トヨタ・ヴェルファイア ゴールデンアイズの外観と内装を見てきたので画像つきでご紹介します。
国産ミニバンでラグジュアリーな車種と言えばアルファードとヴェルファイアです。
この二台は兄弟車で、共にトヨタを代表する売れ筋のミニバンになりました。
日産ではエルグランドが競合車としてあげられることが多いですが、ホンダやマツダ、三菱などでは競合するミニバンは存在しません。
高級ミニバンの人気を確固たるものにしたアルファードとヴェルファイア、今日は人気のトヨタ高級ミニバンの中からヴェルファイアを試乗しに、ネッツのお店に足を運んでみました。
ヴェルファイアの高級感や居住性の良さ、走行性能を実際に試乗して体感してみたいと思います。
試乗車はヴェルファイア・ゴールデンアイズ
今回試乗したのはトヨタヴェルファイアの特別仕様車ゴールデンアイズです。
ヴェルファイアのパワートレーンはハイブリッド車とガソリン車があり、ハイブリッドは2.5Lエンジンとモーターを組み合わせています。
ガソリン車は2.5Lと3.5Lエンジンを選択することができます。
ハイブリッドはフロントモーターとリアモーターの2つのモーターがアシストして、システム最高出力は197PSとなっています。
フロントモーターとは独立し、後輪を自在に駆動させるリアモーターを搭載しており4WDになっています。
ガソリン車は3.5Lが280PSとなっており、かなり馬力が高いです。
一方2.5Lは182PSとハイブリッドや3.5Lエンジンと比較すると小さいですが、このサイズのミニバンであれば十分な走行能力を持っていると思います。
ゴールデンアイズは特別仕様車ということもあり、装備も充実しています。
一例をあげると、フロントグリルやバックドアガーニッシュがダークメッキとなり、ヘッドランプがその名の通り、ゴールドメッキエクステンションになります。
ヴェルファイアのグレードは特別仕様のゴールデンアイズの他にも多く設定されており、様々なニーズのドライバーに対応できる様になっています。
それぞれのグレード別の価格を以下で確認しておきます。
(円) | ハイブリッド | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
X | V | V Lエディション | ZR | ZR Gエディション | エグゼクティブ ラウンジ | |
4WD | 411万 | 477万 | 535万 | 491万 | 550万 | 703万 |
(円) | ガソリン3.5L | ||||
---|---|---|---|---|---|
ZA | ZA Gエディション | ZA ゴールデンアイズ | VL | エグゼクティブ ラウンジ | |
2WD | 414万 | 458万 | 431万 | 484万 | 652万 |
4WD | 433万 | 477万 | 451万 | 503万 | 671万 |
(円) | ガソリン2.5L | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
X | Z | Z Gエディション | Z ゴールデンアイズ | Z Aエディション | V | |
2WD | 319万 | 357万 | 417万 | 392万 | 375万 | 399万 |
4WD | 344万 | 382万 | 442万 | 417万 | 400万 | 424万 |
ヴェルファイア・ゴールデンアイズの外観
ヴェルファイアのエクステリアは国産最高級ミニバンの風格を纏い、堂々としたデザインが印象的です。
フロントマスクはフロントグリルのダークメッキ加飾とエンブレムがマスクの大半を占めており、重厚感があります。
3本縞のグリルの合間に上手く埋め込まれているヘッドライトは、ゴールドメッキエクステンションで他のグレードのヴェルファイアよりも、より上質感を増します。
ダークメッキフレームガーニッシュが付いたハロゲンのフォグランプもメッシュ地に横縞のフレームに囲まれており、スタイリッシュです。
リアデザインはクリア調のコンビネーションランプと、バックドアガーニッシュが上手くマッチしており、フロントデザインの印象と同じく重厚感を感じます。
サイドは立体感を上手く表現しており、風を押しのけていく様な躍動感を放っているデザインです。
18インチの大きなアルミホイールも高輝度塗装を施しており、躍動感満載のサイドビューを更に精悍に仕上げています。
今回試乗したヴェルファイアのゴールデンアイズのボディーカラーはブラックで、ヘッドランプのゴールドエクステンションやメッキのダークブラックが映えていましたが、他にもグレーメタリックと、オプション色でホワイトパールクリスタルシャインとバーニングブラッククリスタルシャインガラスフレークの計4色があります。
ヴェルファイアにはゴールデンアイズのカラーに加え、シルバーメタリック、グレイッシュブルーマイカメタリックや、オプション色でスパークリングブラックパールクリスタルシャインが加わり、計7色になっています。
エクステリアはゴールデンアイズとZA/Z“Gエディション”、ZA、Z、Z“Aエディションがフォグランプ周りをシルバー加飾にしており、スタイリッシュなデザインでおススメですね。
ヴェルファイア・ゴールデンアイズの内装
ヴェルファイアのインテリアは高級感に溢れており、使い勝手も良いです。
まず後部座席のスライドドアですが、両側がワンタッチスイッチ付パワースライドドアになっています。
パワースライドドアにワンタッチで開閉可能なスイッチを採用しているので、子供でも開け閉めが楽です。
乗車定員は7名となっており、2列目シートはリラックスキャプテンシートとなっており、最大830mmのロングスライドが可能になっています。
レバー操作でシートを中央寄りに横スライドさせて、後端までスライドさせるとゆったりと足を伸ばしてリラックスできます。
まるでラウンジで寛いでいるかの様な素晴らし座り心地です。
マニュアルオットマンや無段階調整が可能な回転式アームレストなどもリラックスできる空間を創り出します。
シートの材質もウルトラスエードを使用しているので、繊細な肌さわりで、優しく包み込まれる通気性や透湿性が良いシートです。
3列目シートには3名乗車することができますが、荷物が多い時などは左右両端に簡単に跳ね上げて格納できるスペースアップ機能を採用しています。
2列目シートや3列目シートへの乗り込みも楽です。180mmあるステップと地上からステップまでの高さが35mmと低床化されています。
スライドドアは開口幅が780mmと広いことや、アシストグリップを大型化したことにより使い勝手は更に向上しています。
フロントですが、シートは6ウェイマニュアルシートになっています。
グレードの高いヴェルファイアでは8ウェイパワーシートを採用していますが、今回試乗したヴェルファイアのゴールデンアイズはマニュアルになっています。
そこは是非パワーシートにして欲しいものです。
助手席にはマニュアルのオットマンが装着されています。2列目シート同様にリラックスしながらのドライブを楽しむことができそうですね。
ハンドルは本革巻き4本スポークで、黒木目調になっています。
ステアリングスイッチで、オーディオ、マルチインフォメーションディスプレイ、音声認識、ハンズフリーの操作が可能です。
ステアリングから手を離さずに色々な操作ができるのは利便性が良いです。
チルトとテレスコピックの可動域が大きいので、体格に合わせた調整ができて快適なポジションでの運転が実現します。
シフトレバーも黒木目調になっており、7速スポーツのシーケンシャルシフトマチックとなっています。
室内のアクセントは黒木目調で統一されており、落ち着いた雰囲気にまとまっています。
メーターはスピードメーターとタコメーターが丸2連メーターになっており、センターにはインフォメーションディスプレイを配置したオーソドックスなレイアウトになっています。
パーキングブレーキは電動になっており、パーキングブレーキの作動と解除をスイッチ1つで行えます。
ブレーキホールド機能を使うと、信号や渋滞時にブレーキを踏んで停止した時にブレーキを保持し、アクセルを踏むと解除されます。
照明関係では、LEDルーフカラーイルミネーションをトヨタ初でヴェルファイアに導入されています。
後部座席を包み込む様に天井にラインが走っています。16色の豊富なバリエーションが高級感と先進感のある居住空間を演出します。
パーソナルランプもフロントに2個とリアに4個ついています。
ゴールデンアイズにはバルブランプが付いていますが、ハイブリッド車やガソリン車の一部にはLEDの仕様があり、LEDであれば3段調光と間接照明の様な効果をもたらすトヨタ初のラウンジモードが設定されています。
エアコンは前席左右と前後で独立温度コントロールすることができるフルオートエアコンです。
排気ガス検知式内外気自動切替システムやナノイーを放出するので、室内を爽やかな空気環境に導いてくれます。
収納は大型ハイグレードコンソールボックスやグローブボックス、オーバーヘッドコンソールなどを含め、全12箇所の収納アイテムが充実しています。
荷室スペースは3列目シートの薄型化により、スペースアップ時の荷室幅を拡大しています。
また、床下収納を大容量化することで高さがある荷物の収納性も向上しています。
夜間の使用も想定して、左右にランプが設置されているのも細やかな配慮を感じます。
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