三菱

アウトランダーPHEV(外観・内装の評価)後部座席はゆとりある広さ、3列目なし

三菱アウトランダーPHEVの外観と内装を見てきたので、写真付きでたっぷりご紹介したいと思います。

アウトランダーPHEVは、ハイブリッドの次世代型ともいわれるPHEVを搭載しています。

アウトランダーPHEVの全体画像

三菱のアウトランダーと言えば、三菱が誇る4WD技術を惜しみなく搭載して走破性が高いことで知られている車ですが、そのアウトランダーにPHEVを搭載している車とは一体どんな走行性能を持っているのか気になるところです。

今日は今話題のPHEVを搭載したアウトランダーPHEVを1泊2日でお借りして試乗する為に三菱自動車のディーラーに足を運んでみました。

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試乗車はGセーフティーパッケージ

今回三菱自動車に貸して頂いたアウトランダーPHEVは『Gセーフティーパッケージ』というグレードです。

『Gセーフティーパッケージ』はアウトランダーPHEVの中では下から2つ目のグレードになっていますが、装備はかなり充実しています。

ステアリングヒーターやLEDフォグランプ、e-アシスト、18インチラウンドリムタイプアルミホイールなどが標準で付いており、オプションでつけるような装備も標準装備でついているのが嬉しいですね。

PHEVなのでモーターを搭載している為、最大馬力は高くエンジンが118ps、モーターは前後それぞれで82psあります。

最大トルクもエンジンで19.0kgf・m、前モーターは14.0kgf・m、後モーターは19.9kgf・mとなっています。

アウトランダーPHEVはツインモーター4WDを搭載しているので大きな初動トルクを発揮して滑らかな加速と発進性が体感できることや、前後輪が独立した高出力モーターを搭載していることで、より細やかな四輪制御が可能になっています。

今回試乗したアウトランダーPHEVのGセーフティーパッケージの気になる車両本体価格と合わせて他のグレードの価格は以下で紹介します。

グレードSエディションGナビパッケージGセーフティーパッケージM
価格468万432万397万365万

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アウトランダーPHEV・Gセーフティーパッケージの外観

アウトランダーPHEVのエクステリアをみていきましょう。特徴的なのは車高が高く、高い走破性をもつ四駆車特有で、床が高いという点です。

全高は1,710mmあり、地上からボディーまでの高さは190mmもあります。

アウトランダーPHEVの横画像

フロントのデザインは少しつり目のヘッドライトと太めの2本スポークのグリルの相性がよく、SUVらしい力強いデザインになっています。

アンダーグリルは開口部が小さいものの、ブラック塗装にしたことと、シルバーガーニッシュでサイドを縁取りしているので口を開けている様なワイルドな印象を与えています。

アウトランダーPHEVの正面画像

セーフティーパッケージより上のグレードには専用のLEDフォグランプが付いており、こちらもライト周りにブラックとシルバーの縁取りがされているので質感を大幅にアップしています。

ライト類は全てLEDで統一しており、昼間では良さはあまり伝わりませんが、夜間ライトをつけた状態でアウトランダーPHEVを見てみると、とてもスタイリッシュでスマートな格好良さを感じます。

アウトランダーPHEVの夜間画像

アウトランダーPHEVのヘッドライト

リアデザインも堀が深い顔つきで、パンダの様な顔付のライトデザインが三菱車特有のデザインになっています。バンパーについている反射板が大きいのもSUVの特徴が出ていますね。

アウトランダーPHEVの後方画像

アウトランダーPHEVの夜間リア画像

サイドのデザインはパジェロ程クロカンらしさがありませんが、ガッチリとしたデザインで見た目からも走破性の高さを感じることができます。そう見えるポイントの1つが18インチのホイールでしょう。

アウトランダーPHEVの横側画像

アウトランダーPHEV『Gセーフティーパッケージ』のアルミホイールは18インチのラウンドリムタイプのアルミホイールを採用しており、ベースグレードMの16インチアルミよりも2インチのサイズアップがなされています。

アウトランダーPHEVのタイヤ画像

今回試乗したアウトランダーPHEVには電動ガラスサンルーフがオプションで装着されていました。

このオプションは97,200円で付けることができます。通常の走行ではあまり使わず、試乗した日も30度を超える炎天下でしたので実用性の面では低い様に感じました。

でもせっかくのSUVなので、キャンプに良く行く方や星空を見に出かける人には寒い日などは車内からきれいな星を上に眺めることができるのでガラスサンルーフは良いと思います。

アウトランダーPHEVは給油口が2つついています。1つはガソリン用の給油口で、これは皆さんもお馴染みだと思います。

もう1つはPHEVの充電プラグを差すソケットになっています。

ソケット部は運転席側の後部についており、エンジンを切ることでロックが解除され、手で少し押すだけで開くことができます。

アウトランダーPHEVの給油口1

中にはソケットが2つあり、大きいソケットは急速充電用で約25分で80%まで充電を回復させることができます。

もう一つの小さいソケットは普通充電用です。こちらは4時間で満充電にすることができます。

アウトランダーPHEVの給油口その2

最後にPHEVのロゴがリアと両サイドについています。青字にシルバーの縁取りがされていてシンプルでありながらPHEVであることをしっかり主張していますね。

アウトランダーPHEVのロゴ

全体的にみるとSUVらしい力強いデザインとでありながら、クロカンの様な威圧感がなく、街乗りでも周囲に溶け込めるような作りになっています。

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アウトランダーPHEV・Gセーフティーパッケージの内装

アウトランダーPHEV『Gセーフティーパッケージ』の内装はブラックで統一されています。やはりSUVの様なアウトドアで使う機会が多い車はブラックが無難ですね。

まずステアリングは本革のステアリングを採用しており、革の質感はサラサラしており、手との馴染み具合が非常に良かったです。

ステアリングスイッチはオーディオ操作とオートクルーズコントロールの操作スイッチになっています。

アウトランダーPHEVのハンドル

アウトランダーPHEVのシフトノブは飛行機の操縦桿を思わせるデザインで斬新です。

操作後はかならずセンターにポジションが戻る為、入れたいギアポジションに都度動かす様になっています。

運転席からシフトノブまで少し距離があるので少し操作しにくかったです。

アウトランダーPHEVのシフトノブ

パーキングブレーキは電動で、スイッチ一つの操作でできるのが楽です。

オートホールド機能も備えていますので、スイッチONでブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持してくれます。

アクセルを踏めばホールドが自動に解除させるので、ドライバーの負担も軽減されますね。

エンブレはステアリングについているパドルシフトで対応できます。パドルシフトはむしろエンブレにしか使わないのでとも思います。

正式名称もパドルシフトではなく、アウトランダーPHEVでは「回生レベルセレクター」と称しています。

回生ブレーキ力はB0~B5までの6段階で調整することができ、最大レベルのB5では駆動用のバッテリーの充電に最適、回生力の全く働かないB0はアクセルを離しても惰性走行となり、ニュートラルの様などこまでも進んでいく様な走りを体感できます。

アウトランダーPHEVのメーターはアナログ2連の丸メーターに加え、センター部に4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを配置してます。

左側のメーターはタコメーターかと思いきや、パワーメーターと称する、PHEVの作動状態を示すメーターになっています。

アウトランダーPHEVのメーター

マルチインフォメーションディスプレイはポジション表示や燃料計、バッテリー残量に加え、トリップメーター、燃費計、ドライブモード、S-AWDの状態、エネルギーフロー表示があります。

切り替えスイッチが運転席右側のパネルについているので、運転中の切り替えがやり難いのが難点です。

アウトランダーPHEV『Gセーフティーパッケージ』のシートはスエード調素材と機能性素材とのコンビネーションで、サイドのホールド性も抜群です。

今回片道100kmの走行をしましたが、腰や背中への疲労感は全く感じませんでした。

夏場で乗りはじめなどは暑いですが、嫌な蒸れ感なども感じず快適な座り心地です。

アウトランダーPHEVの運転席画像

運転席だけは電動のパワーシートになっていますが、助手席側は手動での調整となります。

シートヒーターは両席ともについており、ステアリングヒーターも付いています。

アウトランダーPHEVのシート

パネル関係では、ナビ周辺がピアノブラック調になっており、シフトノブ周辺やダッシュボードはブラックの木目調のパネルになっているため、質感が高く感じるようになっています。

アウトランダーPHEVのナビまわり

アウトランダーPHEV『Gセーフティーパッケージ』の後部座席(2列目)はゆとりあるスペースになっており、シートの背もたれも若干可動させることができますが、ワンボックスカーの様に深く倒すことが出来ないので、あまり実用性はないのかなと感じました。

アウトランダーPHEVの後部座席

2列目シートは6:4で倒すことができるので、荷室を広く取りたい時はフルフラットにでき、長い物を積みたい時には片側のシートを可倒ことができます。

アウトランダーPHEVの2列目シートを倒した状態

アウトランダーPHEVは、後部座席を使用した状態でもラゲッジスペースはかなり広く、3列目のシートを設置することもできるのではないかという位の広さはあります。

実際にアウトランダーのガソリン車は3列シートの7人乗りですが、PHEVはモーター搭載の関係で3列目の足元スペースが確保できないそうです。

アウトランダーPHEVの2列目使用時の荷室

アウトランダーPHEVのラゲッジスペースとフロアコンソールの背面には3極のコンセントが設置されているので、家庭用の家電製品を1500Wまで使用することが可能です。

ただし使用時には運転席にあるAC1500Wと記載されているスイッチをONにする必要があります。

最後に収納スペースです。収納スペースは充実しておりグローブボックスやフロアコンソールボックスをはじめ、全10か所のスペースが確保されています。

↓運転した感想はこちら

【5人乗り】アウトランダーPHEVのメリット・デメリット(欠点)

 

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