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マツダ「CX-5」の良い点・欠点(5人乗り)ディーゼル燃費18.0km/L、246万円~

新型CX-5は2016年12月に日本で発売が開始したクロスオーバーSUVになり、現行モデルで2代目になります。
SUVと言えば機能面ばかりが重視され無骨な見た目のモデルが多いのですが、その点CX-5は魂動デザインを採用しており、スピード感を強調したどこか都会的なエクステリアです。

CX-5の全体画像

ラインナップは、ガソリン仕様が2.0L・2.5Lモデルを、ディーゼル仕様は2.2Lモデルの3種類を用意しています。
このクラスの日本車ではディーゼル仕様の設定があるのはCX-5だけになるので、ある意味貴重な1台になります。

CX-5後方画像

ボディーサイズは、全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mmとワイドボディーでやや扱いにくいところもありますが、室内の居住性・荷室容量も高いのは魅力です。
スキー等の長尺物を真ん中に積んで大人4人がゆったりと乗れる車はこのクラスでは他になく、バランスの良い車種に仕上がっています。

新型CX-5・ディーゼル(外観・内装の評価)

新型CX-5・ディーゼル試乗記(走り・加速性能)

CX-5の良い点(メリット)

①ディーゼル車はコスパ良し

新型CX-5はガソリン車に2.0L・2.5L直列4気筒エンジン・ディーゼル車に2.2L直列4気筒ターボを搭載しており、ガソリン車でJC08モード14.6km/L~16.0km/L・ディーゼル車で17.2km/L~18.0km/Lの低燃費を実現しています。

ライバル車のエクストレイルと比較すると、ガソリン車が15.6km/L~16.4km/L・HV車が20.0km/L~20.6km/Lとなっており、数値上ではやや劣っています。
しかし、ディーゼル車は燃料費のコストが安いので、トータルで考えればCX-5もありです。

②荷室容量は505Lと十分

フル乗車で奥行き960mm×幅1,030mm×高さ850mmの新型CX-5は、SUVながらゴルフバッグを4つも載せられ、容量は505Lあります。(サブトランクを含む。)また12V電源ソケットやラゲッジフックも完備しており、使い勝手も良好です。

CX-5ディーゼルの荷室

シートを倒すと最大で奥行きは1,810mmまで拡大し、広大なフロアが出現します。
シートの格納はラゲッジ側にレバーが設置してあり、イチイチ車内に移動しなくても良いのも嬉しいポイントです。

CX-5の後部座席シートアレンジ

③予防安全装備はピカイチ

ミリ波レーダーとカメラを使用した自動ブレーキシステムであるアドバンストSCBSを全車に標準装備した新型CX-5は、旧型モデルまでは車両のみが対象でしたが、今モデルは歩行者にもしっかりと作動します。
作動速度域も旧型は約4~30km/hでしたが、新型は約4-80km/hまで拡大しています。(歩行者検知は約10-80km/h)

CX-5正面画像

この他にも交通標識を読み取り、警告・安全運転を促す交通標識認識システムなどの危険認知支援技術も進化しており、幅広いシュチュエーションでドライバーをサポートしてくれます。

④4.0L並の圧倒的なパワー

SKYACTIV-D 2.2エンジンを搭載した新型CX-5は、最高出力175馬力・最大トルクは42.8kgmと凄まじいスペックを誇ります。
パワーは実に4.0LV8ガソリンエンジン並となっており、力強い走りが魅力です。

CX-5ディーゼルのハンドル

ディーゼル車と言えば独特のカラカラ音が特徴ですが、CX-5はナチュラルサウンドスムーザーにより振動を吸収し、機械的に相殺してくれます。圧倒的なパワーに加え静粛性も高く、一クラス上の上質さとなっています。

⑤居住性&使い勝手が向上

室内(長1,890mm×幅1,540mm×高1,265mm)とSUVとしては十分な居住性を確保した新型CX-5は、大人4人が乗車してもゆったりとした設計となっています。
特に後席は新たにリクライニング機能が加わり、長時間のドライブでも疲れにくくなっています。

CX-5ディーゼルの後部座席からの画像

また後席中央の背もたれには大型アームレストも内蔵されており、快適性がアップしています。
アームレストには2本分のドリンクホルダーに加え、充電用のUSB端子を備えるなど、使い勝手の面でも向上しているのも見逃せないポイントです。

CX-5・ディーゼル後部座席

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CX-5の欠点(デメリット)

①ディーゼル車は300万円超え

新型CX-5は、ガソリン車が246万円~・ディーゼル車が277万円~といった価格になっています。ディーゼル車で4WD車を選択すると車両本体で300万円オーバーとなり、ハードルは高めです。

CX-5・XDプロアクティブのインパネ周り

装備・性能が違うので一概には比較出来ませんが、ライバル車のエクストレイルと比較するとガソリン車が223万円~・HV車が266万円~となっており、10万円程度エクストレイルの方が安い設定となっています。
初期費用を抑えたい方にはこちらの方が良いのかもしれません。

②全幅1,8m超えは大きすぎ

全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mmの新型CX-5は、ノーズ部分が長く前方の見切りはあまり良くありません。
慣れれば問題ないかもしれませんが、車幅も1,840mmと大きい事もあり、日本の狭い路地だと扱いが大変&駐車場を選ぶ必要がありそうです。

CX-5ディーゼル後方画像

また最小回転半径も5.5mと小回りは効かないので、Uターンの時や狭い駐車場では苦労するかもしれません。(SUVの最小回転 半径は5.3~5.8m)

↓CX-5の試乗車レポはこちら

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