トヨタ・シエンタ ハイブリッドXを実際に試乗運転してきた感想を書きたいと思います。
シエンタの安全性能
シエンタは安全性能も標準で装備されている物が充実しており乗っている人にも歩行者にも優しい車に仕上がっています。
まず標準で付いているのは「ドライブスタートコントロール」です。これはシフト操作時における急発進・急加速を抑制してくれる機能です。最近よく聞くシニア世代の踏み間違い事故などを未然に防いでくれます。
ヒルスタートアシストコントロールは坂道で実際に試してみました。
今までは発進時に急坂でブレーキを離すと車が少し後退することがありましたが、今回のシエンタはブレーキ油圧を保持してくれるので全く下がらず安心して発進できました。初心者はこんな状況に陥ったら焦ってしまい事故になることが多いので助かる機能です。
次に紹介するプリクラッシュセーフティーシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)は実際には体験できていませんしオプション装備になりますが、衝突の可能性がある時に警報やディスプレイ表示で知らせてくれ、ブレーキを踏むと強力なブレーキアシストをしてくれます。
万が一踏まなかった場合は自動ブレーキで衝突を軽減してくれるのです。
まだまだ機能は充実していますが、これだけでもシエンタは安心して運転ができそうです。
シエンタ・ハイブリッドXの燃費・走行性能
シエンタはハイブリッドもあるので燃費が気になります。
気になる燃費は以下の通りです(JC08モード)
種類 | ハイブリッド | ガソリン車 | |||
---|---|---|---|---|---|
グレード | G | X | G | X | X“Vパッケージ” |
2WD | 27.2km/L | 20.2km/L | 20.6km/L | ||
4WD | – | – | 15.4km/L |
シエンタのハイブリッドは27.2km/Lと7人乗りの車の中ではかなり燃費が良い印象です。
販売から年月が経っていることもあり実燃費の情報も豊富でハイブリッドで20km/Lを少し下回るくらいと思った方が良いでしょう。
ガソリン車では12~13km/Lくらいは期待できそうです。
後席にスライドドアを使っているのでその分の重量も燃費に負担がかかっていると営業マンが漏らしていました。
また同じトヨタのアクアは全く同じハイブリッドシステムを採用しているそうですが、アクアの方がハイブリッド専用車で全てにおいて燃費重視の構造にしている為、実燃費も25km/L以上出せるだと言います。
私はアクアも運転したことがあるので、その時の印象と今回シエンタに乗った感じと比べてみてもアクアの方がボディー重量が軽く視線が低いので加速がいい印象はありますが、シエンタも馬力も100PS以上あり1500ccのエンジンとは思えないほどの加速でした。
体感で言えば2000ccクラスの車に乗っていると思うほどの力はありますが徐々に加速する優しい加速です。
発進時のEV走行も他車のハイブリッドよりも熟成されているので、ある程度スピードが乗るまではEV走行を続けられています。
試乗中も信号からスタートして次の信号(約1.5kmくらい)までEV走行でストレスなく走ることができていました。
市街地の急なカーブでも安定してハンドルを切りまししたりしなくてもスムーズに曲がってくれました。
また舗装が弱った凸凹した道でも嫌な突き上げ感などがなくフラットな面を走っているような感じでした。
快適に走るという面でみればシエンタはかなり優れている車だと感じます。
シエンタ・ハイブリッドXの試乗記まとめ
今回試乗して感じたことは、シエンタは所々に優しさがありお子さまからお年寄りまで安心して乗ることができる工夫がいっぱいありました。
また、ハイブリッド搭載で燃費がいいのでお財布にも優しく地球環境にも優しい車です。
通常は5人乗りで使い、いざという時は7人にして使いこともできますし、2・3列目のシートを折畳んで荷室を広くすればミニバンのように荷物を積むこともできる使い勝手の良い車だと思います。
CMやカタログでは良さは中々伝わりませんし私の説明だけでもイメージは湧きにくいと思います。是非お近くのトヨタで試乗車を見て乗って下さい、きっと良さに納得してもらえると思います。
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