けられるのであればコストパフォーマンスはいいですね。

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イグニスの燃費

カタログに記載されているJC08モードの燃費は2WDで28.0km/L、4WDでも25.4km/Lです。

実燃費は口コミサイトなどを見てみると2WDで19.5km/L、4WDで17.7km/Lくらいになっています。

新型イグニスの運転席

イグニスはマイルドハイブリッドなので、モーターアシストはするものの、EV走行ができません。

そのため他のハイブリッド車と比べて燃費が若干悪い結果となっています。

私が走行したのは3月の比較的寒い気温7度くらいの夕方でした。走行距離は7kmで実燃費は15km/Lしかありませんでした。

イグニスはボディーも軽く、エンジンも環境性能に配慮したK12C型のデュアルジェットエンジンなので熱効率を徹底的に追求した高い燃費性能を持っているので更なる低燃費が期待できます。

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イグニス・ハイブリッドMZの試乗記まとめ

スズキのコンパクトカーは用途によりカテゴリー分けされ、ソリオは居住性を求める方に、スイフトはスポーティーな機敏な走りに、そしてイグニスはSUVを好む方へと選択肢が多いです。

新型イグニスの正面画像

今回試乗したイグニスはSUVを意識した作りで車高が高く視界が高いので運転しやすいです、さらに車高が高いので下回りを擦る心配もありません。

インテリアもこだわりを感じるような近未来的な作りになっており、女性に好まれるデザインの車だと思います。

イグニスは様々なスズキ車の良いところを取りいれて作りあげているので乗っていてスムーズ、見ていて楽しい車だと思います。

低燃費で経済的にも優しいイグニスを是非実際にディーラーに足を運んで見て欲しいと思います。

私個人の感想としては今まで見たことが無い形やインテリアで走りもしっかり楽しめる車だと思います。

今後の売れ行きは更に上がっていきハスラーの様なヒット車種になるのではないかと思っています。

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【5人乗り】イグニスのメリット・デメリット(欠点)

 

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